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架空戦国伝  作者: 佐村孫千(サムラ マゴセン)
第4章 家督相続編
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16.第二次黒子の戦い(5)

連合軍の猛攻により、黒子城は落城寸前の状態であった。


祐村

「よし、一気に方を付けるぞ。全軍、本丸に向けて突撃せよ。」


祐村は黒子城に響き渡るほどの叫び声をあげ、本丸を目掛けて突撃を開始した。

士気をほぼ無くした鳥居軍は、連合軍の前では最早赤子同然である。

連合軍は瞬く間に本丸への城門を難なく突破し、落城までいよいよ秒読み段階に入ろうとしていた。


その頃、本丸では景望が城内に残っている家臣たちを集めた。


景望

「鳥居家は最早これまでじゃ。儂は潔くここで果てようと思う。そなたたちには本当に世話になったな。礼を言うぞ。」


そう言うと景望は燃え盛る炎の中に消えていった。


やがて本丸は連合軍により陥落し、黒子城を制圧した。

城内に残っていたほとんどの家臣は景望が自害した事を知るとそれを追って殉死することを選んだ。

また一部の家臣は連合軍の説得により、新たに家臣として迎え入れられた。


祐村

「たった今、黒子城は我らが攻め落とした。皆の者よ、勝鬨をあげよ。」


城内には連合軍の勝鬨の声が響き渡っていた。


鳥居家は今回の戦いによって事実上滅亡したのである。

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― 新着の感想 ―
[良い点] あぁー、大勝利っ!おめでとー!! 領民のことも考える素敵大名の景望さん……できれば、同盟くみたかったけど、うん……仕方ない(´・ω・)こういう時代だもんなぁ これで無事、鳥居領内の爆弾の材…
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