前へ目次 次へ PR 2/13 あまりパッとしない毎日 「またおはぎかよ!」 「お前こそ」と、僕はお弁当の時間に、染川に言った。「またおはぎかよ!って言うのかよ」 「しっかしよく飽きないよなあ」 確かに、僕が高校生になった今まで、続けてこられたことは、「おはぎを作って食べる」ということぐらいだ。 塾も続かなかったから、あまりパッとしない高校に進学した。 ピアノもやめたから、あまりパッとしない演奏しかできないし、書道をやってみたり、小説も書こうと思ったことさえあったけれど、何一つ身についていないのだ。