表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

長身フェチポエム「語りべ」

作者: お舐め

<ポエム>のコーナー3ーー

挿絵(By みてみん)

だって僕は、長身フェチだ

背の高い女の子、カモン・カモン・カモンだ

165ってもう高いでしょ?

いや、まだまだ170はないと


じゃあ、176以上だったらどーする、おい?

髙けりゃいいってもんじゃない

高けりゃいいもんさ

180の女の子なんて見たことあるかい?

あるさー、電車に乗ってて降りるところだった

何歳くらいだった

50は過ぎてたな

別嬪だったかい?

分らなかったな、背中が少し曲がってるように見えた


長身フェチって所詮はフェチなんだから

性的欲求の一つにすぎないんだろ?

じゃあ恋愛感情があったらどうするよ?

どーもこーもねえよ、結婚するに決まってるだろ

じゃあどこでやるんだい?

何言ってんだい?(笑)、結婚式場に決まってるだろ

だからー、会場はどこなの?

大学で結婚できるよ

じゃあアーメン系か?

アーメンもラーメンもねえ、神社でもいいのさ

和服に着替えられるが面倒かい?

いや、どっちでもいいのさ

兎も角、新郎新婦が並んでれば新婦の方が背が高いんだろ

ま、見てな(^__-)


<ポエム>のコーナー4ーー


わたし、他に好きな人がいるの。

へぇーー・・・じゃあ僕はどうする?

あなたには今のポジションにいてくれればそれでいいの。

そうはいかないな、君が思うポジションに居座るつもりはない。

風が南南西から吹いたらすぐに春になる。

季節が変わったら、僕らは地球の回転に否が応でもながされるんだ

ね、あなたが愛してるって言う人は本当にあなたを愛してるの?

もちろんさ、そしてあの子を愛す、「アンドアイラブハー」さ。

でもね、もし、もしもよ、あの人があなたを憎んでいて往復ビンタ10発は

殴らないと気が済まないとしたらどうする?

10発までなら我慢する。僕は血を流してもいい。それくらいに思ってるよ。

挿絵(By みてみん)

でもね、山本五十六が言ったように「そりゃ10発までなら、我慢して御覧に入れる。しかしそれ以上なら身の保証はできない。」でも、何で殴られなきゃならないの?

あなたを愛しているからよ。あなたは「愛ゆえにやったんだ」って言ったんでしょ?

じゃあ、むこうだって愛ゆえに何かするんじゃない?

自分が愛してる人に「愛してるから殴って下さい」っていうのか?

ね、彼女の顔覚えてる?

もちろんさ、彼女の写真を抱いて寝てるんだぜ。

それっていつか、遠い昔の写真でしょ?

それは見た目の事さ。見た目がどうかなんて、、、彼女は彼女だよ。

他の彼女じゃない。一人の彼女、一人の僕、それでペアなんだ。

ね、誰か知らないけど「僕はそれまで17人の女の子と寝た」て小説書いたでしょ?

あれ、事実だと思う?

それはね、村上春樹が「僕はそれまで3人の女の子と寝た」て小説「風の音を聴け」に書いたのさ。

でもな、ホストクラブじゃあるまいし、通常の男が3人もの女性と寝るかよ?それでそれを茶化そうと狙って新鋭の人が書いたそうだ。

ふーん、、、やっぱりあなたは長身の女の人が好きなの?

そりゃ好きさ。半世紀と1年前からそうなんだ。だから自分に嘘は付けない。

キスもするの?

うん、立ってキスすると、腕が彼女の高い肩に届くので、肩がこるけどスリルがあるんだ。でも、本当に肩が痛くなったら、

ベッドに腰かけてやり直すのさ。すると立ってる時より楽になる。不思議だろ?でも、それもフェチの一分なんだ。

なんで小説って嘘書くの?

吉田清二が済州島で婦女子をかっさらってトラックに乗せて満州に売り飛ばしたって小説を書いた。しかし調べたらそんな痕跡はなかった。

すると吉田は「小説って嘘を書くものだろ?嘘書いて何が悪い」と言い残して死んだ。だからみんな「嘘でいい」「嘘書いた方が儲かる」と思うようになったのさ。

じゃあこれも嘘ってわけね?

違う。これはポエムだ。ポエムは夢を語ればいい。それだけのことだ。

なら、私は何なの?あなたとあなたの想う人、その二人で話せばいいじゃない。

いや、君はその語りべなんだ。つまりシェーラザードみたいなもんさ。

考えてみなよ、二人の男女がいて、ただ話合ってるだけなんてつまらん。

むしろ、二人の男女がいて、そのうちの一人と別の異性が話してる方が冒険がある。

なるほどー、わかった。何か飲む?

ペプシコーラ、100円。うちの前の3つの自販機の二つで売ってるんだ。


ま、そういう訳だ。おかげで僕はまたカフェイン中毒さ(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