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四人目の犠牲者

 エリスたちは更衣室の中央にキャティを立たせると、彼女の猫っ毛がフワフワに戻るまで、四人がかりで全身を拭っていく。

 その間もずっとキャティはべそべそと泣いている。


「それじゃ、キャティを部屋に案内してくるわね」

 やっとこさ全身を乾かしたキャティの手を取ると、エリスはさっさと最後の部屋にキャティを連れ込んでしまった。


 そんな二人をレーヴェ、フラウ、クレアの三人は無言で見送る。


 二人が扉の奥に消えたことを確認すると、まずはレーヴェとフラウが動き出した。

「さて、我々も部屋で支度をするか」

「そうね」


 クレアはキャティへのジェラシーを感じながらも不思議に思う。

 なぜレーヴェとフラウは平然としていられるのだろうと。

 

「ねえレーヴェ、フラウ。二人はエリスをキャティに取られちゃっても平気なの?」


 するとレーヴェとフラウは、きょとんとした表情でクレアを見つめた。


「お前がそれを言うか?」

「心配はいりませんよ」


「そうなの?」

「そうだ」

「そうですよ」


 それでも不満げなクレアに2人は教えてあげる。

 

 エリスは来ない時は誰のところにも来ないし、来るときは全員のところに来る。

 以前1回だけ例外はあったが、あのときのエリスは夜の部が目的ではなかった。

 

「そっか。ボクのときの二人は、今のボクみたいな気持ちだったんだ」

「もう少し余裕はあったけれどな」

「うふふ。クレアはまだまだですよ」


 納得したようなクレアを連れて、三人もそれぞれ寝間着に着替えると、リビングの明かりを消し、それぞれの部屋に戻ったのである。


 さてこちらはエリスとキャティ。

 真っ暗な部屋のベッドの上で、まだキャティは泣いている。


「ここに置いてほしいにゃ、一緒にいさせてほしいにゃ……」


 部屋の隅に置かれた『発光の石』をエリスが点灯させると、キャティの肢体が明りに映し出される。

 

 人間ならば髪で覆われている頭のは真っ白でふわふわな猫っ毛に包まれている。

 そこから可愛らしいネコミミが覗く。

 

 猫っ毛はうなじから肩へ続き、そこからたてがみのように背骨に沿って背中の中央を流れていき、尻尾まで連なっている。

 

 一方、両手両足や腹部には猫っ毛は生えておらず、人間の少女と同様な白い肌を見せている。

 ただしおへその下は真っ白な毛で隠されているのではあるが。

 

 その身体はしなやかに引き締まっており、肌も雪のように真っ白である。

 胸はレーヴェとフラウの間くらいのサイズだろうか。

 肢体と絶妙なバランスのふくらみを見せている。

 

 キャティが見せる表情は猫の魅力そのもの。

 ぱっちりとした灰色の瞳に小ぶりの唇。

 そこから覗く牙を思わせる八重歯。

 

 エリスはそれとなく、ベッド上でうつぶせになりながら泣いているキャティの喉に手を差し入れてみると、指で転がしてみた。

 するとキャティは無意識に喉を鳴らしてしまう。


「ごろごろにゃん」


 お?


 もう一度。


「ごろごろにゃん」


 キティはエリスから与えられるのどの気持ちよさに、反射的に仰向けにひっくり返ってしまう。

 

 次にエリスは白い肌を見せるキャティのおなかをやさしくさすってみる。

 するとキャティは呆けたような表情で両手と両足を伸ばし、伸びを始めてしまう。

 

「ふぎゃあ」


 これはたまらん。


 エリスは猫をじゃらしてあげるようにキャティをじゃらしてみる。

 すると先ほどまではさめざめと泣いていたのが嘘のように、キャティは喉を鳴らしながら気持ちよさそうに身をよじりはじめたのである。


 こうなれば当然のことながらブヒヒヒヒ


 エリスは猫じゃらしと宅配風俗テクの2面攻撃を用いて深夜までキャティを愛撫し続けたのである。


「ふにゃあ」


 キャティの意識が完全に飛んだのを確認すると、アラサーヒキニートはそっと部屋から出た。

 そうして律儀にもレーヴェをしいたげ、フラウをののしり、クレアを可愛がってまわったのである。


 再びキャティの部屋に戻ったエリス-エージは、眠りに落ちているキャティの喉を再び転がし始めた。

 再び湧き上がってくる快感にキャティはゆっくりと意識を取り戻す。

 

「ごろごろにゃん……」



 翌朝はフラウによる朝食コールからのスタートである。

 

 フラウがキャティの部屋前に畳んでおいてくれた彼女の予備寝間着をキャティにかぶせると、エリスはキャティを連れてダイニングに向かった。

 

