03.志太家での発明
祐藤は信常を志太家配下に取り入れてすぐさま兵器の発明を命じた。
村上家で開発した兵器は既に大量生産済みの為、それを上回る内容の兵器が必要であった。
村上家は長継が家督を相続してからというもの信常が発明を行う機会が随分と減っており、久々の創作意欲が湧いてきたのが自分でも実感できたようだ。
そして数カ月後、その結果もあってか兵器の開発が完了した。
新しく発明された兵器は、村上家で発明された村上九条式連射鉄砲をさらに小型化することに成功。
これにより、一人一丁しか所持できなかった鉄砲が右手、左手と二丁も所持出来ることが実現した。
更に、小型化だけではなく威力も落とす事なくほぼ同等を保っている。
この新兵器は「志太九条式小型連射鉄砲」と名付けられ、すぐさま大量生産するよう祐藤は命じた。
そして村上家で信常がもう一つ発明した村上九条式極爆弾だが、こちらは村上島でしか採取できない材料を使用している為に志太家の領内では生産が不可能なのである。
生前に好戦的な姿勢を見せた長馬から領地の存続という保守的な姿勢を見せる長継に当主が変わった事もあってこちらから攻めてこられるという危機は少しは減った。
しかし、この存在だけでも村上家は十分な脅威として成り得る存在である。
信常は引き続きこの爆弾に相当、あるいは上回る威力を持つ兵器の発明に取り掛かるのであった。





