第二話 レベルアップ
さて、俺の人生?は生まれて5分で終了したんだけど最後の望がある。そう、進化だ。これしか残ってない。
多分最初の進化なので少ない経験値で進化出来ると思うし。ってかこの世界に経験値っていうシステムあるのか?
まぁー俺からしたらあることを願うことしかできないんだけどな。俺の新しい人生どんだけハードモードなんだよ!!
さて、これからやることはモンスターを倒すことは無理だから経験値が入ることを願って動物を倒していくことだな。
でも動物も俺が倒せるのか?剣や魔法も無いし罠等の知識も俺にはない。マジでどうすればいい?
今できるとしたら動物が寝ているときに岩等で撲殺することしか思いつかない。
うん、今のおれはそれしか無いな。
よし、やることが決まれば早速行動だ。まずは、草食動物を探さないと。
俺が探し始めて歩いていると、小川を見つけた!!
(おっしゃラッキー!!)
水さえ見つければどうにか生きていけるし必ず動物もここに水を飲みに来るはずだ。
むやみに探し回るよりかはここで待ち伏せする方が明らかに効率がいい。
動物がやってくればこっそり後を付けて巣を確認して、夜の寝たときに奇襲をするだけだ。
っあ!!そういえばこの世界に来てから自分の姿を見たことが無かったから水に反射さして見てみよう!!
俺は小川の近くまで行き、自分の姿を見てみるとそこには、身長100㎝近くのかわいい男の子がいた。
(えーっと。これはどういう事だ?)
自分がゴブリンかと思っていたらまさかのふつうの男の子で何がどううなっているのかわからなくなった。
ゴブリンと言えば醜い顔のはずだからかわいい男の子の顔をしているはずがない。
まぁー結論から言うと彼はゴブリンであり、ゴブリンは彼の想像どうり醜い容姿をしている。
では何故彼が男の子の容姿をしているかって?それは彼がユニーク個体だから。
ユニーク個体とは普通のモンスターよりも知能や戦闘能力が高い場合に違った容姿になる個体の事だ。
当然人間からは脅威でしかないので若いうちにすぐ殺されてしまう。
彼が自分がユニーク個体である事を知るのはもう少し先のことである。
俺が頭がこんがらがっていると物音がしたので隠れると、大量に血を流し今にも息絶えそうな狼があるいてきた。
(あれは狼か?それともモンスターのウルフか?どちらにしての弱っている今がチャンスだ。弱っているのを殺すのは心が痛いが弱肉強食の世界だし俺にも命がかかっているんだ。ごめんな)
俺は狼を殺すことに対して抵抗はあったが生きるたに岩を持ち、それを狼の頭に思いっきりぶつけた。
狼はぶつかると倒れたがまだ死んではいなく逃げようとしたが、もう一度俺が岩をぶつけて息絶えた。
狼が死んだ瞬間自分の体に力がみなぎってきた。
(進化か?いや、これはレベルアップだな。それに1つレベルが上がった位ならこんなに力がみなぎると思わないから2.3近くあがったのだろう。そう考えるとこの狼はモンスターなのかな?)
とりあえずレベルアップも出来たし食料も確保できたのでこの近くに拠点を置くことに決めて、また散策すると、すぐ近くに洞穴があったため、そこを拠点にすることにした。
とりあえずこれで数日は死ぬことはないだろう。俺は洞穴で、
「ギギギギギッギギ」
と呟いて寝るのだった。
無事転生初日は死ぬ事はなかった。