28.細野の戦い(1)
志太軍による細野城下への砲撃が行われ、村上軍は細野城より出陣。
村上島において両者入り乱れての合戦がいよいよ始まろうとしていた。
・細野の戦い
志太軍 対 村上軍
志太軍(総兵数 8,000人)
志太家総大将「志太祐藤」
志太家軍師「口羽崇数」
志太家武将「大月長包」
計 8,000人
村上軍(総兵数 5,000人)
細野城主「明石忠益」
計 5,000人
細野城から出てきた忠益は、志太軍を探したが見つからなかった。
それもそのはず、志太軍は細野城から遠く離れた海上において砲撃を行ったからである。
志太軍の存在にようやく気付いたのはそれからまた暫くの時が経ってからのことであった。
忠益
「なんじゃと。あんな遠い距離から砲撃を行っているというのか。しかもよく見ると鉄砲ではないか。鉄砲でここまでの破壊力があるというのか。」
忠益は信常の発明した地獄式鉄砲の破壊力を目の当たりにして恐れをなしていた。
忠益
「いずれにせよ今、我らの兵が海戦を行うと奴らの思う壺じゃ。ここは援軍が来るまで籠城すべきであろう。皆の者よ、一旦城に戻るぞ。」
村上軍は、米村山城及び徳葉城それぞれの城主に援軍を要請している。
各城から援軍が出た場合は志太軍の兵数を上回る可能性が高く、戦況が大きく変わる可能性も十分に有り得る。
援軍が一刻も早く駆けつけてくれるであろう望みをかけて忠益らの軍勢は細野城に退却を始めた。





