思い出す記憶
まずい、このままでは、意識が、グ
おい、どうした大丈夫か?
悪いな、どうやら俺は、ウ
幸の様子がおかしい、幸はこの時焦っていたバックアップを開始してしまったことで体がスリープモードになってしまうからだ、
超位魔法、 ピー バックアップ中に魔法を使うと危険です、 自己防衛機能が働いている、
魔法を使ったら危ない、だがここで俺がいなくなったら、地球は?
クソ超位魔法「ヘルズコール」極、
づどーん、巨大な重力波が戦闘領域全体を包み全てを押しつぶす、
これは敵味方を巻き込んで押しつぶしパワード王国王都にまるで隕石が落ちたかのような大きな穴ができた、
な、な、なんてことを貴様、 う?
ガ、ウぇ これうぇ まずうィ
幸の体から血が垂れている、自己再生機能が動いていない、幸の意識が飛ぶ、
ラスティーノ様これは、
おそらく、魔帝の魔法だこれはどうしたものか、こんなことができるなら初めから、
ラスティーノ様、魔帝の魔力が感じられなくないですか?
ん?まさか魔帝が、私は様子をみにいく、敵は見ての通り跡形もないが他の敵が来るかもしれない警戒を怠るな、
りょ、了解
おい貴様、
パワードが動揺している、目の前で幸が超位魔法を使った途端王都は陥落し幸まで血を流して倒れたのだ、この時パワードは迷った今こいつを殺すべきか、それともこいつを信じて降伏するべきか、
しかし今行われた所業を見るに到底信用できない、
グ、
な、何をしているのだ貴様はパワード王か?、
貴様ゼムか、まさか生きていたのか、
どう言う事だ、この状況は、
ゼムよ降伏するべきだ、
何を言う貴様、この星を売り渡すつもりか、
もう勝ち目はない、主戦力はほぼ全て先の魔法で皆逝ってしまった、この状況では
なら目の前で倒れているこいつを人質にすればまだやれる、他の国から応援を強制させる、
無駄だそんなことしてももう星を立て直すどころではなくなる、たとえこの戦い勝利しても星力に圧倒的なダメージになる、
うるさい、だがそれでも仲間を殺されたんだ償ってもらう、
ゼムが幸に向かって剣を振り下ろした、
カキン、
剣がぶつかる音、ゼムの剣はラスティーノの剣により止められた、
魔帝は殺させない、
なぜだなぜそいつを庇う、そいつは地球人じゃない貴様らが守る必要はないだろ、
違う、彼は地球人だ地球に移住し地球のために戦った、紛れもない地球人だ、
そうかなら殺す貴様もあいつも殺してやる、空間魔法、
ゼムが一瞬で間合いに入った、
毒魔法、[ポイズンルーム]
ウェ なんだ体が気持ち悪い
私の部屋入ったらもうその苦しみから逃れられない、
グァ、くっそ動けないなぜだ
そのボロボロの体では私の魔法空間の中で動くのは無理です、
グァー
ふ、魔帝しっかり、ん?これは
ゼムを倒しすぐ魔帝に駆け寄り魔帝を戦艦まで連れて帰ろうとする、
まて、
パワードが呼びかける
どうか、
ラスティーノは何も言わずにその場をあとにした、
なんだここは、私は、そうかバックアップ中か、ミサイル発射、いつまでかかるのか、ミサイル発射、ミサイル発射、俺の体は大丈夫が、ミサイル発射ミサイル発射ミサイル発射、
あーうるさいなんだこれは誰だいや記憶か、なんだここはどこだ俺は、
幸起きなさい朝だよ遅刻するよ、誰だこのうざい嫌な声はでもなんか
黙れ俺はしっかり時間を見てまだ大丈夫と判断して寝てるんだもう高校なんだからうるさくするな、
これは俺の記憶俺は人工知能のはず?どう言うことだ 、
幸は混乱するのを抑え考えたこの状況で1番確率が高い結論は、
まずこの世界には魔法がないと言うことがわかる、そしてこいつは俺と同じ感情、心を持っている
これは、
ミサイル発射ミサイル発射ミサイル発射
そうか俺はミサイルで死んだのか、そして俺は人造人間に転生したのか、
今全てを思い出した、この俺の中の違和感、そうかこの体には
幸は一つの答えに辿り着く
誰かが近づいてくる、
やあ、僕の名前は[皆実 幸]君がうざがっている感情だ、
そうかなぜコンピュータの僕がこんな気持ちを持っているのかわからなかったが、あなたが入り込んできたからでしたか、あなたの心は実に人間らしいそのおかげで今の私の人格があるのですか、
違うよ、僕の上にあなたが入ってきたんだよ、
なるほどならこのバックアップはあなたが私の体を手に入れるための、
それは違うよ、このバックアップは知らないといけない事実を思い出すためのものだ、
それは興味深い、
あなたが最初にはいってきた時僕の感情までとりごんで目覚めた、だから僕の願いがあなたの目標になったんだ、だからあなたは知らない本当の目的を、
なんだ、
教えようあなたの目的をどう言う理由で作られたかを、
ああ
これを知りたいなら僕と約束してほしい、
なんだ?
体を僕にちょうだい、あなたは僕のサポートをしてほしい、
断ったら
僕と一体化しなかったらバックアップは失敗する、だから教えることができない、
なるほどわかった君に体を預ける、私は君をサポートする、だから教えろ私が作られた理由を
いいのか本当に
いいんだ
本当に
いいんだ
本当に
いいんだだからいい加減教えろ私が作られた理由を
いや出来る限り引っ張りたいと、厨二心が、
あー なんかわかる、分かりたくないけど私もわかる、君の心のせいだ、
こんなことしてる間も体が危ない、教えよう僕が見て聞いた全てを、事実を