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最終回
1 義理と人情
その時、
「にいちゃん、力を貸すぜ!」
と言ったのはあの時のヤクザたちだった。
どこから湧いて出てくるのか、わらわらと集まってくる。
僕を殴った男が、ウインクしてきた。
巨大化した悪魔よりもそっちのせいで、僕は怖くて動けなくなってしまった。
2 行進
……気がつくと、悪魔はコテンパンにやっつけられていた。
「ただいま」と芽衣子が言った。「お腹すいちゃった」
「よし」
僕と、芽衣子と、それからなぜかついてくるヤクザたちの大行進が始まる。
3 幸福なだけ
家のドアを開けると、母親が出迎えて、
「こんな夜遅くにどこ行ってたの!?」
と叱るが、ヤクザたちの顔ぶれを見ると失神。
「どうぞ、上がって」
と僕は言った。
もちろん、僕たちはたくさんのおはぎを作って食べた。
それだけ。
最後までつきあってくれて、ありがとうございました。
一期は実験文学的で意味不明になってしまったので、バランスを取るように、普通に読みやすい、面白いお話を書いて、楽しんでもらいたかったのです。
失礼しました。




