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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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令和初投稿です。

3人からの容赦ない攻撃に耐え、意を決して顔をあげる。


涙目なのは勘弁してくれ。


「「「・・・」」」


その顔を見た3人は押し黙った。

若干、言い過ぎたと思ったのか、はたまた別の理由なのかはこの際置いておく。


理由が分かったとして、傷つくのはわたしだけだからね!


涙を拭い、ゆみちゃんがいる南の大陸に行く方法について議論する。


ぶっちゃけ、大陸を分断している森または砂漠を抜けるのが一番早いと思うんだが。


「魔物が強すぎるので無理です。西側の山も険しぎるため越えることは出来ません。」


となると可能性があるとすれば東側の海を渡る方法になるのではないかと言うのが話し合った結論だった。


もちろん、他の方法もあるかもしれないので情報収集しながら東に向かうことにした。


とりあえず、腹が減ってはなんとやら。

ご飯を食べるために食堂に向かうことにする。


美味しい料理も堪能し、部屋に戻ろうと思ったところにイチヤさんが現れた。


「明日には発れるとお伺いしましたので。」


どうやら明日発つことを従業員さんに聞いたらしく、わざわざ

挨拶に来てくれたそうだ。


「もっと、ごゆっくりと滞在していただきたかったのですが残念です。」


こちらも色々あって急いで東に向かうことになったことを伝える。

ついでに南の大陸に向かう方法を聞いてみたが、わたしたちと同じで東から行くのが一番現実的ではないかとのことだった。


イチヤさんに色々お世話になったお礼を述べて部屋に戻り、明日の準備をして早々に寝させてもらった。


今回はちゃんと自分でベッドに入ったので、今朝のような悲しい出来事が起こることはない。






夢を見た。


大きな部屋に長い机のお誕生日席にゆみちゃんが座っていて左右には人間っぽい人やそうでない人が10名ほどがいる。


なにやら、あれこれ話しているようだがゆみちゃんはつまらなさそうだ。


すると、夢の中のゆみちゃんと目が合った。


「せんぱい?」


声をかけられたと思った瞬間目が覚めた。


夢にしてはずいぶんリアルだったなぁ。

でも、夢のようにゆみちゃんが無事だといいなと思った。






部屋を出るとみんなすでに起きていて、出発の準備は万端だ。


机の上に宿代として金貨10枚を置いて部屋を出る。

受付で渡しても絶対に受け取ってもらえないだろうから、置き逃げさせていただきます。


置き逃げがバレる前に宿をあとにする。


次は国境の町だ。

そこを抜ければこの国とはおさらばだ。


気にしないようにしてはいたけど、お姫様の刺客もさすがに国外までは追ってこないだろうし、逆に何かしてくるとしたら国境を越えるまでだろう。


このまま何事もなく次の国に行ければいいが。


あっ、今フラグ立てちゃった?




PV3万達成いたしました。

この場をお借りしてお読みくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。

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