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いつのまにやら聖母様  作者: 芍薬百合子ぼたん鍋
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ただの惚気話で終了したと思ったぜロスさんの話は、ここからが本題だった。


「実はお礼はご飯だけではなくて他にも用意してまして、ただ準備に3日ほどお時間をいただけませんか。その間、子供たちがが使っていた部屋で申し訳ないのですが、宿代わりに使てっくだい。」


流石にこれ以上のお礼はもらえない。

お気持ちだけで十分ですから、お礼もお泊まりもお気遣いな「あら、子どもたちが戻ってきたみたいで楽しかったのに残念ね。」


と言うレイアさんの小さな呟きにやはり準備が終わるまでお世話になることにした。


食事も終わり片付けを手伝う。

これくらいはやらせていただきます。


せっかく町に到着したことですし、久しぶりにお風呂に入りたい。

そうと決まれば早速お風呂やさんの場所を聞くことにする。


「お風呂なら家にありますからお使いください。」


なんと!家にお風呂があるなんて、最高ですね!

クリーンでもきれいにはなるのだが、やっぱりお風呂に入ってさっぱりするのは最高でした。


そして、案内されたお部屋には久しぶりのベッドが。

そりゃぁ、もう、3秒どころか1秒でスヤァでした。


「ユウリさん、おはようございます。ご飯ができましたけど起きられますか?」


はっ!もう朝!?


次の日はわたしだけでなくシルバくんもフェルくんも、声をかけてもらうまで爆睡していたようだ。


何から何まで…

その分お片付けはお任せさせください!


償いの片付けが終われば夕飯前には戻ると伝えて町の散策に出かける。


散策するにあたって道案内役に角の生えた男性が同行してくれることになり、改めて自己紹介となりました。


「私は鬼人族のレオーネと申します。今日はよろしくお願いします。」


こちらこそ、お願いします。

レオーネさん大きいですね、おいくなんですか?


「今14ですが、もうすぐで15になります。」


「「「えっ!?」」」


な、なんだって…

20歳くらいかなと思っていたけど、まさかの成長期真っ盛りの14才!?ってことは未成年だよね?


ホントにこの世界は年齢不詳が多い。

今回はわたしだけじゃなくて、2人もビックリしていた。


その後お互い自己紹介を終えて、いざ町の探索へ。

まずは、町だけあって教会があるそうなので、お祈りとあまり変化があるとは思えないが鑑定をしてみることにした。


この町ではどなたが祀られいるのかな?


「この町の教会では創造神様と商いの神様が祀られています。」


そっか。残念ながら旅の神様はいらっしゃらないのね。


教会に到着し祈りの間に入ると、専門外で申し訳ないと思いながら今後の旅の無事を祈ることにする。

特に盗賊は勘弁してくださいと念入りにお願いしておくつもりだ。


そしていざ祈り始めた瞬間。




"あっ!繋がった!"

と言う声が頭に響いた。




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