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ダンジョンに潜る㉛



文章力が無いので、もしかしたら読み辛い部分もあるかも知れません。また「紀州弁」を意識して書いたので見苦しい所もあるとは思いますがご了承ください。あえて主観「紀州弁」を設定しました。




 ••✼••【㉛】••✼••



『行商ムラノ現る』



 やっと、王子ゴーレムから解放された仁美達は、ダンジョンを更に奥へと進む。

 見慣れたとは言え、アリの巣の様に部屋から部屋へと細い通路が続き、しばらくは似た景色の中歩き続けた。

 途中、何度か、ボーン・ナイトやら、ダンジョン・スパイダーなんかに遭遇したが、仁美達は難なく蹴散らす!




「ヤッバイなあ~~~(汗)」


「仁美さん どうしました?」


「どうしました?って、俺ら今日は無断欠勤やぞ!」


「・・・そういえば、そうですね(汗)」


「そうですねって、これマジヤバいぞお?

 俺らは特に部活の顧問とかも無理言ってここんとこ休み続けてるし、そのうえ無断欠勤までやってしもて、コレどないすんの?!」


「そうですね・・・とにかく今回のダンジョン探索はここまでとして、もう地上へ戻りましょうか?」


「うん そうしよう?

 とにかく、もう寝たい・・・(疲)」


「ですよねえ~~~本当に疲れました(汗)」


「ムトランティアに行って、ドーンと寝たろかぇ!!」


「それ、いいですねえ!」


「そうしましょう!!」


「ほな、チョーカー使うぞ?」


「「はい!」」



 仁美達は、緊急脱出魔導具である首のチョーカーを起動しようとしたその時!

 パッと見は、ごく普通にそこら辺に何処にでも転がっている小石の様な、ごく普通にそこら辺に何処にでも居る様なオッサンが姿を現した!

 仁美達は、ドキッ!としたが、更にその姿にも驚いた!

 マイナーブランドスーツを着て、マイナーブランドシューズを履き、髪は七三分けにし、無精髭を生やした、ごくごく普通の何処にでもエンカウントする様な中年のオッサンだった。

 ただ、そのオッサンは、旅にでも出るのか?と思わせるバカデカいリュックを背負い、そのリュックの口からは、何かの小道具らしきっぽい物が飛び出ていた。

 服や靴などはドロドロに汚れ、プゥ~ンと汗や垢臭い臭いを漂わせ、もう何日もダンジョン内を彷徨ってるのでは?と思わせる容姿。

 だが、身長が、やけに低い。 ドワーフなのだろうか?


 そんなオッサンが、仁美達に話しかけてきた。




「「「はっ?!」」」


「おや? こんな地下道で可憐な女子達に出会うなんて珍しい!」


「いやいやいや! それ、コッチのセリフですから!!」


「そうですよ! 貴方は一体、こんなアパートの地下のダンジョンで何をしているんですか?!」


「アパートの地下? そんなはずはないぞ!

 俺は、この地下で行商をしている『ムラノ』という者だが、俺がこの地下へ潜ったのは、閉鎖した商店の地下だったはずだ」


「「「閉鎖した商店?!」」」



 ムラノと名乗るオッサンの話しでは、元々雑貨を営む自営業業者だったが、不況のあおりを食い店を閉店させたらしい。

 元々祖父の代から代々受け継がれた店だったので、建物にも愛着があり、周囲の同様に閉店した者達や、地域の有力者からの指示だった建て壊しなどを拒否していたと言う。

 そんな時、地下室を発見して潜ってみたら、ダンジョンを見付けたとのこと。

 しかも! このダンジョンには、地下に住む者達の社会があり、閉店して行き場を失くした雑貨でも需要があり、こうして今では地下で行商として仕事をしているのだとか。

 すごいな! こんな人が居たなんて!!



「「「凄いですね!」」」


「はっは! いやあ、なかなか稼がせて貰ってますわ!

 地上では使えない物でも地下では需要があるとか、その逆に、地下では使えない物でも地上では需要があるとか、笑いが止まりませんわ!」


「「「はあ・・・そうですか(汗)」」」



 仁美達は、そんなムラノの話しに少し興味が湧いた。

 仁美達は、ムラノに今持っている物を見せてくれと頼むと、ムラノは快く品物を見せてくれた。



「まあ、今持ってる物は、こんなところかな?」


 ガラガラガラ・・・


「「「うわあ・・・」」」



 ムラノのリュックから取り出された物達は、一見何に使うのか解らない物ばかり。

 しかし、どれも魔導具には違いなかった。

 僅かながら、魔力を感じる。

 地上から持ち込んだ便利用品は地下で売れて、地下から持ち出した魔導具は地上で売れるという訳か。

 なるほど・・・



「コレらはみんな、ムラノさんが地下から集めた物?」


「そうですねえ」


「ふうん・・・売れんの?」


「はあい! 売れますよお~~~♪」


「「「へえ~~~」」」



 意外だった。

 仁美にしてみれば、自分が作った魔導具(ガラクタ)の方が売れるのでは?と思った。

 なにせムラノが見せてくれた魔導具らは、ダンジョン製のユニーク(ゴミ)ばかり。

 棒きれ(MP+1)とか、木の盾(DEF+1)とか、木の根の杖(ATK+1)とか・・・

 ATK+1の木の根の杖って、意味あるの?

 ATKって高いほど重く強い武器が装備できるってヤツなのに、杖装備してATK+1って意味なくね?

 でもまあ、ATKが1足りなくて強い武器が装備できないって泣く奴も居るんだから気持ちは解るが、じゃあ足りないATK+1の分で逆手に装備して、そして利き手に武器を装備するって事?

 左手に杖装備して、右手に剣を装備って変じゃなあい???

 ATK+なら、指輪とか、腰ベルトとか、靴なら良かったのにね?

 なのに、こんな物が売れるって言うんだから、買う人ってコレクターか何か?

 などと、仁美は考えてしまった。



「ところで、これから何処へ売りに行くつもりだったんですか?」


「ああ、はいはい! 売りにじゃくって、ダンジョン製の物を拾いに回ってるんですよ!」


「「「はあ・・・(汗)」」」


「えっと・・・見付かります?」


「はいはい! 結構、見付かりますよ!」


「「「へえ~~~!」」」


「そ、それで、この木の根の杖って、幾らくらいで売れるんですか?」


「そうですねえ・・・4~5万円くらいですかね!」


「「「4~5まんえ~~~ん?!」」」



 ボロい!! 超ボロいやんけ!!

 こんなん、ダンジョンでゴミ拾いやってて、月に6~7個のゴミを売ったら、教員やってるより稼げるぞ!

 ダンジョンでゴミ拾いする訳だわ!


 妙に納得した仁美達だった・・・



「ねえねえ! 俺らもゴミ・・・ダンジョン製の物拾いやってもええかなあ?」


「「ええっ?!」」


「何言ってるんですか仁美さん!!」


「そうですよ! 今は、それどころじゃないですよお!!」


「お、おお、そうやったな(汗)」


「はっはっはっ! まあ、俺は構わへんよ!

 ダンジョン製の物なんて、後から後からゴロゴロ湧いてきますから!」


「はお~~~♪」


「「仁美さぁん!!」」


「ああもお! 分かってるよお!」


「さっさと、今日は帰りましょう!」


「はいはい・・・(汗)」



 そのまま、㊾へ進む。



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