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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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今日は自分でいうのもなんだが珍しく早起きをした。


夢でなんだかものすごく崇め奉られていた気がする。

イマイチ覚えていないし、そんなに重要なことではないだろう。


せっかく早起きしたので、朝食を作っているレイアさんのお手伝いをしていると、フェルくんとシルバくんも起きてきた。


「ユウリ様、今日はお早いのですね。何かありましたか?」

「雨、降る?」


その反応はなんだ。失礼な。

でもまぁ、分からんでもないけどね。

早く起きているとか、料理をしているとか、どちらも滅多にないというか初めてかもしれない。


とりあえず、準備も出来たのでご飯をいただきましょう。


「「・・・」」


一部大きさにバラつきがあったり、繋がっているのは気のせいです。


それらをじっと見たあとにわたしを見ないで。


元の世界でほとんど料理はしていなかったし、もう少し、普段から料理の手伝いを率先してやろうかな。

やれば出来る!はず…


その後レイアさんと仲良く片付けをしていると、ゼロスさんが話があるとのこと。


「以前お話ししていたお礼の品がですが、明日の午後には準備が終わりますので。」


そうなんですね。ちなみに、その品とはどのようなものです?


「はっはっはっ。それは明日までのお楽しみということにしておいてください。きっと気に入っていただけると思います。」


うーん。気になる。

しかしそうとなれば、今後の予定を立てないと。


はい、集合!


例のお礼の品が明日の午後に準備が完了するようです。


「左様ですか。では出発は明後日になさいますか?」


うん。そのつもりです。

買い物は少し買い足しすればいいし、明日の午前中にでもゼロスさんのお店で色々揃えることにしようと思う。


「今日はどうする?」


そこなんだけど、わたしの体力は相変わらずお子さま以下なわけですが、昨日の鑑定でレベルが上がりやすいことと、微妙な攻撃ですら戦ったことになることが判明したので、これから先今まで以上に村や町の間隔が広くなって魔物も少々出やすくなるって前に話てたでしょ。


「そうですね。」


だから今日は町の外で安全にレベルアップするぞ大作戦を行おうと思います!


「いいと思う。」

「ユウリ様がお望みであれば。」


よしっ。じゃ、早速行きましょう!


装備を整えて家を出ると、今日も案内をしてくれようと待っていてくれたレオーネさんがいた。


「おはようございます。あれ?皆さん今日はどこにお出掛けするんですか?」


今日は町の外でレベルアップを兼ねて狩りに行くつもりなんですけど、良かったら一緒に行きますか?


「はい!是非とも、ご一緒させてください!」


人数は多い方が心強いのでありがたい。

レオーネさんが装備を整えるてくる間にわたし達は屋台で4人分のお昼を買って、町の外に通じる門で合流すると、そこからは道なき道をひたすら進み、獲物と遭遇するのを待つ。


できればウサギよ、出てきてください。


しかし、そんなわたしの願いもむなしく魔物は一向に現れず、歩き回って疲れてしまったわたしのためにとりあえず休憩をすることになった。


なんだか見つかる気配がないので、今日は武器の使い方や魔法について講習を受けることにした。






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