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19.発明依頼、再び
祐藤が黒子城主になって3ヶ月が経った。
内政は円滑に進んで荒れた地もほぼ修復が終わり、城下は戦前の賑やかさを取り戻しつつあった。
そんな中、祐藤は信常のもとを訪ねた。
黒子城において新兵器の爆弾の発明を開始せよとの通達を出した。
村上家での兵器、村上九条式極爆弾の製造のことである。
この兵器は村上家の領内でしか採取できない素材を使用している為、製造が不可能であるように思われた。
しかしその素材が黒子の地でも採取できることが最近判明しているのだ。
その為にも志太家は鳥居家を攻め滅ぼして領地を手に入れたのである。
祐藤
「願わくば村上家の爆弾をも上回る威力の爆弾を発明して欲しい。それと兵器だけではなく民たちの暮らしが向上できるような発明品も必要になってくるであろう。どうじゃ、お願いできるか。」
信常
「はっ、仰せの通りに。必ずや志太家の国力増強に繋がる発明を致しましょう。」
信常は自身に満ちた表情で返答した。
数年前の新兵器以来発明することができずにいた信常は、ここぞとばかりに自分の力を発揮したいと考えていた。
こうして信常による発明創作作業が始まったのである。





