登場人物備忘録 1
メインキャラクターが出そろったところで、ここまでで登場した方々の備忘録とちょっとした設定を紹介いたします。
【神々の世界】
『戦士の神』
いわゆる『暴力』を司る神。
脳筋をこよなく愛する。
エージの世界で大好きなのは『ハンター×ハンタ○』の主人公。
『魔導の神』
いわゆる『暴走』を司る神。
手段を問わない力を愛する。
エージの世界で大好きなのは『バスター○!!』の主人公。
『盗賊の神』
いわゆる『混乱』を司る神。
なんでもありの策略を愛する。
エージの世界で大好きなのは『ストップ!!ひばりく○』の作者。
【転生前の下衆】
『矢代エージ』
ロリにつられて道路に飛び出し44トンの特殊車両トレーラーによってミンチになったキングオブ下衆。
こいつの下衆な思考と四角い箱からため込んだ下衆な知識を気に入った盗賊の神が、こいつを利用して『いっちょ戦士の神と魔道の神に嫌がらせを仕掛けたろか』と思い立ったのがこのお話である。
ちなみに盗賊の神は事故を『エージの自殺』と判断できる証拠を現場に残した。
その結果トレーラーのドライバーさんは無罪放免となる。
さすがだ庶民の神。
【ワーランの宝石箱】
『エリス-エージ』
キングオブ下衆の矢代エージが転生した依代。
享年8歳。
普段は『エリス』を名乗るが、時々神の声が『アラサーヒキニート』と響くこともある。
美しく輝く金色のストレートを肩でボブにまとめ、瞳はエメラルドグリーン、唇は薄い桜色と、父親の親馬鹿を差し引いても、奴隷商人が高値で売っぱらいたくなるレベルの超絶美少女。
いや幼女か。
エリスが持っていた天性の才能に加えエージが盗賊の神から与えられた『敏捷の加護』と『魔道具寵愛』の能力を持つ。
戦闘スタイルは盗賊。
戦いの時はとりあえず隠れる。
というか、ほとんど戦闘しない。
なぜならば犠牲の人形がなければ、ここまでで既に二回死んでいるから。
最大の武器は宅配風俗のおねいさんとの勝負で身につけた鬼畜技と、目の前にあった四角い箱からの情報である。
『レーヴェ』
没落田舎貴族の娘。
碧の髪をショートシャギーに切りそろえ、同色の切れ長の瞳と薄めの唇を持つクール系美少女。
16歳。
いわゆるスレンダービューティ。
Bカップの胸はそのうちネタにされる。
実家での政略結婚が嫌で家出してきた、クールな見た目の割には山師の性格を持ち合わせている。
祖父に仕込まれた剣術と芸術が持ち味である。
ちなみに大の男嫌い。
世間的にはエリスの保護者となっているが、経済的にはエリスに扶養されているため、フラウから『ぷーさん』呼ばわりされたこともある。
戦闘スタイルは剣士。
細身のシャムシールとバスタードソード、それにレアカラーのサーベルを愛用している。
とりあえず切る。
正直強い。
そんな彼女が醸し出す雰囲気は、まるで紫外線灯に夏の虫が引き寄せられるがごとく、世の女性が大量に寄ってくるヅカ系男役。
エリスの裸体で本人も百合に目覚めた『ロリ百合ツンデレバンバン』で満貫のガチ百合乙女である。
『フラウ』
元冒険者ギルドの受付嬢。
紅のロングフレアウェーブの髪に燃えるような瞳と厚めの唇を持つ正統派美少女。
登場時は18歳らしいと言われたが、実は16歳。
胸は怒涛のスイカップもといGカップ。
レーヴェと対比してグラマラスビューティとも表されるが、実は結構な部分が筋肉であり体脂肪率は意外と低い。
挑発するかのような目線を送りながらも冷静な物腰で接するギャップが冒険者ギルドメンバーのハートを鷲掴みにしている。
特におっさんどもからの人気は随一。
料理が得意で面倒見がいい。
オヤジころがしもお手のもの。
戦闘スタイルは重戦士。
とりあえず殴り殴られ殴って殴る。
エリスとパーティを組む前は、防御力重視でモーニングスターとカイトシールドを装備していたが、以降は両手鉾のミノタウロスモールがお気に入り。
エリスが発見した魔道具の恩恵により着々と人間要塞へと変貌中。
