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架空戦国伝  作者: 佐村孫千(サムラ マゴセン)
第4章 家督相続編
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21.次なる目標は

信常の発明品の生産が開始され数ヶ月が経ち、今回発明した志太九条式豪爆弾及び豊作布屋根の配備がほぼ完了していた。


志太九条式豪爆弾は大量生産され、城内の全兵士たちに行き渡るほどの量を常備している。

また豊作布屋根は領内の水田全てに設置され、天候に左右されずに常に安定した収穫が望める状態となった。


これらの発明品が導入されたことにより、黒子城下は鳥居家が治めていた頃よりも更に活気に溢れていた。


そんな黒子城下を眺めながら祐藤は家臣たちの前で言った。


祐藤

「この新兵器がある限り、我らの脅威であった村上家は最早敵では無いわ。次なる目標は村上家を制圧ぞ。村上島を兵器の生産国にするのじゃ。」


村上島は爆弾を生産する際に採取する素材が豊富に存在することもあり、安定した兵器生産国の確保が可能になる。

こうした点に祐藤は着目していたのである。


今回の評定でも祐藤は村上家攻略の提案を行い、志太家として村上家を攻める方針に決まりつつあった。


しかし、村上家には以前に信常が発明した村上九条式極爆弾という兵器が存在している。

威力としてはこちらの新兵器が上回るが、それでも通常の爆弾に比べると遥かに破壊力のある兵器だ。

志太家が優勢になることはほぼ間違い無いであろうが、背水の陣という言葉にもあるように追い詰められた軍勢はとんでもない強さを発揮する場合もあるのだ。


これは犠牲もそれなりに多く払わなければいけない事を意味しており、非常に悩ましい問題であった。

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