序章
これからこちらの小説を読んでいただける方へ
私は復讐がしたいわけではございません。
なにがしたいわけでもございません。
ただただだれかに聞いてほしくて…
自分の心の中だけに置いとくには置ききれなくて…
私に対してどんな感情を抱いてもらってもいいですが私は間違ってないと自分で自信をもって言えます。
守りたいものだけは…間違ってないと…
同情してもらいたいとも思ってません。
文句を言いたい方もおられると思いますがよければ言わないでください。
ただこんなこともあるということを聞いてほしくて…
私が守りたいものだけは…
私が間違ってると思ってる方も多々おられると思います。
もちろんわかっております。
私が間違っているのかもしれません。
そのへんは理解しております。
最低なのは私だったのかもしれないということも。
時間があるときに少しづつ書いていきます。
お時間ある方がおられましたら暇つぶし程度でいいので見てください。
私はある田舎で生まれ育った30歳のバツイチ男性です。
これから始まる小説は私にとって忘れることのできない悪夢です。
夢であればよかったのに…
ある秋の出来事。
私の父はある会社の役員でした。
その時の私の暮らしは普通か少し普通の人より裕福な暮らしをしていたかもしれません。
あの時までは…
私の父は(以降、父)は役員といっても男兄弟の中で一番下の三男でした。
なので会社で役員といっても名ばかりのもので実際はただのサラリーマンと変わらないようなものだった。
それでも毎日楽しくやっていました。
すべてはここから始まった…




