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架空戦国伝  作者: 佐村孫千(サムラ マゴセン)
第2章 群雄割拠編
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03.討伐すべきか否か

翌日に祐晴は、桐丘島に討伐の為に兵を送り込もうと戦の準備をしていた。

本来は幕府からの討伐令を各地の守護大名家に出して戦をさせるものであったが、幕府の権威が衰退しつつある昨今では命令に従うかどうかも怪しいところだ。

それよりも幕府が自ら大名家の討伐に骨を折るなど考えもしなかったことであろう。


祐晴は、討伐の準備が揃って御所から出発する直前に志太家の使者が祐晴に面会を求めてきた。

志太家の使者は、手紙を祐晴に渡すよう命じられていたそうだ。

手紙を受け取った祐晴が内容を確認した。


「真に失礼ながら、現在の将軍家は昔の時代ほどの守護大名を統率する影響力のある存在では無くなってきております。かような状態で軽々しく討伐を行うは他の大名家の不信感を募らせ、幕府が滅亡する恐れがあります。兵は送らずにまずは間者を領内に忍ばせ、様子をうかがう事をどうかご検討いただきたく存じます。」

祐晴は手紙の内容に納得し、兵を収めた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ふむ(´・ω・)志太家からの進言に納得して兵を収めるってことは、聞く耳持たずの横暴な将軍ってわけではないんですね。
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