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出会った
吐息が首筋に当たる、甘い妖艶な香りが鼻を突く、顔が火照る。
2人の体が密着し、何処までが体か分からなくなる
これはやばい、頭が真っ白になる
ほんの少し前
私の名前はヒスイ、歳は15
髪の色はエメラルドグリーンでショート
身長は小さいのが悩みでみんなから幼く見られてしまう。
種族は魔族だ
そんな私には秘密がある
女なのに可愛い女の子が好きなのだ
周りからはおかしいと思われるのが嫌で隠している
今日は夢にまで見た王都での学校に入る試験の日だ
この国は種族が多種多様でお互いに共存している
学校の試験会場へ行こうと歩いているのだが
なかなか着かない、どうやら道に迷ってしまったようだ
ふと道の端に目をやると黒いローブに身を包んだ人がいる
道を聞こうと話しかけた次の瞬間
首筋に鋭いナイフの先が当たった
