encore 〜fermata〜
お姉ちゃんが恋をした。
どちらかといえば男の子っぽくて、はっきりしていて、強くてまっすぐなお姉ちゃん。
その日、帰ってくるなり私のところに来て、真っ赤な顔をして相談してきた。
「私、死ぬかもしれない!!」
そんなに元気な人が死んでしまうわけがないでしょう。
冷静に返した私の肩を揺さぶりながら、お姉ちゃんは甘々の恋愛相談を持ちかけた。
お姉ちゃんが泣きながら帰ってきた。
恋をするのがこんなに苦しいと思わなかった。
こんなに汚い感情を持っているなんて思わなかった。
お姉ちゃんがこんなに泣いているのを、私は初めて見た。
お姉ちゃんが私に飛びついてきた。
何。と返すと、黙って私を抱きしめる腕を強くした。
「…ちゃんと応えてくれるかなぁ。」
その声と体が、震えている気がした。
お姉ちゃんがいつも通りに戻った。
奏汰先輩とはどうなったの。と聞くと、ニヤっと笑って
「気になる?」
と聞いてきたので聞かなかった。
「前川の妹ちゃん。」
声をかけられる。
輝先輩だ。
私の友だちのお兄さん。
お姉ちゃんの友だち。
明るくて、優しくて、そして…。
よくわからない人だ。
_______次の曲…?
今まで見ていただきありがとうございました!
評価やブクマが増えるたび、画面の前で一人ニヤついていました!笑
何より、みなさんがアクセスしてくださることが嬉しかったです!!
アクセス数がどんどん増えていくのを見て感謝の気持ちと、次のお話へのやる気がどんどん溢れてきました!
『無声の天使』はここでおしまい。
アンコールとして書いたこのお話は、続きを書くつもりですがしばらく先になりそうです…。
それはさておき!
今回、初投稿作品の『無声の天使』が無事完結まで迎えたのは皆さまのおかげです!!
本当にありがとうございました!!
感想を書いてくださった兎村ポンコツ様、本当に本当に嬉しかったです!
たまに見て「頑張ろう!」とやる気を出させてもらってました!笑
ありがとうございました!!
さて、長くなってしまい申し訳ありません。
これからもまだまだ未熟でだめだめな愁音ですが、応援していただけると嬉しいです!
またどこかで!
本当にありがとうございました!!!!




