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平和な世界  作者: タフボーイ
第一章
13/82

第十二話

今回は話の切れ目があるので、短くしました。

 森に囲まれた一本道を抜けると、美咲と恭輔は風が吹きっさらしの草原に出た。

 遠くに小さな山が見える。


「あれがタリス山だ」


 恭輔に言われ、美咲は山を見つめた。

 思っていたよりも小さく、一日もあれば帰ってこれそうな高さだった。

 

「ここら辺に魔物はいないの?」


 横を歩いている恭輔を見上げ、尋ねた。


「ああ、山に登らない限りはな。

 山には結界が張ってあるから、山から下りてくることもない」

「へー、意外と安全なんだね」


 美咲はそこら中に魔物が歩き回っている光景を想像していたので、意外だった。


「暗くなると面倒だから急ぐぞ」


 そう言うと恭輔は早足で山に向かった。

 美咲は頷くと、恭輔の後に続いた。


 ☆★☆★☆★


「着いたね」


 美咲は山に着くと、上を見上げた。

 近くに来てみると、山は思っていたよりも高かった。

 山からは邪悪な気のようなものを感じた。


「ここの魔物はそこまで強くはない。

 でも、油断はするなよ」

「うん、わかってる」


 美咲は恭輔の言葉に答えはしたものの、これからどんな目に会うかと考えると胸の鼓動は激しくなった。

 大丈夫、なんとかなる。美咲は自分に言い聞かせ、山に登り始めた。

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