027.ミステリー研究室(2)
「僕は超人説を推すね」
俺は超人じゃないから大丈夫だな
「で、なんでまたこんな所でこんな事を?」
「鬱憤晴らしじゃないかな、力を持て余して・・。
だけど時空嵐説にも惹かれるねぇ」
もうなんでもいい
「地磁気の変化のリアルタイムモニターの記録を見てみたらどうでしょうか?
センサーが時空嵐に影響されるかはわからないですけどね」
「おいっ、聞いてたか記録を取り寄せろ」
「了解っす、班長!」
動きが良いね
「いや済まないね、ちょっと忙しくなりそうだからまた来てよ」
「失礼します」
・・・・
「ふぅ〜、室長、あのノリは嫌だな」
「必ず絡むのよ、有りもしない事実を突きつけて、反応を楽しんでいるみたいだけど、
私も嫌い」
良かった室長とは気が合うね。
「私も、室長を問い詰める様な態度は許せません」
ユウキも味方だ、嬉しいね。 やっぱ仲間はいいなぁ。
「室長、班長には何処に居ても繋がりやすいように衛星電話支給してもらえません?」
「予算がないわ、自前で準備して」
しょぼん
いいもんね、俺の個人予算はあるからね、買っちゃお。
ユーゾー君に言ったら、
“まだ持って無かったんですか、僕なんか必需品だから即買いですよ”
だってさ。
この部屋からめったに出ないのに必需なんだね。 よくわからん。
でも同じの買っちゃったよ。
結局原因はミステリー研究室によって “突発的時空嵐” と結論づけされた。
おそらく間違いじゃない、俺が突発的に起こした時空嵐みたいなものだからね。
俺が予想したように地磁気や電磁波に大きな影響があったみたいだ・・今後注意しよう。
常に地磁気の異常を検知していてミステリー研究室がやってくるかもしれないからね。
しまった。
磁気に影響するということは、磁気によっても攻撃が影響されるかもしれない。
また、磁気センサーによって攻撃のタイミングとか方向を検知されて対策されるかもしれない。
その場合の磁気センサーは近距離か遠距離かでも対処方法が異なる。
近距離設置型であれば小型EMP爆弾などでセンサーを無効に出来るかもしれないが、複数の遠距離センサーをリンクさせて検出するタイプだとそれは難しい。
色々実験してみよう。
強力な磁石の間に対象物を置き爪撃を加えてみる。
狙い自体の精度もあるが、少しずれる気がする。
強力な高周波磁気パルスであれば威力も上げられるので、連続使用されたら、その範囲で攻撃が届かなくなるかもしれない。
これは遠距離では出来ないだろうから小型EMP爆弾で制御装置をこわせればなんとかなりそうだ。
小型EMP爆弾の準備は必須だな。
それと結界の性能はどうだろう、強力マグネット弾とかマイクロ波攻撃などにたいして持ちこたえられるだろうか?
結界というものがどういうものかわからないので実験してみるしか無いな。
強力マグネットを結界に押し付けた時と、普通の金属を押し付けた時の反発力の差を測ってみた。
結果は差がなかった。この程度では検出できないかもしれない。
マイクロ波に関しては電子レンジで実験した。結界で覆った水の温度が上がればマイクロ波を通す事になる。
結果、家庭用の電子レンジレベルでは中の水の温度に変化は無く、影響を遮断できることがわかった。
これ以上の実験は個人レベルでは難しそうだ。
かといって、専門機関に頼めば秘密がバレてしまう本末転倒だ。
課題は多い。