 六人掛けのテーブルには中央にエリス、その前にレーヴェ、エリスの左にはフラウ、フラウの正面にクレアが当たり前のように腰かけている。

 

 キャティは空いている席を確認すると、ラッキーだとばかりにエリスの右に腰かけた。

 

「いい席が空いていたにゃ」

「お前がそう思うんならそうなんだろうな」

 レーヴェが意地悪く呟くもキャティには聞こえない。

 

 実はレーヴェとクレアはエリスを見ていたい派である。

 なのでレーヴェはエリスの正面、クレアもレーヴェの右隣、つまりエリスから見ると左正面の席を選んだ。


 一方のフラウはエリスを構いたい派である。

 なのでフラウはエリスの左側に陣取り、お皿やら調味料やらナプキンやらのこまごまとした世話をエリスの隣で焼く。

 なので必然的にエリスはフラウの方を向く機会が多くなる。

 

 三人ともそうした状況を踏まえたうえで自分の席を選んでいるのだ。

 

 一方キャティが陣取ったエリスの右側の席は実は最悪の選択である。

 なぜなら前述のように、エリスはほとんどがフラウの方を向いてしまっているから。

 つまり食事中にキャティが拝めるのは、ほとんどがエリスの後ろ髪だけとなる。

 

 所詮ネコ科だな。

 と、三人はにやりと笑みを浮かべたのである。


 朝食を済ませると、エリスはキャティに引っ越しを進めるように促してやる。

「すぐに荷物をまとめてくるにゃ!」


 キャティが勢いよく屋敷を飛び出していったのを確認すると、エリスは三人に自分の考えを話した。

「キャティも仲間になったから、私の能力について彼女にも説明をしようと思うのだけれど」

 ところがフラウは首を左右に振った。


「エリス、それはもうしばらく様子を見てからの方がいいかと思います」

「なぜ?」

「盗賊ギルドとキャティの関係がはっきりしておりませんから」

 フラウの申し出にエリスも納得する。


 エリスは昨晩百合の庭園見学で見せたバルティスの様子や、キャティがわざわざバルティスから「エリスのパーティに潜り込んで来いと言われたにゃ」などという戯言たわごとかんがみた結果、一つの結論を導いていた。


 それは多分バルティスが『親心』でキャティをここに寄越してきたのだという確信である。

 それはキャティに対して、そしてまず間違いなくエリスに対しても向けたもの。

 マスターはキャティがエリスたちに抱いている気持ちを満たしてやるために彼女を自由にしたのだろう。

 それにキャティを通じてエリスたちの動向を逐一ちくいち把握はあくするつもりでもあるのだろう。

 おそらくは彼女たちを陰から庇護ひごしてくれるために。

 

 あの食えないおっさんのことであるから、キャティをこちらに送り込むことによって盗賊ギルドへの上納金が増やすという計算は当然織り込んでいるであろうが。


 だがそれはフラウやレーヴェ、クレアからすれば見解の一つにしか過ぎないし、当事者であるエリスがそう彼女たちに説明しても、すぐには納得しないだろう。

 何よりエリスにはフラウがこうして忌憚きたんない意見を申し出てくれることがうれしかった。

 だからエリスはフラウの申し出に従うことにする。


「そうね。フラウの言う通りキャティはしばらく様子を見てみましょう」

 するとレーヴェもこうエリスに提案した。


「昨日の評議会決定により、今日から盗賊ギルドと商人ギルドから出納管理係と販売係が派遣されてくるはずだ。そいつらの様子もしばらく観察しておこう」

「そうね。レーヴェの言うとおりだわ」


 ところがクレアはフラウとレーヴェの提案に異を唱えてくる。

「そんなに人のことを疑うのってどうかなってボクは思うけれど……」

「そうね。でもこう考えてみましょう。疑うのではなくて、信頼するための手続きとして確認するのだと」

 このエリスの一言をもって、この場はお開きとなった。


 その後まもなく冒険者ギルドが仕立てた馬車が百合の庭園に到着した。

 乗車していた商人ギルドと盗賊ギルドの各担当者に対して、エリスたちはてきぱきと商品の搬入やら受付のルールやら売上金の管理方法やらを教えていく。

 たちまち受付カウンターは商人ギルドから持ち込まれた各種入浴用品で飾られ、盗賊ギルドが管理する堅牢な金庫が来訪者の死角となる位置に据え付けられる。

 

 ちなみにエリスとレーヴェが仕入れた商品の在庫は仕入れ価格で商人ギルドにされるとのことである。



 こうして引き継ぎやら何やらであわただしく日々が過ぎた。

 

 その後エリスは評議会の定例会議に召集されると、議場で『百合の庭園(リリーズガーデン)』の経営計画を改めて評議会員達に説明していく。

 とはいっても事前にバルティス、テセウス、フリント、マリアとは調整済みなので、実際には住民代表である評議員たちへの説明だけである。

 

 評議会により、エリスの提案(とされる四ギルドマスターの入れ知恵)である『第一期百合の庭園運営計画』および『第二期百合の庭園拡張事業』はワーランの公共事業として承認された。

 次に商人ギルド直営の『既設公衆浴場男性専用化改修計画』をマリアが提案し、議会の承認を得る。


 続けてエリスの評議会準会員加盟は議会に提案された。

 これにはエリスが驚いた。

 まさか8歳の少女を議会のメンバーに加えるのかと?

