042.Mission No.001 (8)
「室長、今回の犯人ですが ランタさんとユカさんが関わっていました。
それからサキさんが人質に取られていたようです。
犯人は捕縛しましたが、後のフォローお願いできますか?
特にサキさんは今は気丈に振る舞っていますが相当応えているはずです。
そのー現場がちょっとひどいことになっているかも知れませんが・・
どうやって捕えたかとか、とやかく言われる様だったら、
ランタさんとユカさんの件を引き合いに出して許してもらってあげて下さい。
2人も潜入を許した責任を問えばなんとかなるかもしれません」
「そうね、龍の顎がらみだから、
おそらく公安が出しゃばってくるだろうから捜査課は手を出せなくなると思う。
貴方がたには今後公安の監視がつくでしょうね。
事情聴取は避けられないわ」
「その前に人事部に殴り込みに行きます」
「それは私がやっておくわ、公安・・さっそく来たみたいよ」
「公安の犬田だ、猫山は居るか?」
こわそうなおっちゃんだ
「俺です」
「お前か、話がある、来い」
「いきなりお前呼ばわりは失礼ですよ、
これでもここの責任者です」
「悪かった、とにかく来い」
「少し待って下さい、今ようやく人質監禁事件を解決して後処理が残っています」
しまった俺も風呂に入っていない。
「事件解決のためにちょっと風呂に入ってないのでこのまま行くと臭いですよ、
それでもいいですか? 良いんですよね?」
「シャワーを浴びてからでいい、俺は鼻が敏感なんだ」
犬田だからかな?
時間を稼げた
「俺が居ない間を頼む、
ユウキさん、後処理が終わったら家に帰ってサキさんのフォローしてあげて。
ユーゾー君、例のやつを進めて、
ゴーダさん、皆の安全を確保して、
各自いつもの事をいつもの様に」
犬田には見えない様にハンドサインで5と6を出す。カテゴリ5、コード5 (内部組織脅威5)だ、
スマホはまだアイテムボックスにはいったままだ、
こそっとユーゾーくんからGPSを受け取り、着替えた時に靴下の裏に忍び込ませる。
これで追跡可能になるだろう。
盗聴器付きのダミーのスマホも受け取る。
どこかで取り上げられるかもしれないけど、それまでは盗聴できる。
「他には俺は人身御供にされたと言っておいてくれ」
「人聞きが悪いな、普通の事情聴取だ」
「あなたがそう思っているだけかもしれないですよ。
公安内部に龍の顎の手先が居るのは明白です、潜入員が3人も始末されるなんてね、
うちにも手先が2名紛れ込んでいたんですから、もう絶対に居ます。
でも、貴方は違うようだ、俺を守ってもらえませんか?
龍の顎は今回の件で必ず俺と接触してくる、おそらく公安内部でね
俺としても公安内部なら仲間に迷惑がかからないから都合いいんですけど・・
それが明らかになってしまうとですね公安組織自体が大変なことになると思うんですよ。
膿を出すという意味では良いかも知れませんが。
これは脅しではなくて、忠告です。
俺ちゃんと言いましたからね」
「怖いこと言うなよ」
「さあ、潰しに行きましょう」
「わかった、俺が守る」
「ちゃんと防弾チョッキ着てます?」
「だから怖いこと言うな」
「忠告はしましたからね、生命保険入ってますよね」
「いい加減にしろ」
「俺もね仲間を守りたいんですよ、どんな手を使ってでもね」




