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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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まず首都に入るときだが、シルバくん、フェルくん、レオくんは荷台でフードをかぶり荷物の隙間に隠れててもらう。


その為大きめの荷物は、アイテムボックスにはしまわず荷台に乗せることにする。


御者はガルくんとカルトに任せだ。


今までもこの方法は提案されていたのだが、わたしが却下していた。


却下の理由はなんか負けた気がするから。


悔しいが今回はそんな事は言ってられないので、苦渋の決断だ。


首都に入ったらまずは、ゼロスさんのお子さんのお店に行く事にする。


ゼロスさんのお子さんなら変な偏見は持っていないだろうし、いい宿も知ってるかもしれない。


カルトには先に教会本部に行ってもらい、教会内部の様子をもろもろ確認してきてもらう。


その後わたしとエリーザさんが教会本部に乗り込み、他のみんなは宿で待機してもらう。


以上。


「ユウリ様、その後の詳細はお聞かせいただけないのですか?」


え、そのあとの詳細?

知らん。あとはその場の雰囲気だ。


早けりゃその日のうちに救出できるかもしれないし、タイミングが合わなきゃ一週間以上かかるかもしれん。


出来るだけ早く決着は着けるつもりだけどね。


「「「「・・・」」」


ジト目で見つめてくる奴らは無視して。


そういえばブラックシャドウとの定期連絡の件だけど、出来そうなのかな。


「そちらは問題ございません。北の大陸のほぼすべての町に関係するものがおりますので。現在どこでも連絡のやり取りが出来るように手配中です。」


え、ブラックシャドウってそんなに広く展開してるのかよ。


「現状といたしましては、町でブラックシャドウの関係者と接触されますと次の関係者の居場所をお教えするという方法となりますが大丈夫でしょうか?」


おう、なんかスパイ映画みたいだな。

いや、ある意味ブラックシャドウはスパイか。


提案してもらった方法で問題ないっす。

追加でブラックシャドウ側からも接触オッケーだと通達してもらう。


これで町に着く度に情報がゲットできるし、伝言もできるぞ。


あと、このままブラックシャドウさんも首都まで付き添ってくれる上に何かお手伝いでることがあれば言って下さいですって。


ありがたいが、そんなに至れり尽くせりだとなんか不安になるわ。



わたしはいつか内蔵を売らないといけない日が来るかもしれない・・・



あとは女の子だけど、衝撃の事実が発覚しました。

喋れなかったりって呪いとかなのかなと思って鑑定したんです。


そしたら、聖女(予定)って表示されました。

まだ聖女では無いならぶっちゃけこのまま聖女にならなくても良くない?


だって聖女になるって、ケビンに会ったり声を聞くってことだよね。

あんなもんに関わらなくて済むならそれに越したことない。

なので、わたし的に聖女(予定)のままでいいと思うわけ。


てか、予定ってなんやねん。


とりあえずは首都まで連れていくことにして、その後については救出作戦が完了してからということになった。


首都でのお世話については、待機組のミーナさんによろしくお願いすることにする。


わたしのこの発言でガルくんがミーナさんに恨めしげな視線を送っていた。


ははーん。

どうやらガルくんは女の子に嫉妬してた訳じゃなくて、女の子に懐かれてることに嫉妬してるわけですね。


妹のお姫が浮かぶ。


わたしはガルくんにミーナさんのお手伝いをしてくれるようにお願いする。


「姉御のお願いならしょうがねぇなぁ。」


何て言いながら顔はめっちゃ嬉しそうだった。


可愛いやつめ。


もうこれでこれで終わりだよね。

よし、寝るぞ!

もう限界はとっくに突破していたので、三秒でスヤァした。




夢を見た。

女の子とお話しする夢だ。


女の子の周りには聞こえる方の聖女といつぞやの夢で会った少女もいた。


みんな目には涙が浮かんでいるが、それは悲しみの涙ではない。


だって、みんな笑っているから。


3人娘の周りには、ミーナさんにエリーザさんにカルトまでいた。


もちろん、シルバくん、フェルくん、レオくん、ガルくんも。

あと、アセナさんもね。


そして、上を見上げれば光輝くいい笑顔のケビンがいた。



バッ!!!




・・・途中まで最高にいい感じの夢だったのに、最悪だ。


どうやら夜は明けているようで、外が明るい。


いつの間にか女の子はわたしのお腹からアセナの尻尾にしがみつく場所が変わっていた。


幸せそうな女の子の寝顔に、今見た夢のような結末を正夢にしてやろうと誓う。


ケビンはいらないけどな。


外に出れば、もうすでに朝食の準備が始まっていた。


久しぶりに腕を振るいますかね。


腕を振るった結果。

繋がったままの野菜が入ったある意味ゴロゴロ野菜のスープが出来上がった。


みんなが苦笑いするなか、女の子だけが楽しそうに食べてくれていた。


うん、楽しいのはいいんだけどね。

そんなに自慢気に繋がった野菜を見せてくれなくてもいいよ。


わたしのスープだけ少し塩味が強かったのは気のせいかな。





もう少し、お手伝いを積極的に参加します。




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