和解へ
国家サチのバリアが1部解除されている10分間、カイトが作り上げた防衛ロボットが、サンブックの軍隊の攻撃を全て躱していた。
突然のバリア解除だった為、サンブックの軍隊の攻撃準備が整わず、わずかな攻撃しか出来ず全て躱されてしまったのだ。
サンブック政府は怒りをあらわにし、同じく政府と協力する同盟国からも支援を受けて、ついに全軍隊を集結させ、動き出した。
「この国のバリアを破壊し、独立国家を潰す!」
軍の指揮官たちは、強力なドローンや特殊部隊を送り込もうと準備を進めた。
しかし……
山の上の《さち》のバリアは、想像以上に強かった。
どんな攻撃も、バリアの青白い壁に当たると、まるで弾かれるように跳ね返されてしまう。
銃弾も爆発も、電波攻撃も、何一つ通さなかった。
戦闘は無意味に――
何度も挑戦したが、結局攻撃は失敗に終わった。
サンブック政府の幹部たちは、深いため息をつきながら話し合った。
「もはや武力ではどうにもならない……だが、このまま無視するわけにもいかない」
「どうすれば……?」
そんななか、若者たちの声がさらに強くなっていった。
全国の若者たちの声
街のあちこちで学生や若い社会人が集まり、声を上げ始めた。
「独立国家を応援しよう!」
「バリアは守るためのもの。攻撃するのは間違ってる!」
「僕たちもあの国に行きたい!」
「政府は若者の声をもっと聞け!」
「自由と未来を奪うな!」
SNSも大騒ぎ!
「さち、マジで強固すぎるw」
「政府が折れる日も近い?」
「まさか戦争なしで認められるとは思わなかった」
「“さち”のロボットかわいすぎ」
「もう国のあり方考え直すべき」
「若者の力、侮れない!」
長期にらみ合いが続いた末、国内世論や国際圧力で承認に追い込まれた
そして、ついに、、、
政府は重大な決断を下した。
「我々は独立国家の存在を正式に認める」
受け入れられた“さち”の未来
ニュース速報が流れ、全国にその知らせが届く。
「ついに認められた! これであの壁の向こうも“国”なんだ!」
「さちの勝利だ!」
「新しい時代の始まりだね」
「僕たちももっと夢を持って生きられそう」
「ありがとう、サチとカイト!」
山の上でのサチとカイト
二人は静かに夜空を見上げていた。
「やっと、ここまで来たね……」
「うん。戦わずして、未来を掴んだ」
「でも、これからが本当のスタートだよね」
カイトがそっと手を取り、サチは微笑んだ。
「ええ。みんなと一緒に、もっといい国を作ろう」
新しい国の物語はここから始まる
こうして、独立国家はサンブック政府から正式に認められ、新しい一歩を踏み出した。
国民も若者も、これからの未来に胸を膨らませていた。




