101.神龍神聖王国(5)
面倒なことになった、どうしようかと悩んでいる所で目が覚めてしまった・・・
どうやら色々と考えているうちに寝てしまっていた様だ。
敵国からの襲撃は無かった。 良かった。
でも、これは単なる絵空事ではない。
実際に攻撃されればこの様な対応が出来てしまうという事がちょっと怖かった。
攻撃されないことが一番いいな。
逆に標的になるような魅力のある国にならなければいけないのかもしれないけど。
国の主要輸出品であるシースライムソルトの売れ行きは好調だ、
“シー・スライム・ソルト” が正しいんだけど、“シース・ライム・ソルト” と思っている人が多い。
えー “ライムの皮の味” しないじゃんとか言われる。
それを言うなら “ライム・シーツ・ソルト” なんじゃないの? とかも言われる。
何を言われても、売れるからそれでいい。 あえて議論しない。
限定100万トンだったけど、まだ国内用の在庫もあるし、プクゥに頼めば更に増産は出来る。
さて塩は重要だけど、産業が塩だけではいけない。
産業と言っても蔵出しした塩を袋に詰めて売っているだけで、製造業ではない。
元々ここの水は周辺の山々からの伏流水だ、美味しい、水も売ろう。
その名も『神龍水』 ・・・そのまんまだ。 ミズッチお勧め神龍水。
効能は特に無いけどミネラル豊富である。
伏流水の湧き出ている所一帯を水源地として管理してそこからボトル詰め工場へと配管を引く。
工場では不純物を取ったり濾過したりして製品にしていくが、ここでボトル詰めをするとボトル工場が必要になる。まだそんな工場を建てる余裕はないので、タンク詰めして売り、販売国で現地法人を設立して製品化する事にした。
ちなみに国内の水道は全てこの神龍水である。
観光業はやらない、のんびり静かに過ごすのが目的だから騒がしいものは要らない。
ただ、国内向けにはやる。
監視所巡りとか、水源地見学、工場見学・・など
湖は聖域なので解放しない、リーサンとミズッチの住処になる。 入れるのは俺の仲間たちだけ。
人が近づくと危ないからね。ちよっと遊んでいるだけで人は潰れちゃうから。
あとは工芸品・・ラーマがものづくり得意と言ってたけど本当だった。
リーサンとミズッチの木彫りの像を作ってくれた。
2箇所ある国出入り口である入出国管理センターに飾る事にした。この施設は川に面していて、ヘリポートがある。 川は小さく船での行き来は出来ないが、徒歩では入れるのでここに入出国管理センターを設置している。
隣国の者しか来たことはないけど。
隣国からは主に生活物資の調達を行っている。但し、輸出出来るものなどほとんど無く、外貨を稼ぐ手段がなく、ほとんど物々交換みたいな感じだった様だ。
最近は塩の輸出で少しづつ外貨を稼ぎ出しているため、交易が少し活発になってきている。
隣国の者でもほとんど入出国の許可は出していない。
入出国管理センターにショッピングセンターを併設する事にして、その運営を隣国に依頼することにした。
ここは輸出入物資とは別に、主に生活用品を扱い国民が自由に購入できる場所だ。
建物は自国で(俺が)作り、働くのは国内の人で商品の調達管理を隣国に任せる形になる。
当然違法薬物などの購入はできない。
輸送費を節約するために輸送船を造った。黒龍玉とは違い輸送をするための物なので長方形である。
これで隣国との間を行き来する許可をもらった。
我が国から輸出するのもこの輸送船を使う。
将来的に運送業をするのも良いかもしれないが、これは山脈貫通道路の建設が終わるまでのつなぎの手段である。




