第25幕:いざいざ開戦
「―――皆さん!! 帝国の民、皇国の皆さん、王国の方々……、そして異訪者の方々も!!」
無明神の力によって再構成された要塞の都市。
巨大にして長大な城壁の上に立つ少女の声に、星の数ほどの注目が集まっていた。
たった一人……、年齢で見ればそれこそ15歳前後の女の子が、その小さな身体から絞り出されたとは思えない程の声量で。
また、綺麗でよく通る声なんだ、これが。
「私は帝国ララシア伯爵家、ステラ・クライト・ララシア……帝国の御子であり、星神アリステラさまの使徒です。今回はエトワール・アルバ・クリプトセント皇太子殿下より国軍の指揮、その全権を委任されています」
城壁の下、無数に存在する人々からどよめきが起きる。
多分、彼女が抜群に可愛いからだろう。
淡い金髪でふんわりとっても柔らかそうな髪に、サファイアのような澄んだ青の瞳。
あんな美少女さんが必死に、精一杯に宣言を下してるんだから、恋が始まらないわけがないんだ。
「あんまり表出ないもんな、ステラさんって」
「僕たちはルミさん経由で知ってるけど、知らない人も多かったんだろうね、きっと。このどよめきだと」
「他二人の御子様は国のトップオブトップだけど、あの子だけ一つの貴族家の娘だしね―――ところで本当に全権委任されてん?」
「んー? うん。やってみるがいいって言ってたらしいよ」
「「かるぅーい」」
「世界が終わるかって状況なんですよ?」
「ご存じの方も多いでしょう。つい先まで、この場所では幾多の戦いがありました。大きな戦いがあり、この都市からは、多くの人々が姿を消しました」
それは記憶に新しい真竜バラムと、無明神の復活騒動だろう。
都市自体はこうして元通りに見えるけど、実際の所あの件によるNPCの行方不明者は数えきれるものではなくて。
彼等は、私達とは違って基本的に復活は出来ないんだ。
「戦いが悲惨であればある程に人は学ぶ。二度と起こさないようにと、人は記せる。けれど―――同時に、人は忘れるのです。愚かな戦いを何度も、何度でも……」
「そして、また……。またしても、私達は多くの犠牲を払うことを。最悪の選択を取ってしまうところでした」
「「……………」」
「私は争いが嫌いです!! 戦争など、もってのほかです。増して信仰のための戦争など……、捧げられる犠牲など、必要はないのです、生贄などもっての外です! それが神々の望んだことだというのならば、私はもう神など信じはしません……!」
「……おいおい」
「御子様がそれ言っちゃうんですね」
「神社娘も似たようなことよく言ってるけどね―――ルミねぇ?」
………。
「王国とか、帝国とか……増して異訪者なんて。そんなの関係ありません! 結束しましょう! 私達は、ただ生まれた場所が違うだけ……! 同じ星の元に生まれてきた、かけがえのない命です……!! 同じ鼓動を、肌の温かさを、心を持っている! 私達は、生きているのですから!! これからも共に生きるのですから……!」
「「―――――」」
……。
誰一人として笑っていなかった。
それは、理解しているから。
この世界に生きるNPCさん達は、本当に自ら考え、行動し、私達と沢山の時間を共にした。
彼女たちには命があるのだと、私達もが当たり前に認識しているんだ。
「異訪者の皆さま! 皆様の―――あなた方の助力が必要なのです! 連鎖を……、戦いを終わらせるための戦いを。どうか私と……私達と共に立ち上がってください!! 」
「「―――――」」
拍手、雄叫び。
拍手、拍手、歓声、拍手。
何処からか始まったそれが、一瞬で伝播し、割れんばかりのモノとなり。
音鳴りを一身に浴びていた彼女に並び立つようにして現れるのは。
「―――ディクシア様」
