鈍角、鋭角
どちらだって、角だから。
尖っているのに変わりはなくて。
それが、尖っているのか。
より尖っているのか。
比較して、初めて、あぁ。
尖っていたんだな。
その結論が出てくる程度。
例えば、気に入らないとか。
自慢話?とか。
笑うとか。
それは、きっと。
鈍い僕には、鈍角。
言っている君には、きっと平行角。
叩いてるつもりもない。
刺してるつもりもない。
君から見た平行角は、僕から見たら鈍角で。
きっと、向こうから見直したら、鋭角だろう。
つもりの無いものが、傷をつける。
嫌がっているふり。
嫌いだと言っているふり。
自分が角を付けていることに、気が付かないあなた。
どうしよう、これも。
僕が、鋭角を振りかざしているのかい?
君には、鈍角に見えるかい?
こんなことを書いている僕は、きっと鈍い。
鋭かったら、もうここにはいない。