エリスを可愛いなと思っていたところで思わぬ鬼畜技を受け『おまぞさん』に目覚めた自称『豚女』である。
『クレア』
導師級魔術師夫婦の娘。
年は13歳。
髪型は黒のロングストレートだが普段はそれをひっつめにしている。
少年のような漆黒の瞳におどおどした弱さを感じさせる母性と父性を同時にくすぐるタイプ。
自身を襲った叔父の頭を上級魔法『エクスプロージョン』でぶっ飛ばし、脳漿まみれになった経験もある。
そのトラウマをエリスが取り除き、今では対複数戦闘では随一の攻撃力を誇るAカップ乙女である。
過去の経緯から特に性的欲求を見せるおっさん恐怖症であり、筋肉兄弟と最初に出会ったときにはマジ泣きした。
これはその後マッスルブラザーズのおかげでガチホモ限定で恐怖心が取り払われることになる。
ものづくり大好きのいわゆる理系っこ。
細工物フェチでもあり、自身がちびったおしっこを糧に『クレア-フリント』ブランドを確立した。
エリスに救われたことにより、エリスと仲良くいちゃつく夜が楽しみとなった純朴系ガチレズ乙女である。
『キャティ』
獣族ネコ科。
元盗賊ギルドの受付嬢。
年は15歳。
髪型はキャットコットンと呼ばれる、猫科特有のフワフワしたヘアスタイルで、それは真っ白で手触り最高。
猫そのものである縦長の瞳は灰色に光り妖艶さを感じさせるが、実のところ頭の中はお花畑。
そのプロフィールは謎に包まれているが、おっぱいはCカップ。
『猫戦士』という両手両足を駆使する特異な戦闘形式は、手数重視の戦闘や見世物やおパンツさん披露に有効に働く。
マルスフィールドで入手した『勇者を切り裂くもの』装備でその戦闘力は更に凶悪化。
実は意外と器用で何でもそつなくこなすにゃーにゃー娘でもある。
暑さに弱いが風呂は好き。
上半身を浴槽の石で冷やしながら下半身を湯船につけるという器用な風呂の入り方をする。
エリスに喉元の弱点を押さえられ、猫と百合の二面攻撃で可愛がられるペット百合猫である。
【盗賊ギルド】
『バルティス』
盗賊ギルドマスター。
マスター就任後にある事情で『おでぶさん』のコスプレをしていたが、エリスにキスをしてもらうのに不便だということに気づいてやめた。
目線が怖い極道なおっさん。
エリスが可愛くて仕方がないが、キャティにも気を使っているらしい。
『アンガス』
エリスのとーちゃん。
腕の良い潜入ユニットリーダーだったが、ケビンに嵌められ命を落とす。
自分の娘が可愛すぎるあまりに娘に盗賊技を仕込み、果ては盗賊ギルドのメンバーにしてしまうという、良かれと思ってろくでもないことをしてしまう馬鹿親の典型である。
『ケビン・アリシャ夫妻』
諜報ユニットリーダーとその妻。
但し両名とも故人。
エリスを上級貴族に売っぱらってそこから情報入手しウハウハいうのは、盗賊ギルドメンバーとしては当たり前の考え方だが、仕掛けた相手とやり方が悪かった。
ケビンはレーヴェに返り討ちにあって首を盗賊ギルドに届けられ、アリシャは『仲間殺し』の罪で盗賊ギルドメンバーに処分されてしまう。
結果的に彼らが残した屋敷と財産のお陰で『エリス-エージ』の大勝利人生がスタートするのである。
【冒険者ギルド】
『テセウス』
冒険者ギルドマスター。
精悍な普通のおっさん。
フラウの父。
娘を他の男に取られるくらいなら、『ワーランの宝石箱』で一生過ごしていて欲しいとマジで考えている子離れできないクソオヤジ。
実は幼いクレアを救ったのはこのおっさんである。
勇者が発した闘気がこのおっさんにはまるで通用しなかったので、多分強いのだろう。
『レレン』
フラウの後に受付嬢となった娘。
ビンゴで発光の石という微妙な魔道具をゲットした。
多分今後出番はあるはず。
『御者のおっさん&飛燕のロングソードをゲットしたおっさん』
ビンゴでクレアのサイン入りダメージ軽減2のプレートアーマーをゲットしたおっさんと、エリスのサイン入り飛燕のロングソードをゲットしたおっさんのコンビ。