 

 ところがこの案は既に各ギルドマスターらによって根回し済みだったらしい。

「エリスは百合の庭園の経営者だからな。当然のことだろう」

 と、テセウスが当然のようにエリスを推薦する。

「さすがに事業の中心人物をエリスを盗賊ギルドで独占するわけにもいかんからな」

 と、バルティスも続ける。

 

 ということでエリスの準会員加盟も満場一致で採択された。

  

 その後バルティスが教えてくれた。

「準会員は議決権のない名誉職みたいなもんだから気にするな。それよりも議会の情報をお前が逐一入手できることが重要だ。街の動きを事前に知ることができるのは、お前のようなさとい娘には楽しかろうよ」

 ああ、そういうことか。

 この人は私を見ていてくれている。

 エリスはバルティスを信頼に足る人物だと改めて痛感したのである。

 

 実際、バルティスはこう考えていた。

 エリスは百合の庭園を設立するにあたって、この施設を何の迷いもなく盗賊ギルドの庇護下に置くと決断した。

 ギルドから莫大な上納金を要求されるであろうことも構わずに。

 この決断は正しい。

 少なくとも今のワーランにおいては。

 

 何よりバルティスは、この8歳の娘をワーラン運営に関わらせることに興味を持った。

 この聡い娘がこれから何をなしていくのであろうかと。

 だからバルティスはエリスを盗賊ギルドで縛ることをやめた。

 彼女を自由にさせるために。

 その代わり、前々からエリスたちと共に行動したそうにしていたキャティをエリスの元に潜り込ませることにした。

 

「キャティは縛っとらんから安心しろ」


 バルティスがささやいたこの一言でエリスは確信した。

「このおっさんは私のことを支えてくれている」と。


 さらに数日後。

 街の中心から冒険者ギルド運営の定期馬車が『百合の庭園前停車場』に到着した。

 

 ここで運が良ければご婦人方がまず楽しむことができるのは、全裸で軒先に逆さ吊りにされた上に真っ赤な塗料で全身を染められ、ちんちんにカラフルなリボンを結ばれている男どもの姿である。

 

 通称『緋色の洗濯物スカーレットランドリーズ

 

 これは百合の庭園の名物のひとつ。

 こいつらは男子禁制の場所に立ち入ろうとした男どものなれの果てである。

 

 馬車を操ってきた冒険者ギルドのメンバーは、ご婦人たちが満足するのを待ってからそいつらをつるした縄をほどいてやる。

 次に男たちの横に置かれた袋に入れてある男どもの身ぐるみとともに、馬車の荷台に積み込んでいく。

 

 ちなみにちんちんに結わえられたリボンの色で、誰がこいつらを捕まえたのかが判別できるようにになっている。

 ちなみに男どもの身ぐるみは冒険者ギルドによって問答無用で処分される。

 その代わり一枚の麻シャツが男どもに渡され、それを頭からかぶった男どもはほうほうのていで冒険者ギルドから逃げ出すことになる。

 

 なお、処分された男どもの身ぐるみは、その半額は冒険者ギルドの収入となり、残り半分はリボンの色に該当する少女の冒険者口座に入金される。

 なお、現時点でぶっちぎりの成績をあげているのは碧いリボン。

 次に紅と白。そこに金が続く。

 黒のりボンはめったに見られないので、マニアの間では「レアモノ」とされている。


 次にご婦人方が足を踏みいれる場所は、まさに『女性の園』である。

 ご婦人方は競うように入場料を支払い、ロッカーのカギを受け取ると全裸となって浴場に向かっていく。

 

 誰の目も気にせずにたっぷりの湯へと全裸で浸かったご婦人たちは、思い思いの姿勢で全身をリラックスさせていく。

 まさに天国である。

 

 もう一つの目玉である『温水トイレ』には、常に行列ができている。

 また、商人ギルドが商品販売を受託するようになってからは、お風呂上がりの冷たい飲み物バリエーションが増えている。

 

