【45】dot monster-2
dot monsterは確かに水谷を商店街入り口付近のビルの窓から見ていた。
「さすがポルカドット611様に楯突くだけ有るねぇ。窓や裏口から出ればボウガンで貫こうと狙っていたのに。タクシー移動しやがってるし
めんどくさいなぁ。」
そう言うと。dot monsterは双眼鏡やボウガンを片付けながら水谷を追うために立ち上がった。
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水谷はタクシーで隣のS県まで向いそこから電車に乗り移動して。バスに乗り継ぎ山の方へと向かった。そして徒歩で20分程歩き水谷はポツンと一軒在る山小屋へと入った。
「久しぶりにここを使いますね。各種GPSも切って居ますし、さあゲームスタートですよ。」
そう言うと水谷は荷物を山小屋の中のテーブルに置いて室内の倉庫からガソリンを取り出して発電機へ入れ、試しに動かしてみると。最初はなかなか動かなかったが徐々に動きだした。発電機の動きをチェックして少し時間が経つと吸い上げポンプに水を流してポンプの動きをチェックした。蛇口を捻ると始めは濁った水が出だしたがその内に、透き通った地下水が汲み上げれて来たら暫く置いて。テーブル付近に在る暖炉へ火を灯すと、水道の水で薬缶を洗いガスコンロでお湯を沸かしコーヒーを入れた。
水谷は蛇口を閉めると。コーヒーを飲みながらノートパソコンでTube Lineのアプリを開きマリアのチャンネルで動画を自動再生すると
「芸術ってのは一向に理解出来ませんが。この音楽が100人近くの命を救ったとは大した物です。」
そう言うと。合わせて鼻唄を歌いながら小屋の中を掃除し始めた。布団を干したり、埃を落としたり、棚を磨いたり、掃除機を掛けたり三時間掃除をした所で水谷は掃除に飽きてノートを出して。ノートパソコンでdot monsterに付いて調べる事にした。
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商店街にマリアと買い物に行った僕は、商店街の人達の話で水谷の事務所がボヤ騒ぎに成った事を知った。僕は流石に水谷とは言え心配になり、退院した筈の千香子へ電話してみた。
「あっ、どうも。幸島です。千香子さん体調の方はどうですか?」
「岳大くんお久しぶり。珠樹から特別ボーナス受け取った?君達凄いねー。私も嬉しいよ。」
千香子の元気そうな声を聞き僕は安心しながら本題を切り出した。
「その節はありがとうございました。あんなにたくさん。それと今水谷さんがdot monsterって奴に命を狙われてて。僕達には近付かない様に言っているのですが大丈夫なんですかね?何か出来る事が有ればと千香子さんに電話した所です。」
「そうなの?珠樹なら大丈夫よ。きっと鼻唄でも歌いながら楽しんで居るわよ。あの人は長年探偵をやっていてこんな事は何回も有るから。大丈夫よ。それよりもこの空いた時間とお金で今を楽しみなさい。」
「そうですか。千香子さんがそう言うのでしたら。ありがとうございました。」
そう言うと千香子は電話を切り。僕はいつの間にか荷物だらけになっているマリアの荷物を半分持ってあげた。
「タケありがと。」
「荷物多いし一旦帰るか。それから尚吾に電話してマリアの新しい動画の計画立てようか。」
そう言うと。マリアは嬉しそうに
「新しい曲が3曲イケるから楽しみっす。その前にカラテパンの数島お兄さんが送ってくれた大量のパンをカビが生える前に食べるっす!」
僕達はそんな事を話しながらアパートへと戻る事にした。
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「ヒッキシッ!」
水谷は激しいくしゃみをしながら。dot monsterに付いて調べて居るが。思考が様々な状況を描きノートに書いた情報を見ながらニヤニヤとしていた。それから水谷は暖炉の火を消して山の麓の町へ買い出しに出掛ける事にした。