「うん。任せて。……では、詳しい話は私からしましょうか。まずは自己紹介を。―――王国王女ディクシア・サンリア二クス。皆さんが参加したであろう先の戦争を吹っ掛けた、ある種の黒幕とも言える側です」
一杯一杯に、しかし確実に心に訴えかけてきたステラちゃんのそれとはまた違う切り口。
しかし、彼女の言葉もまた力がある。
選手交代の直後から、皆の意識は彼女に固定されていた。
「えぇ。私が帝国側の全権を委任された御子と共にいることに疑問を覚える者たちも居るでしょう。危うく最悪の結果となるかもしれなかった。これも、ステラさまの仰っていた通り。しかし、全ては最初から取り決められていた事なのです」
「皆様がここにいる事。我々がここにいる事。全てに意味がある。ある者たちは月明かりに、ある者たちは星灯りに。皆、己が意思をもって導かれてきたんです。私達は共に、大敵を。大いなる存在を打ち倒し、自らの手でつかみ取るためにここにいるのです」
聞こえる声。
「じゃあ」「やっぱり」「最初から分かってた」
多くは肯定的なモノで。
「うむ、素晴らしいね。こんなに沢山頭が回る人たちがいてくれるんだから、頼もしいよ」
「―――嘘だで」
「二重の意味で嘘だよね。分かってなかっただろうし本当に吹っ掛けるつもりだっただろうし」
「そのままだったら多分本当にぶつかって戦争に発展してたと思うんだけどねー」
「完全に敵方だった筈なのに申し訳なさおくびにも出さないのやっぱルミねぇ味あるな。ところで俺の事吹っ飛ばした件については未だ謝罪の一つもなしなんだがその辺って―――」
「恨み浸透がここにも一人」
「大分骨髄ですにゃぁ、こらぁ」
………。
「先ほど、ステラさまが神などいらないと仰っていましたね」
「「……………」」
「えぇ、大変結構。ならば、滅してしまいましょう。敵は―――神。私達がこれより相対するは、まさしく古の大神……、鋼鉄の神。数多の魔獣を統べる、巨神の神。数には、数を。神には神を。準備がある。勝算もある。報酬も―――まぁあるかも? では、最後に……エディフィスさま」
「はい、ディクシア様」
再度バトンタッチ。
ここに、三人の御子全員が揃う形となり。
「私は皇国皇女―――リア・ガレオス・エディフィスと申します」
異訪者の皆さんからまたも「おぉ」と歓声が上がる。
ゲーム開始初期から名を知られていたけど、殆ど人前に姿を現すことがないのは彼女も同じ。
むしろ、名だけは広く知られているから、インパクトがあるんだろう。
あとは単純にアルビノにも近しい白い肌に白い髪といった儚げな容姿がハートにずっきゅんしちゃったか。
「私達の世界は、既に神々の手を離れております。神々とは私達を見守る存在ではありますが、どんな時にでも縋れるべき都合のいい偶像ではありません。―――しかし恐れないでください。私達が付いています」
「神々の代行者として我々光の三御子が。そして、守護星である12聖天が。この場に集いし使徒たちが、あなた方と共にあります!!」
言葉と共に続々と現れる影。
現れた存在達は三御子の背後に控え。
「名乗ろうか。【灰燼の拳仙】王国戦武衆アラクラン」
「王国一の吟遊詩人、リシリュー・カルクニオ。【翠玉の霊杖】とも呼ばれております」
「……ん?」
「あれ? あの人って……」
カルクニオさん……、確か秘匿領域で大精霊祭の実況をしてたエルフさんだ。
彼も12聖だったのか。
「海岸都市リートゥス領主、シュトラント・ドラコ」
「古代都市月光騎士団武芸指南役総元締め、アルバウス・ピスケス」
【白刃の剣聖】アルバウスさまに、【蒼穹の魔砲】の海洋伯。
そして、危うく私達PLが戦わされるところだった二人の十二聖さん。
凄い。
「なんて偶然だろう。まさか、世界を滅ぼす神様が復活しちゃうポイントに偶々王国の12聖がみんな揃ってるよ」
「「ワーー」」
「スゴイグウゼンダナー」
「あ、そうだ。ところでワタル君って贍部洲知ってる? こっちの字の」
