106.Mission No.008(2)
どうやらみんな騙されて誘い出されて捕らわれたらしい。
セキュリティによって拠点には入れなかったのでサキに化けて俺に近づいたという事だ。
どの様に誤魔化して俺にセキュリティを解除させようと思ってたんだろ?
これで分かった、俺達に敵対する組織があるって事だ。
龍の顎の問題は無くなったのにまたか・・
「おいっ、お願いだ、服を買ってきてくれ」
立ち去ろうとする俺達に懇願してきた。
「これをやる」
アイテムボックスにあった、パーカーとスウエットパンツをあげた。
「ありがとう、で、縄をほどいてくれないか・・このままじゃこの姿で発見されることになる・・」
如意棒君を槍の形にしてしゅっと一振り、縄を切った。
あ、ちょっと皮膚も切っちゃった・・・ゴメン
「お前も組織から追われることになるだろう、それは餞別だ。 劣化版だがガンバレ」
「劣化版は余計だっ」
と捨て台詞を残して去っていった
「逃がして良かったんですか?」
「能力も使えないしいいだろ、捕えたとしても牢屋か護送中に消されるだけだ。
組織から追われる立場になればもう襲ってくることもないだろ」
「最後のチャンスとかでけしかけられたら」
「俺のパーカーを恵んでやったんだぞ、そんな恩を仇で返す様なまねはしないだろ」
「パーカーごときで?」
「彼女にとって今のパーカーは掛け替えのない価値を持っているはずだ・・・たぶん」
「恨んでるかもよ」
「あまりに劣化版で・・・可哀想になってな・・」
「はいはい、お優しいことで」
なんか俺に厳しいなぁ
「そんな事より敵の正体を突き止めよう」
一応本部長には真実を報告しておいた。捜査協力をしてもらわないといけないしね。
・・・
調べていくとFBIに捜査協力していたウマイ・ショージンに行き当たった。
彼は異能能力者集団『エクセレンター』のメンバーらしい。
そして、あの劣化版も・・・
あ、名前きき忘れたなぁ・・どうせ名前なんて有って無いようなものだろうけど
ちょっといじめすぎたかな。今度会ったらあやまっておこう。
でも、そもそも奴が俺の周りを嗅ぎ回っているのが悪いんだけど。
その、エクセレンターはCIAとも関係しているらしい。裏の世界では有名な組織らしい。
ラーマがCIAの仕事で嵌められてFBIに追われてるって言ってのにも関係するかもしれないな。
そのエクセレンターが龍玉の力に目をつけたらしい。
欲しいだろうけど適合者しか使えないし・・水の龍玉以外は俺が持っているの誰も知らないはずだ。
神龍の使徒にも危険が迫っているかもしれない
あ、ダミーの龍玉・・
失念していた、ダミー龍玉の位置を確認してみる・・・祠に置いた3つの龍玉は無くなっている・・・
一つは日本にある・・・残りは海外のようだ、認識域から外れている。
ダミーだから問題はないけど・・・
おそらく龍の顎の過激派メンバーから情報を得て見つけ出したのだろう
6個ある事は彼等に知られている、
残り3個は神龍の使徒に水の龍玉、俺の所に幻の龍玉、火の龍玉は俺が破損させた
コンプリート特典のある事は知っていたとしても、一つが破壊されているのも知っているだろうからそれは狙ってはいないはずだ。
龍玉の個別の力など知れているのに・・・知らないか
龍玉を持つだけで力を使えるとは思っていないだろう・・では何故?
力を使えないのに象徴としても使えないだろうし・・まさか適合者が居るとか?
そうだと仮定すると、
持っている3つの龍玉を持てば文字が光っただろう・・でも力は使えない・・ダミーだからね
候補者ではあるが適合者とは言えないだけだと判断すれば、適合する龍玉を探すはず・・