 さっぱりと汗を流し、十分にリラックスした後にご婦人たちが向かうのは、突貫工事で新たに建設された隣接するレストラン。

 ここで優雅なランチと会話をゆったりと楽しんだご婦人たちは、満足げに定期馬車で帰っていくのである。

 

 こうして『百合の庭園(リリーズガーデン)』は大浴場の名称からワーラン東郊外の名所となり、さらには大陸におけるワーランの名所となっていくことになる。


 すっかり手が空いた五人は、昼食を食べながら、各々勝手なことを言っている。

「エリス、私は暴れたいのだ」

 レーヴェは腰のシャムシールをなでながら物騒なことをエリスに申し出る。


「私はモールも試してみたいのです」

 どうやらミノタウロスがドロップする『両手鉾モール』に興味を持ってしまったフラウは1本だけ冒険者ギルドに売り飛ばさずに手元にとっておいてある。


「ボクも連れて行ってよ」

 百合の庭園設計のために屋敷に引きこもっている間、レーヴェとフラウが楽しそうに牛と馬の虐殺について自慢し合っているのを聞いていたクレアは、迷宮に興味津々である。

 

「私も遊びたいにゃあ」

 何やら楽しそうに盛り上がっている三人の仲間に入りたいキャティもこう主張する。

 

 ここでエリスは気が付いた。

 そうだ、キャティの冒険スタイルを確認しなきゃ。


「キャティはどんなふうに闘うの?」

「私は『猫戦士キャットファイター』だにゃ」


 キャットファイター?

 

 聞きなれない職業に四人がぽかんとしていると、キャティは席を立った。

「口で説明するよりも、見てもらったほうが早いにゃ」


 キャティは一旦自室に戻るとすぐに戻ってきた。

 その姿は普段着とほとんど変わらないのだが、両手両足には鈍く光る金属製の何かが装着されている。

 

「『ガントレットクロウ』と『レガースクロウ』だにゃ」


 ガントレットクロウはひじから手の甲まで、レガースクロウはすねからつま先までを覆う防具に見える。

 が、それぞれその先には三本の金属製の爪がギラリと光っている。


 合わせられた防具はライトレザー製のブラトップにショートパンツのみ。

 両方とも真っ白に染められているのでキャティの肌とねこっけに溶け込んでいるように見える。

「私らは暑さに弱いから全身防具の装備や色の濃い服は苦手だにゃ。その代わりガントレットとレガースを盾にして相手の攻撃から身を守るのだにゃ」


「荷物はどうするの?」

 するとキャティは後ろにおいてあった布製の袋をエリスにかざした。

 それは頑丈な布で織られた大きな巾着袋である。

「普段はこれを担いでいるにゃ。戦闘の時はその辺に放っておくのだにゃ」


 これはまた大雑把おおざっぱなとエリスたちがあきれ顔になっているが、キャティは気にせずに話を続ける。


「それじゃ演武をしてみるにゃ」

 キャティはその場で一旦ファイティングポーズをとった状態で制止する。

「行くにゃ」


 不意に巻き起こる風。

 

 キャティの動きは、まさしく『敏捷』を体現したものであった。

 両腕両足が流れるように連動しながらくうに定められた相手へと爪の四連撃を叩き込むさまが見える。

 それはしなやかな身のこなしで敵にダメージを蓄積させるかろやかな舞とでも言うのであろうか。

 常人であれば不可能な無理な姿勢も、白く長いしっぽが忙しく動いて全身のバランスをとることにより可能としているのがわかる。

 ああ、これが防具店の主人が言っていた『手数重視の攻撃』というものか。

 エリスは納得した。

 

 フラウは攻防重視型。

 レーヴェは万能型。

 キャティは手数重視型。


 エリスは戦いを脳内でシミュレートしてみる。

 

 レーヴェとフラウのコンビを組む場合は攻防一体が基本であるので、集団戦に多少の難があった。

 が、ここにキャティの遊撃が加われば雑魚ざこ共を一気に蹴散らすことができる。

 

 雑魚をキャティが蹴散らす間にフラウがボスの正面に相対してその動きを制限する。

 その間にレーヴェが的確な位置から強烈な一撃を叩き込んでいく。

 これはいけるわね。

 

「ほう、これは素晴らしいものだな」

 レーヴェもキャティの俊敏な動きに感心している。

「これは戦闘プランに幅が出ますわね」

 フラウも色々と作戦を考えているようだ。


 エリスも楽しくなってくる。


「よし。それなら迷宮で腕試しと行きましょうか」

 エリスの提案にレーヴェとフラウはる気満々で頷き、キャティもくるくると舞いながら喜んでいる。


 ところが一人だけがそうした雰囲気から置いてきぼりを食っている。


「みんな。ボクのことを忘れないでよ……」


 あ……。

 

 エリスたちはクレアの装備のことをすっかりと忘れていたのである。

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