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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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今後のことは改めて明日以降に聞くことにして、今日のところは小屋でゆっくり寝てもらうことにする。


猫耳美人さんが寝たのを確認してから小屋を出て、今まで黙って様子を見てくれていたみんなにお礼を言う。


ただ、いつもだったったらツッコミの嵐が全くないことに不気味さを感じる。


よせばいいのに、恐る恐る理由を聞いてみる。


「カーザではユウリ様が寝てる間に色々勝手に決めてしまいましたので。それに(以外と)ちゃんと考えて行動しておられるようですし、(野生の勘が)鋭かったりするようですので、よっぽど危険なことがない限り反対いたしません。」


おう、良いこと風に言ってるけど結構ひどい言われようだな。

()が全然仕事してないぞ。

それにしては最近小言が多くないかとチクリと言ってみる。


「普段の生活と今回の件は全く違いますから。」


なんでやねん。まったくもって解せん。

が、言い返してもろくなことにならないのでそうですかと返すだけにしておいた。


さて、今回は全力でぶっ潰すとは言ったけど安全第一。

危険なことをするつもりは全くない。


わたし以外は。


ここからは今後の作戦会議。


猫耳美人さんの話を聞いて、早速だがブラックシャドウへの依頼を変更する。


聖女2人については居場所の確認だけにして、教皇については真っ黒なのが分かったので、調べてもらうのはなし。


そのかわり聖女救出に余計な横やりが入るのは避けたいので、帝国の動きを監視して報告してもらうように依頼を変更させてもらった。


わたしの野生の勘が正しければちょっと厄介なことになりそうな気がするのさ。


より確実に進めるために物凄くイヤだが次の町で教会に寄ることにした。

宿泊はしないけどな。


次の町を抜ければ、その次はいよいよ首都に到着となる。


みんなには作戦に参加するかどうか、よく考えるように伝える。

だって失敗すれば確実にお尋ね者の賞金首という未来が待っているだろうからね。


もちのろんでそんなことにならないように最善は尽くすつもりだが、絶対はない。


とりあえず今日はもうやることがないので、アセナを誘って少しでもレベルを上げるべく魔物狩りを決行することにした。


「私達もご一緒致します。」


おい、人の話聞いてました?よく考えろってば。

それにわたしが居たんじゃ出来ない話もあるでしょうと言って同行はご遠慮いただく。


"なに、わらわがついておるのじゃ。心配するな。"


「・・・わかりました。決して無理はなさいませんように。」


色々と言いたげなみんなを残して、アセナに乗って村の外に飛び出した。


って言ってもかなりゆっくり走ってもらいながらですけど。

落ちたら危ないからね。


はてさて、何が出るやら。


走ること10分ほどで森の中に到着。

少々開けた場所で様子を見ることにする。


"ユウリ、客が来るぞ。"


アセナが気配を察知したようなので、獲物を追い込んでもらうようお願いする。


"任せておけ。"


そう言ってアセナは森の中に消えていった。


しばらく待っているとアセナに追われて美人さんと同じように覆面をした真っ黒な服を着た人物が現れた。


鑑定をしてみれば、人族とだけ出た。

黒服はわたしに向かって一直線にやってくる。


懐からナイフを取り出したが、それはわたしに届くことはなかった。


"鬼事は終いじゃ。"


アセナが黒服を踏みつけたこともあるが、わたしの前には別の黒い服を着た人物が立っていた。


アセナには引き続き踏みつけてもらって、わたしは目の前の謎の人物Xに声をかける。


どなたですかな?


Xはゆっくり振り向くと無言のまま膝を着いた。


いや、何でその体勢やねん。

顔が見れないし、無言とかとか困る。

どうやら敵ではなさそうだけど。


しかし、わたしの勘が美人だと申しておる。


とりあえず立ち上がってもらい一緒にアセナの元に向かってもらう。

Xさんは相変わらずなにも言わずわたしに従ってくれた。


黒服はアセナさんの下でうつ伏せのままピクリとも動かない。


やな予感がして確認すると口から血が流れていた。


ヤバッ、油断してた。

すぐさま『ヒール』をかければ、ギリギリセーフ!

お亡くなりには阻止することができたようだ。


目を覚まさないことをいいことに、Xさんの手を借りて縛り上げておく。

2度と同じことが出来ないように、口には布をギュウギュウに突っ込んでおいた。


鼻から息が出来てることは確認済みです。


作業が終わるとアセナがシュンとしていたので慰めておく。


"すまん…。"


いや、これはわたしにも落ち度があったから、気にしない、気にしない。


さて、かかった獲物が大物ならいいんだけど。


わたしは、アセナさんに乗ってXさんを後ろから逃げられないように抱きしめるが、特に抵抗されることはなかった。

黒服はアセナさんに咥えてもらい村に戻ることにした。


口出ししない的な感じだったけど、

これは流石に怒られるかもなぁ。


わたしはいかにお叱りを最小限にするかを必死に考える。


必死に考えすぎて頭から煙が出始めた頃、村に到着した。


「ユウリ様、これはどういうことかご説明いただけますね?」


案の定めちゃんこ怒られたので、逆ギレして大暴れしてギャン泣きしてふて寝してやった。


みんなでよってたかって、ヒドイやい。

グスン。




総合評価ポイントが200pを越えました!


本当に信じられなき気持ちでいっぱいです。


これからも、更新頑張ります!

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