「―――えっと……。確か、仏教用語ですよね? 人間の住んでる世界を区別してそう呼ぶって」
「ほー。だから戦武衆の人らって仏僧っぽい格好してたんか」
「王国の海岸都市の一件でも三身説とかありましたし、やっぱり王国ってそういう感じなんですかね」
「日本っぽい所もあるし、稲作とか生魚とか食べてるしね」
そう考えると、王国はアジア系の文化が主な題材になっているのかな。
「皇国所属、12聖天【黒鉄の機銃】ライブラ・バベル」
「で、同じーく?」
「皇国所属! 僕達二人で【紫紺の斧槍】!」
「……。名乗らず」
「で、こっちのしずかーな方が【鉛影の双鎌】アレスさんね。多分12聖の中で一番強いよ! あと怖い!」
そして、皇国所属の12聖は三人。
残り一人は【緑化の穿弓】サジタリスさん……、元ノクス盗賊王さんだからここにはいない訳で、つまりはこれで全員って事になり。
「帝国近衛騎士団団長【金壁の天盾】ル・リオン」
「同じく副団長【銀閃の刀姫】パルテノ」
「……。【紅蓮の戦鎚】タウラス」
おっと。
リオンさんにパルテノさん、タウラスさん……。
帝国の十二聖さんは大半を知ってる筈が、知らない女性が一人……長い水色の髪を持つ、妙齢でセクシーなお姉さんがいるね。
彼女は……。
「―――【淵水の雷鞭】メルクリア。皆さまの働きに期待しますわ」
「メルクリア。通商都市狼公主の伴侶で牙兵団の長だな」
「一度も見た事なかったからフレーバー設定だと思ってたんだけど、本当に居たんだ」
………。
12人―――双子座であるトールちゃんとポール君を二人で一人と考えるのなら、11人。
……11人だよ?
たった一人ですらトップオブトップランカーの異訪者たちが束で掛かって、様々な要因が重なったことでようやく倒せたような最強NPCさん……それまでは決して勝つことはできないなんて言われていた存在が倒れた一件はいまだ記憶に新しい。
それと同格とされた存在が、ここに勢ぞろいしている。
「やべぇな。世界かけた戦いでも始まるんですか?」
「始まるんです」
「あんまり知られてないんですけどね。実はそうなんですよ」
現実味が湧いてくるね。
封印でも、追放でもなく……討伐。
今日、私達は本当の意味で神を打ち倒すんだ。
◇
「はぁ~~。緊張しました……」
大規模な演説の後。
城壁の陰になる部分で震える脚のままへたり込む仕草を見せる姿……やはりステラちゃんはこういった表舞台に慣れていない様子だった。
……けど。
果たして、何処までが舞台上でどこまでが舞台袖なのか。
ただ演説してるシーンを作り込んでるだけならPLとNPCの境界は明確に区別できる。
けど、裏までこういった一面があると、いよいよ両者の差異はないように思えて。
「お疲れ様です、ステラさま」
疲労が見えるステラちゃんに対して、リアさまは余裕綽々。
ここはやはり経験の差だ。
「ぁ……、ふふっ」
「ステラさま?」
差し出される手。
それを遠慮なくとった彼女は、不意に小さく笑って。
「いえ……ごめんなさい、リアさま。その……どうしてか……、嬉しくて」
「―――。ふふっ。分かりますよ。私達は……三国がいま、完全に団結しているのです。まだまだ、役目は終わってませんけれどね? ですから、ステラさま」
「はい! 私達は私達に出来ることを、です」
………。
「また無言で拍手すんな」
「私のさがでね―――お? ところでもう一人の御子様は……」
「当然準備に入ってる。あと数分だし、色々とやるべき事があるって」
「ほー。……彼女と仲いいんだね」
「んーー」
「一応僕達が大精霊の召喚に成功したって感じですから? サラッと流れたけど」
未知領域での邂逅以来、彼女はナナミやエナたちと行動している。
これに関しては猶予が僅かばかりだからっていうのもあっただろうけど、彼女が王国の指揮を執る必要もないらしい。
