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架空戦国伝  作者: 佐村孫千(サムラ マゴセン)
第3章 立身出世編
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05.義藤の才能

三日後、義藤は再び国輝の屋敷を訪れた。


国輝

「よう来たな。それでは早速じゃがお主がこの三日で儂の渡した書物について理解しておるか調べるぞ。」


そう言うと国輝は書物に書かれていた内容について様々な質問を投げかけてきた。

内容としては

「3冊目の56項目には何が書かれていたか答えよ」といったり

「15冊目の24項目についての問題点について自分の考えを述べよ」など

様々な書物から無作為に選んだ項目から出題したのである。


膨大な数の書物の中から出題すれば誰でも答えることはできまい。

しかも書物を読むのに与えた義藤に期間は三日という非常に短いのであるからなおさらだ。

義藤の困った顔が今にも目に浮かんできたのか国輝はほくそ笑んでいた。


しかし、その思惑とは裏腹に義藤は全ての問題に的確に答えていった。

なんと全問正解であった。


国輝は非常に驚いたと同時に、義藤の未知なる才能に恐ろしさすら感じた。

この男、味方ならまだしも敵に回れば非常に脅威となるであろう。


この一件で国輝は義藤の能力を認めざるを得なければならなかった。

しかし関係としては国輝の個人的な妬みも含み、今まで以上により険悪なものとなった。

これが後々の志太家に大きな影響を及ぼすことになるのであった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 出る杭は打たれる……というのか、若くして登用されればやはりやっかみもあるでしょうね(;´・ω・) それでも、国輝さんを黙らせるほど大量の書物を読み込むなんて、集中力や記憶力もただ者ではあり…
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