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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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ゼロスさんに完敗したわたしだが、気持ちを切り替えて必要なものはないか確認するこにした。


まず、馬のエサでしょ…


「大丈夫ですよ。追加特典として干し草を大量をお付けいたしたます。さらに水を飲む際に使える桶をお付けしましょう。」


ゼロスさんは深夜の通販番組のように追加特典まで用意してくれてました。


アイテムボックスのレベルが上がっててよかった。

とんでもない量の干し草もすんなり入りましたよ。


次にレオーネさんの旅道具でしょ…


「大丈夫です。今まで使っていたものをそのまま使うので特に買い足すものはありません。」


えっと、最後に食料は…

これについてはもともと多めに買ってあるので問題なし。


「あぁ、最後にこちらをお渡ししないといけませんね。」


そう言ってお米と土鍋をゼロスさんがプレゼントしてくれた。


神か。ゼロスさんは神なのかな。

感動のあまり抱きついたのは仕方ないと思う。


という事で、全然追加で買うものがないと思っただろう。


このバカちんがぁ!一番重要な買い物があるでしょうが!


それはなにかと言えば、お尻の痛さを少しでも軽減させるための必須アイテム。それは…


ふっかふかのクッションです!


いくら『ヒール』で痛みを癒すことが出来るといっても魔法は無限じゃないの。

それにお尻の痛みのために使うのはなんか違う気がするのし。


とりあえず、再度ゼロスさんのお店で一番いいクッションを購入した。

これに関しては金に糸目をつけませんでした。


そろそろお金を増やす方法考えないと、減っていく一方だな。


買ったクッションは早速馬車の荷台に敷いておいた。

それはもう最高級の一級品なのでふっかふかです。


そして、レオーネさんの奴隷契約をゼロスさんからわたしに変更することに。


わたし的には奴隷契約なんかしなくてもいいんだけど…


「是非シルバさんとフェルさんと同じにしてください。」


いつのまにか仲良しなのね。

と思っだけどそういう訳ではなく奴隷にも色々あるそうです。

この辺は良く分かっていないわたしが口出しすることではないので基本皆の意見にお任せした。


そしてゼロスさんとレイアさんとの最後の夕飯。


レオーネさんもお呼ばれされて、一緒に食べたご飯はやっぱりとっても美味しかった。


そしてずっと気になっていた、水仕事で手が荒れているレイアさんの手を『ヒールで』治させてくれないかとお願いする。


「気持ちは嬉しいんだけど、せっかく治してもらってもまた荒れちゃうから。」


いえいえ、美味しいご飯のお礼と言うことでこんなことしかできなくて申し訳ないんですけど。


「そう?じゃ、お言葉に甘えてお願いしようかしら。」


お任せください!『ヒール』


「まぁ!こんなに綺麗にしてくれて、ありがとう。」


よかった。では次はゼロスさんの番ですよ。

腰が痛いといっていたので、こちらも良くしていただいたお礼という事で『ヒール』を受けてもらう。


「こんなに調子がいいのはいつ以来か。ありがとう。」


『ヒール』くらいしか取り柄がないのでこれくらいしか出来なくて申し訳ないのだが、喜んでもらえたようで良かった。


明日は朝ごはんを食べたら出発することになっている。


ベッドで寝るのも当分お預け。

当然、最後の夜も3秒でスヤァしました!




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