「円卓の精鋭たちよ! 準備はいいか……!」
「龍の同胞たちよ、いざ頂のいくさへ!」
「おおおおちおちおつちいて私なら出来る出来る出来る―――……戦いと敗北を恐れるな、同胞たちよ。我らは骸となっても君臨する千年王国の主なり」
「上弦騎士たちよ、あれらより前へ」
「鋼殻騎士団、他よりも前へ……、前進」
「王国の者らに負けるな、我ら不倒の帝国近衛衆! 更に前進せよ」
「負けられぬ! 戦武衆―――」
「……であればさがるぞ、神使達」
「「おい」」
「アレスよ! 貴様はまっこと……」
「我らが役目は守護にこそあり。暴が目的の者らは……勝手にやっているがよかろう、アルバウス」
「ぬぬぬ……」
NPC、PL問わず何処かの国の軍隊とかに属している人たちが轡を並べ、隊列を組む。
大規模な軍団、兵団、騎士団の精兵たちが。
ギルド所属の強者たちが。
そしてフリーの人たちもそれぞれが最高のコンディションを整えるかのようにその瞬間を待ち続けている。
規模は、当然万を超え。
彼等が見据えるは出現予想地点としてピックアップされた要塞都市の壁外―――何処までも続くような地平線で。
「けど、ここにいる人たちの大多数は私達の本当の計画を知らないんだよね」
手順としては簡単。
全力で戦う合間に、最終兵器を完成させて敵方の完全消滅を狙う、と。
決して悪い事をしようとしている訳でもない。
「うーん。皆を騙すような形になっちゃってるのだけ申し訳ないような。良心が痛むね」
「ないものは」
「「痛まない」」
最近私への集団的虐めが問題になってる気がするよ。
「トイレよーし、夕食よーし、空調よーし」
「こちらの準備は問題ない」
で、長く掛かりそうだから。
皆粗方の手筈は済ませている。
「けど、なんか可哀想っていうか勿体ねぇよなァ。世界の掛かった存亡の戦いに参加できねえっての」
「なーー」
こんな大きな戦いだって、当然参加できない人は居る。
私の知り合いでもマリアさんとかレイドくんとか、大きな戦いに興味を抱きそうな人たちが来てないのは単純に予定が合わなかったから。
そういう意味で、この場にいる多くが「気の毒に」という言葉を放ち、多くのヒトが同調している様子で。
「背負えよ、諸君。なれば我らには責任があるのだ」
「「?」」
そんな時。
たなびく青のマントを颯爽と翻した白銀の騎士王が精緻な彫金の施された聖剣を掲げ、声を上げた。
「或いは、我々が敗れればこの世界は消えてしまうのかもしれない。この場に来れなかった者らは、人知れず失ったものの大きさに唇を噛み、身体を震わせて悔やむのかもしれない。なれば、我々に出来ることは何だ? ……彼等が戻ってくる場所を。帰るべき世界を、護る。それこそが、並び歩んできた友へ、ここにいない者たちへの最高の贈り物になる事だろう」
「戦おう、諸君。戦うのだ。託された想いと祈りを背に、共に行こう。これは終わりの戦いでは断じてなく……のちの為。好きな事を楽しむための、前哨戦なのだから。邪魔だてする神程度、軽く捻ってやれ」
「なんか演説始まったぞ」
「本当に王様だな、あの人」
「明らかに生きてる世界違うよな。生まれた時から選ばれるべくして選ばれた人間って感じだわ。才能生まれ努力全部カンストしてるわ」
「ん、やっぱり一位さまはいう事が違うな。その辺どう思います? 二位さま」
「むぅ……?」
「はっ。むしろ良いだろ」
「ですよね。―――超えるべき壁は高い方が楽しい……、ふふっ」
「だろ、だろ? はははッ」
「「っふっふっふ……」」
「何なのこの人たち……」
「怖いね」
「なァユウト―――ウチ来るか」
「断ります」
「こい」
「嫌だ」
「お前ら全員来い」
「「や!」」
「何なのこの人たち……」
「怖いね」
何かが通じ合うんだろうね。
ユウトとリカルドさんはやっぱり何処かウマが合うらしい―――合ってるよね?
