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桜葉学園Dreams  作者: 桜月澪音
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1話 アカネside

私、朝日奈朱李はアイドルを目指している桜葉学園中等部3年生。今日から3年生ってことで今からクラス替えの掲示板をゆっくり見に行こうとしてる。

「入学式が始まります。生徒の皆さんはクラスを確認し、急いで式会場に座ってください」


え?もうこんな時間?ゆっくり見れないじゃん……。

私は早めに掲示板の所に行き、式会場へと向かった。





入学式って新入生は緊張するもんだと思うけど、うちはエスカレーター式だからそんな人は滅多にいない。むしろ自信に満ち溢れてる感じ。もし緊張してる人がいれば、多分外部受験してきた人だろう。


「では、理事長からの挨拶です。」


うわあ……話長いんだよね~。そういえば、理事長って有名な人なんだよね。よくテレビで見るし。

とりあえず話は聞き流すか……。


「……突然ですが、発表があります。」


……え?急に何なんだろう?



「3年、朝日奈朱李、屋代菜乃羽、2年、吉野恵、小日向梨月、1年、有栖川雫、風芽夢加の6人をアイドルとしてデビューを認める。以上だ。」


その瞬間会場内が静まりかえった。


_____え?


「うそっ!なんで私じゃないのよ!」

「そんなっ……。私頑張ってるのに……。」


他の生徒達の嘆きを耳にしながら私は戸惑う。たまに、期待されてる生徒がデビューするときが年に数件ある。でも、早速こんな事が起こるなんて……しかも、私。

ところで、入学式の挨拶がこんなのでいいのかな?


「っていうか、何で1年生も?今日入学でしょ?」


そうだ。呼ばれたのは1年生もだ。そりゃ2、3年も黙っていない。


「呼ばれた生徒は後で理事長室に来なさい。」


そう言うと、理事長は舞台から降りていった。

本当に入学式の挨拶がこの内容っていいのかな……。


本当にこの学園の入学式は毎年まともじゃない。

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