このお笑いおっさんどもがこのままで終わるはずがない。
【工房ギルド】
『フリント』
工房ギルドマスター。
やけに体がでかい筋骨隆々の糞じじい。
ところがダークミスリルを鑑定できる数少ない職人の一人でもある。
叔父のドタマをふっ飛ばしたクレアをテセウスの紹介で引き取りボクっ娘に育てたマニアじじいという側面も持つ。
豪快な見た目と異なり、現在四人いるワーランギルドマスターの中で多分一番金に汚いのがこいつ。
クレアの設計をちゃっかりと『クレア-フリント』ブランドに仕立てたり、クレア設計事務所をなし崩し的にフリント工房の支店としたところにその片鱗がうかがえる。
ところがそうした行為がクレアには「親方が見守ってくれている」と映るのだから世の中はわからないものである。
【商人ギルド】
『マリア』
商人ギルドマスター。
熟女で商売人。
はっきり言って美人だが、熟女なのでエリスたちには相手にされない。
ワーラン評議会議長も務めるやり手のマダムでもある。
多分ギルドマスター達の中では一番の常識人。
但しそれはちょっと前までのことではあるが。
今では『レーヴェさまファンクラブ』という見方によっては非常識な団体の会長を嬉々として勤めている。
『ニコル』
マリアの執事
こいつもこのままで済むはずがない。
『筋肉兄弟』
商人ギルド配送特務隊。
別名『筋肉ダルマ』
ワーランから他都市、他都市からワーランへの運送を担う漢の中の漢どもである。
その仕事は迅速かつ確実であり商品の設置工事も請け負う頼れる兄貴たちなのだ。
そんな彼らの矜持は次の通り。
「一郎多聞でござる。ゲイではござらん。ガチホモでござる」
「二郎兵衛でござる。ゲイではござらん。ガチホモでござる」
「三郎太夫でござる。ゲイではござらん。ガチホモでござる」
「四郎時貞でござる。ゲイではござらん。ガチホモでござる」
「五郎明宏でござる。ゲイではござらん。ガチホモでござる」
【マルスフィールド】
『マルスフィールド公』
城塞都市マルスフィールドおよび周辺農村の領主。
白髪が目立ってきた中年のおでぶさんだが眼光はそれなりに鋭い。
どうやら正妻と側室の悪さには気づいていないらしい。
クレアのことを知っている模様である。
『ミレイ・マルスフィールド』
マルスフィールド公の正妻。
お忍びで百合の庭園に遊びに来ていた。
百合の庭園では人間女性、マルスフィールドでは獣人アヌビス科に襲われるも、しれっとしたものである。
『アンナ』
マルスフィールド公の側室。
ミレイに刺客を送り続け、ミレイから刺客を送られ続けている。
【勇者パーティ】
『グレイ』
勇者。
まともな見てくれなのだが何故か気持ち悪い。
妙に生真面目。
『ダムズ』
自称戦士。
大柄な体格は蛮族を思わせる。
『緋色の洗濯物』経験者。
『ピーチ』
自称魔術師&スカイキャッスルの歌姫。
ボンキュッボン。
『百合の庭園』でレーヴェにプライドをへし折られた。
『クリフ』
多分神官。
なよっとした頼りない男だが性欲だけは一人前。
『緋色の洗濯物』経験者。
『ギース』
間違いなくスカイキャッスル盗賊ギルド所属の盗賊。
エリスとバルティスが警戒しているのはこのおっさん。
気苦労が絶えないらしい。
【魔王側】
『魔王』
腕が不健康に白くて、他は金色の鎧に包まれている。
エージが飛ばされた異世界全体に全国放送を展開できるすごい奴。
片手一本で彗星召喚もお手の物。
でも引きこもりを決意した。
『悪魔副官』
とりあえずお役所仕事だけは発揮してみせた。
詳細はこれから。
『ウルフパック夫妻』
マルスフィールドで登場。
絶世の美声を誇る旦那と人間離れした舞踏を舞う妻というリア充夫妻。
その正体は『獣魔族・狼』である。
最後はワーランの宝石箱の引き立て役となり消えていった。
今後も徐々に更新していきます。
よろしくお付き合いくださいませ。