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エピソード2

「まずは落ち着いて、状況を整理しようぜ。」


 正一はアオイを自室へ招き入れ、コーヒーを淹れながら言った。


「昨夜、何か変わったことはなかったのか?」


「……特に。でも、夢を見た気がする。」


「どんな夢だ?」


「誰かが俺を呼んでいた。低い声で『お前の新しい人生、楽しめよ』って。」


 正一の表情が険しくなった。


「それ、何かの呪いかもしれないぞ。幽霊とか……」


「そんなバカな……って、でも現実にこんなことになってるんだよな。」


 アオイはため息をつきながら自分の姿を見下ろした。


「じゃあ、まず調べてみよう。」


「調べるって、どうやって?」


「ネットとか、本とか。あと……変な噂がないか。」


 正一はスマホを手に取り、検索を始めた。


「最近、このあたりで何か奇妙な出来事があったか調べてみる。」


 アオイは息を呑み、静かに正一の隣に座った。


「頼む……俺、元に戻りたいんだ。」


 その願いが叶うかどうかは、まだわからなかった。



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