環境トップ層、全ギルド二位の副団長から直々にスカウトされていた彼は、すぐにいそいそと退散してきて。
「……。なあ、ルミねぇ」
「んう? ―――彼女たち……魔族側の出方かい?」
「……………」
「当たったっぽいな」
「本当にエスパーだよねこの人」
そうだね……。
「そもそも、魔族側が参戦するメリットって何なんだろうね。彼等って、結局何が目的なんだろうね。魔神王さんの目的、魔族の目指すもの……。多分、この件は一段落着いたら、今度はそっちじゃないかな、きっと」
「……。だな。それに、まだ来ないと決まったわけでもない訳だし……今は」
「「一分前!!」」
00.00.00:59
……。
カウントダウンが始まる。
息を止めても、思考を止めても、時間だけは決して止まりはしない。
着実に、確実に―――多くの人たちが固唾を飲んで見守る中で。
00.00.00.01……、00.00.00.00
ぜろぜろぜろぜろぜろぜろぜろぜろ。
遂にぞろ目、定刻だね。
いつもの通りなら、今に―――。
『―――No.1 ヨグノス 封印の完全解除を確認』
『―――終末シナリオ 第一段階が発動します』
ほら、やっぱり地響きだ。
以前の要塞都市のモノとよく似ているけど、あれよりよっぽども大きいかな。
「あーー、れーーー……」
「まわるまわるめがまわわわわ」
あまりの揺れの大きさに私達がころころりと転がっていく中で、地平線の向こうではメキメキと地が盛り上がり―――食い破られるようにして、まるで噴火のように大地が弾ける。
そして、流れ出てきたのはまさに万物万象と表現したくなる程に様々な姿形の存在。
羽を持つ飛行型、ずんぐりした巨大な体躯の獣たち、果ては小動物のような姿まで。
全て、魔獣だ。
統一されない個性を持つ魔獣群が、まるで湯水のように各地に生じた大穴から湧き出てくる。
そして、そんな大軍が豆粒にさえ思えてしまいそうなほどに巨大な何かが穴の向こうから顔を覗かせる。
まるで寝ぼけ眼を擦るように。
手を伸ばし―――星そのものが卵の殻とでも言うように、大地を破り這い出てくる
その姿は、成程。
巨人だ。
海岸都市の一件で姿を現した三身の綱獣……あれをもっともっと果て無く巨大にしたような。
スカイツリー……600メートルはありそうな威容。
石像みたいに堅そうで、かつひび割れ苔むした肌……鬼のような強面は、口元に伺えた牙だけで10メートル近くありそう?
「オーガ……。大神―――鋼鉄神ヨグノス……!!」
「スケルトン、スライム、ゴーレムときて……あれが」
大きいなぁ。
ここまで来ると象とアリの関係じゃないか、冗談じゃないね。
「あ、メガネメガネ……すちゃ」
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【Name】
鋼鉄神 ヨグノス (Lv.500)
【種族】 地底の土 簒奪の巨王
【深層位階:大神級】
地底の大神が一。
喰らい、奪い潰し、世界をたいらげる。
地底の土は生きとし生ける全てを奪い、玉座に座る。
其は時の王であり過去と未来に君臨するもの。
大地に根差す全てが神の肉であり、骨であり、力である。
【権能】
・大地の権能 果てなる鋼鉄(魔力無限化)
・三身説 ホッシン(超速再生)
・三身説 ホウジン(肉体改造)
・三身説 オウジン(単独顕現)
・金属戦意(眷属狂化:特大)
・土尊現身(貫通無効)
・落とし児の庇護者(眷属強化:大)
・楔の残滓(能力低下:小)
・地暦吸根(継戦能力強化:特大)
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