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魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓〜動く屋敷で、もふもふやドラゴンとスローライフ〜  作者: 幸運寺大大吉丸@書籍発売中


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第29話 リーダーとしての役割

-side エリク-




「では、エリク様。その書類に書いてあることを順に、説明致します」



 今、エリクは、ジルの部屋にて、セバスチャンに、これからやるべきことを教わろうとしている。



「ありがとう」

「まず、為政者として、最初に今やるべき事。それは、インフラの整備でございます」

「なるほど。それは納得だな。まずは、民の仕事を作ることから始めろと」

「流石エリクお坊っちゃま。話が早くて助かります。インフラ整備は、それを行うだけで、人々の生活を活気づけることが出来ます。加えて、一旦作ってしまえば、他の地域との交通の便も非常に良くなります」

「そうだな。問題はその際に支払う金か」

「お金に関しての製造が出来る者も、うちの国に来ております。原料さえ、手に入れられれば、大丈夫かと」

「そうか。幸いこの山は資源が豊富にある非常に豊かな土地だ。ただ、生息する魔物が強いから、注意が必要ではあるが。……しっかし、これだけの人材が、本当に全員出来たんだな。凄いことだ」

「これも、エリク様の人望ゆえ……」

「やめろやめろ。そういうのはいらない。とにかく、インフラ整備と、お金の製造。この2つを、命じれば良いのか」

「左様でございます」

「で、誰にだ?」



 --ドテっとする音が聞こえる方向をエリクが見ると、ジルが、「お前……」--と呆れながら、こちらを見ている。

 エリクが「どうしました?」と聞くと、「目の前にいる人物に決まってるだろ?」と返答が返ってきた。



「あ、ああーー!セバスか」

「左様でございます。坊っちゃま。この書類に関しては、全て私に命じていただければ、行いますゆえ」

「お前は、もっと俺たちを頼りにしても良いと思う」

「セバス……。兄上……。--分かった。頼む。正直、自分一人では、手をこまねいていたところだ」

「そうでございましょう。一応、頼りなく見える旦那様も、エリク様のおかげで最近マシになってきたようですし、使っても大丈夫かと思われます」

「俺のおかげ?」

「デゾートアイランドに、公爵領ごと移動しようって決断したのは、父上だよ」

「そうか……。確か言われてみれば、公爵家の最高責任者は父上だな」

「もちろん、エリクのおかげで、決断できた事ではあるけど、今まで、常にどっちつかずだった父上も変わろうとしている。というか、変わった。急に、エリクみたいな決断力を身につけるのは、無理だけど、人手不足なうちとしては、一人でも多く働ける人間が欲しい。その点、父上は、結構良い人材だと思う」

「なるほど、分かった。父上にも行政の手伝いを頼んでみる。ありがとう。2人とも。結局、2人に頼りきる形になってしまって悪いな」

「ああ、いい、いい。大丈夫だ。大丈夫。むしろ、こちらとしては、お前が1人で黙々淡々と仕事している方が心臓に悪いからな」

「あはは……それもそうだな。さて、そうと決まれば、父上とも話し合いをして、早々に行動を開始する必要がある。とりあえず、セバスは、父上と、お金を作る者をここに呼べ」

「かしこまりました」

「俺は、何をすれば良い?エリク」

「ジル兄は、最初にどこから、インフラ整備をすればいいかを考えてください。地図は渡してありますでしょう?」

「ああ。分かった。--というか、お前」

「なんですか?」

「しっかり、出来ているじゃないか?リーダーの役割。こんなに完璧にこなされちゃあ、俺たちから、アドバイス出来ることなんで何もねえよ」

「ええ。相変わらず、流石でございます。この短時間で、これだけの指示を矢継ぎ早に出される腕前。きっと、将来は、素晴らしい王となるでしょう」

「ああ。やめろやめろ。それより、俺は、少しやることがあるから、セバスと兄上は、父上とリビングで、準備しながら、待機しといてくれ」

「分かった」「かしこまりました」



 こうして、エリク達がこれからやるべきことの、大体の方向性が決まったのだった。



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