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梟と俺のミッション 〜想定外なんて言い訳にもならない〜  作者: ぽしょなれ


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111/113

111.開祖様来国

神龍の使徒の教皇、開祖様一行が神龍神聖王国にやってきた。


滞在先は教会になる。


国賓でもあるので俺が同席する・・・いや枢機卿だから当然か。

そもそも神龍の使徒とは俺のことで、開祖様は龍玉の守り手である。が、それは秘密。


「私だけ安全なところに来てしまって良いのかしら」


「いや、聖騎士も居ますし、俺達も居ます、幹部たちは仕事があるので仕方ないです。

 開祖様、歓迎いたします」


「なによ、改まって」


「一応、ここの大司教が居ますしね。

 ここでも翔龍祭やりますか?」


「そうね、神龍の使徒としては見せておかないとね・・って貴方の方がすごいでしょ」


「もちろん俺は国王ですからね・・・少しはすごくないと威厳が保てないですからね。

 神龍を崇める使徒としての儀式をお願いします」


「はいはい、わかりましたよ。 ねえ、遊びに来てよね」


「もちろんです。 それと俺達はこの国の心の支えとなる存在なんですから、

 相応の振る舞いをお願いしますよ」


「いつから私の親になったのかしら?」


「いや、貴方が親みたいなものなんですからね」


「迷える我が子達よ・・・って感じ?」


「演技しすぎると後が大変ですよ」


「そうね自然体でいくわ」


ま、こんな話をしながら教会に入っていく。


えっ、教会が満員・・って満員って何人?


1000人ほどが参列している・・・祭壇への道は狭い、1列になって進んでいく。


流石に押し寄せる事は無かった、行儀はいいようだ。


祭壇に経つと一斉に跪く・・・跪けなかった、そんなスペースは無い。


開祖様と枢機卿の私を中心に大司祭たちが後ろに並ぶ


衣装は派手すぎず、地味すぎない清楚な出で立ちである。


元国王の神龍神聖王国の大司教が催事進行を行い行事を進めていく。


この行事は、日本の教会の行事を参考にしてこの国独自のアレンジをしている。


行事が一通り終わると、まだ興奮やまぬ信者を残して教会宿舎へと向かう。


そこでこの国の重鎮・・って俺か、と協会関係者との晩餐会である。


食事はそれほど豪華ではなく国民性が表現されたこの土地の料理である。 この国の人にとっては豪華な食事なのだけれど。


それも


「心からのおもてなし、感謝しますわ」


の一言で報われる。


いや、材料とかはほとんど俺が準備したんだけど。


翌日、聖騎士達は現地正規軍の訓練の様子を見ると


「あれはなんだ? 俺達にもくれ」


如意棒君を見て欲しがるという始末だ。


こいつら言えば何でもすぐにもらえると思ってやがる・・・。


「正規軍のメンバーと試合をして勝ったものには如意棒君を渡そう」


「おーーやったるぜぃ」


意気込みは良かったが、結局誰も勝てなかった。


「おい・・、俺達、聖騎士だよなぁ?・・」


「ああ・・そうらしい・・だが、たまたま聖戦にちょっと参加しただけだからな・・強いわけじゃない」


「それでいいのか? 聖騎士を名告れるのか?

 俺達、聖騎士といわれていい気になっていたけど、教皇を守らないといけないんだよな、

 いつも最前線で戦ってくれたのは枢機卿だ、

 この間だってお守りを使って2対1でかろうじて押さえていただけだ・・・情けない」


「マズイな・・俺達の存在意義が・・・」


翌日から正規軍に混じって訓練を始めた。・・・がんばれ。


全員 “名ばかり聖騎士” に見切りをつけたがっている、いい傾向だ。


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