ダンジョンに潜る㊺
文章力が無いので、もしかしたら読み辛い部分もあるかも知れません。また「紀州弁」を意識して書いたので見苦しい所もあるとは思いますがご了承ください。あえて主観「紀州弁」を設定しました。
••✼••【㊺】••✼••
『毒消し薬を使ってみた!』
仁美達は、毒消し薬を取った!
しばらく何も起こらなかったので、先へ進もうとしたその瞬間!
大きな音をたてて、壁の一部がポッカリと口を開けた!
ゴロロロロ・・・
「「「!」」」
ゴゴゴゴゴ・・・ドスン!
「「「?!・・・」」」
「・・・壁が開いたぞ?」
「そう・・・ですね?」
「ココを抜けろって事ですかね?」
「「ううむ・・・(困惑)」」
仁美達は、ただ立ちん坊になっていても仕方がないので、開いた開口を抜けてみた。
すると・・・
「あはは・・・デカいなあ~~~アホげにデカい(汗)」
「・・・デカいですね(汗)」
「なにコイツ? アニメチックな怪獣?」
仁美達が見たものは、まるでぬいぐるみの様な容姿をした、マジでデカいアニメチックな怪物だった。
見た目は可愛らしくはある。
(怪物の姿はあなたのご想像にお任せします)
ソイツは、壁を枕のようにもたれ掛かる様にして、気持ち良さげに、いびきをかきながら眠っていた。
そして奴のすぐ横には、開口がある。
起こさなければ、難なく回避はできそうであはある。
奴は見た目は可愛らしく友好的な感じはするのだが、絶対怒らせてはダメだと、仁美達の心根がそう言っていた。
「ど、どうする?」
「どうするも何も、絶対に敵対しちゃダメでしょ?」
「たぶん・・・ヤバイ奴やと思う」
「ですよねえ~~~(汗)」
仁美達は、とにかくやっつける事は無理だと思ったので、その眠る怪物のすぐ横の開口から抜け出そうと考えた。
仁美達は、忍び足で奴の横を通り過ぎようとする。
そそそそ・・・そそそそ・・・
「「「・・・(汗)」」」
「ぐうううう・・・ひゅるるるる・・・ぐうううう・・・ん?」
「「「ひゃあ?!」」」
仁美達が、ちょうど奴の真横に来たあたりで、奴は目を覚ました!
そしていきなり仁美に噛み付いて来た!!
仁美は咄嗟に頭を両手で庇ったが、奴は仁美の左手首に噛み付いたのだ!
ガブッ!!
「ぎゃっ!! いだあ!!」
「「仁美さあん!!」」
「こっ、コイツぅ!! 電撃ぃ!!」
バリバリバリバリバリッ!!
仁美は、反撃魔法として覚えた『電撃魔法』を発動!!
「ぎゃう・・・・・・うう・・・ぐうううう・・・!!」
ビリバリビリバリッ!!
「くはっ! ど、どうやあ!!」
「かはっ!・・・あうう・・・電気攻撃・・・か
なかなかやるじゃないか? お嬢ちゃん」
「くふっ!・・・ぐうう・・・」
「「仁美さん?!」」
仁美は、その場に崩れ落ちた!
どうやら、『毒』にやられたようだ。
「ぐうう・・・なかなかやるね?
アンタ達は、魔法使いだね? 流石だわね
でも、たとえ魔法使いとはいえ毒には勝てないようだね
くふふ・・・どうだい? アタシの毒の味は?
アンタほどの身体の大きさなら、1分も経たずに身体中に毒が回るよ?」
「なっ?! ちょっと待ってください!
僕達は、アナタに敵対する意思はありません!!」
「ふんふん!」
「おや? そうだったのかい?
それは、すまなかったねえ・・・
アタシャてっきり・・・」
「ぐうう・・・」
どうやら、奴も元々敵対する意思はなかったようだ。
奴の名は、『レプラコーン』というらしい。
本来、『レプラコーン』とは、小さな妖精の1種なのらしいのだが、このダンジョンに住み着くようになって数百年も居座ったせいか、湧いてくる虫系のモンスターを食っちゃ寝~食っちゃ寝~していて、更に魔力をも吸い続けていたので今の様にデッカく育ったのだそうだ。
元々温厚な性格で、時々やって来る他の人間達とも仲良く話しをしたりもするが、仁美達は『殴り杖』を構えていたので、襲われると思って慌てて噛み付いたと言う訳だったそうな。
「ごめんよお? 大丈夫かい?」
「くへぇ~~~力が・・・身体が・・・(汗)」
「あっ! そう言えばちょうど毒消し薬を持ってるじゃないですか!」
仁美は、レプラコーンに噛まれた時の毒にやられ、もう意識さえ朦朧としていた。
そんな時、和美は先程『毒消し薬』を拾った事を思い出す!
