前将軍の死去に伴い、第13代将軍となる祐晴の就任式が開かれた。
就任式には各地の大名が出席の為に御所に出向かないといけないというのが通例となっている。
この就任式をいかなる理由であろうと欠席した場合は、将軍家の討伐対象とみなされる。
つまりは大名家の滅亡を意味する。
かつて過去に一度だけ8代将軍の時代に無実の罪を着せられた大名家が抗議の為に欠席を行った事があったが、後に無罪であることが分かった為、討伐には至らなかった。
そんな中、一人の大名が理由も述べること無く欠席するという事態が発生した。
その大名家は、御所の北西部に存在する桐丘島の大名家である大月長包であった。

※紫丸が桐丘島