和美は、その毒消し薬の栓を抜くと、仁美に飲ませようとした。
だが・・・
「ああっ! ホンマやあ!!」
「仁美さん、 ほら、これを飲んで・・・」
ポン!
「あうう・・・ううう・・・」
「仁美さん! 飲んでください! はやく!!」
「ううう・・・」
「ダメか・・・(汗)」
「ど、どうすんのお?!」
「どうするって・・・しかたない!」
仁美は、毒のせいか身体が自由に動かせなかった。
なので、和美から飲ませようと毒消し薬の小瓶を口に寄せられるが、薬は仁美の口から漏れて流れ落ちるだけだった。
和美は仕方なく、自分の口に毒消し薬をふくみ、仁美に口移しで飲ませたのだった。
ぶちゅ!
「ん!・・・」
「グビッ⋯グビッ⋯グビッ⋯ぷはあ!」
「やっ! わあ~~~♡」
口移しで仁美に薬を飲ませる和美を横で見て、1人顔を真っ赤にして舞い上がるマコだった。
「ど、どうですか?」
「あれれ? もう効いたみたい!」
「「おおお~~~!」」
「ふう・・・そりゃあ、良かったよお!」
仁美は、先の部屋から持って来ていた毒消し薬を和美に飲ませてもらい、身体の毒を消すことができた!
「ところで、アンタ達は何しにココへ来たんだい?」
「実は・・・」
和美は、このダンジョンに潜った訳を話した。
このダンジョンの上には自分達が住むアパートがあり、万が一スタンピードなどを起こす可能性があるダンジョンだと安心して暮らせないので、調査のために潜った事も話した。
レプラコーンの話しによると、このダンジョンはレプラコーンの知る限りは500年以上は存在するらしい。
と言っても、レプラコーンがこのダンジョンに住み着いたのがおよそ500年前って事なので、実際のダンジョンの年齢は知らないらしい。
それでも今まで1度もスタンピードなど起った事はなく、またスタンピードらしき兆候すら無いらしい。
「なるほど では、スタンピードの心配は無いと」
「おそらくね!」
「「「ほっ・・・」」」
「ところで、お嬢さん方?」
「「「はい?」」」
「このまま先へ進むのはいいけど、ココのボス、『ゴマンダン』には気を付けなあよ?」
「「「ごまんだん?」」」
「そうだよ 奴は動くモノは何でも取って食っちまうからね!」
「「「えっ・・・」」」
「アタシも何百年か前に、奴と対峙した事があるんだけど、この巨体じゃなきゃ、一飲みにされていたところだよ!」
「「「えええ・・・(汗)」」」
「奴は、幾つもの口を持ち、何本もの触手を待つ化け物だよ!
アンタ達の様な小さな女の子達なら、きっと一飲みにされちまうよ!」
「「「うええええええ・・・(汗)」」」
仁美達は、レプラコーンから『ゴマンダン』と呼ばれるこの階層のボスの話しを聞いて、ゾッとした。
レプラコーンは、もっと下の階層に行ってみたくなって、ダンジョンの奥へと向かった事があるらしく、そして最奥でボス部屋にまで辿り着き、ゴマンダンと対決する事になったそうな。
だが、5つの口と、5本の触手を持ち、たった1匹のレプラコーンには為す術がなかったそうだ。
捕まって食われそうになったが、その巨体と毒のお陰で、なんとか逃げ帰って来れたらしい。
また、毒に侵された触手は枯れ枝の様にカチカチになって千切れ落ち、また新しい触手が生えてきたとも言う。
再生能力もあるらしい。
最強やん!? ヤバいやん?
とりあえず仁美達は、レプラコーンにお礼を言って別れた。
このまま、㊸へ進む。




