『プロローグ』
この度冬の夕暮れと合作を出させていただく猫かぶった猫です。よろしくお願いします。
冬の夕暮れとはリアルでの友人(?)で、前々から「小説書こーや」みたいな話をしてました。その話をしたのが2025年10月…!
時の流れとは怖いなぁと思いました。
そうこうしてる間にインフルは流行り、カップルの破壊と創造が繰り返され、レコ大をMrs.Green appleが獲得して年が明けました。
これからはそんなに日を空けないように善処しますのでどうか、応援の程よろしくお願いします。
P.S. 私にとっての「善処」とは
「善いものにしようとするけどできなくても処うがないよね」
だと思ってますので、お間違いなく。
ではまた後書きで
いつもどおりの平穏な毎日が、いつまでも続くと思っていた。あの時までは――
俺の名前は木山夜一。高1である。夜の一と書いて夜一と読む。
「おはよー」 「おっは、そういえばさー」
「え、ねぇねぇ、昨日のあれさぁ...」
「やばいやばい!課題やってねー!写さしてー!」
教室が喧騒に包まれている中、俺は一人、ぼっちを極めていた。
別に友人がいないわけ...ではある。
「やぁモブ陰キャ、今日もボッチ?」
「...」
やはり来たか…
こいつは山崎。いつも俺に嫌味を吐いてくる暇人だ。まぁ俺は平和主義者なので優しい目で中指を立ててやっている。まぁこういうやつは無視するに限るので応答はしない。
「なんだよお前黙りこくりやがって、国語の授業ちゃんと受けてんのか!?」
山崎の取り巻き(パシリ)A
高橋目高橋科のタカハシビロコウだ。
顔もちょうどそれっぽい。
長谷:「お前ちょっと勉強ができるからって調子に乗んじゃねぇぞ!」
同じくB
長谷目長谷科のナガヤ・ナガヤだ。
ゴリラ・ゴリラ的な。
そう言い机を蹴ってくる。つくづく暇なやつらだな、と思いながら無視の姿勢を貫く。
「座れー、出席とるぞー」
「チッ。」
そういわれると、バタバタと自分の席に戻り、席に着く。
この毎朝の光景は、全員の馬鹿さを表しているようで、非常に愉快。毎朝の楽しみになっている。
「...新井...石川...伊東...宇野...」
担任が全員の名前を呼び終え、朝のHRが終わり教室はまた騒がしくなっていった。
―そして、一限目が始まろうとしているのだった―
さて、一限目は...数学。
だるい。
―次に、二限目が始まろうとしている―
二限目は...国語。
―さらに、三限目が始まろうとして…―
...三限目が...保体か。
―だるだるの四限目が…―
四...限目...理科...
―もうやだ、五限目…―
...五限目英語か...
―そして、全時間が終了した―
部活に入っていない俺はそのまま帰路につこうと靴箱へと向かう。
今日も帰ったらアレが始まるのか…そう思うと授業の疲れが重みを増してくる。アレとは習い事である。空手とも柔道ともわからない武道をやっている。別に自分自身の意思で始めた訳ではないのだが祖父が半ば強制的にやらせてくるのだ。祖父が言うには
「男ならば武術を学ぶことは当然だ!我が家の男から貧弱者はださせんぞ!」
とのことだ。まったく迷惑この上ない。そう回想を巡らせている内に靴箱についたようだ。周囲を警戒しながら靴箱を開ける。今回は何もないようだ…よかった。
以前靴箱の取っ手部分の裏に画鋲が仕込まれてあったのを思い出す。アレは痛かったなぁ
と思い出しながら中を見る。そういえば中に入ってたことも…そこで思考が止まる。
今までも、おそらくこれからも縁がないであろうものがそこにはあった。
ラブレターである。
そこで木山夜一16歳は超高速思考記憶回帰を発動する…!
説明しよう!超高速思考記憶回帰とは!超高速で夜一の記憶を回帰(手探り)させ、超高速で思考を進める(手動)技である!つまり、超高速手作業ということだ!
俺に女友達…居ない。女子の知り合い…居ない。そもそもの友達や知り合い…いない。
「……ウ」
これ以上考えると目から雨が降るのでやめておく。が、まぁ無難に人違いであろう。この学年に木山はもう2人いるしな。まぁ?一応?確認のために?中を見ようかな。うん。確認だから!そう自分に言い訳しながら中を見る。するとそこには
木山夜一くんへ♡
伝えたいことがあるので放課後4時に北校舎2回の奥の空き教室に来て下さい!待ってます
と、全体にはハートが撒き散らされ、女子っぽい丸い字で書かれていた。スマホを取り出し現在地時刻を見る。
15時54分
その瞬間北校舎へと走り出した。北校舎の2階の空き教室といえば、今は物置のはず。全身に秋の寒い風を受け廊下を走り抜けていく。最近の日本は秋と春がないんじゃないかと思えるほど寒暖差が激しい。そんなことを思いながら北校舎2階へと上がる。心臓を高鳴らせながら空き教室へと歩みを進める。五月蝿い鼓動を落ち着けながら空き教室の扉を開く。すると…
誰もいなかった。
時間を見る。
15時59分
間に合ったはずだが…。騙されたのか、と落胆し少し窓の外の景色を見る。
「はぁ…」
溜息をついていると後ろで扉が開いた音がした。まさかと思い振り向こうとした瞬間、背中に衝撃が走った。俺はその勢いのまま、ろくに受け身も取れずに床に投げ出される。
「よぉ、クソ陰キャ!よくノコノコ来てくれたなぁ!」
山崎だった。状況が分からず戸惑っていると、山崎は俺の右頬に蹴りを入れてくる。
「…っ!な、なにすんだ!」
山崎は取り巻きを連れ、骨を鳴らしながら近づいてくる。その中には朝いなかった奴もいる。
宇野貴子だ。
宇野は山崎の彼女らしく、いつも何かと気に入らないことがあれば山崎にチクるスピーカーみたいな女だ。(このくそビッチが)
「まさか本当に来てくれるとはなぁ!」
「なんでお前らがいるんだ!」
たまらず叫ぶ。そんなことは考えれば分かるはずなのに。
「ん?あぁ、お前まさかあの手紙本物のラブレターだとは思ってねぇよな?w
あれはお前を呼ぶためのエサだよ!宇野に書かせて正解だったな!」
「な、なんでそんなこと…」
俺は後ずさりながら質問をする。
「そんなの決まってるだろw」
笑いながら山崎が詰め寄ってくる。
それに合わせ、取り巻きも動き出す。
「お前のその態度を直さないといけないから、なっ!」
胸ぐらを掴まれ、窓に背中を強打する。激しく咳き込み、床に倒れ込む。この馬鹿力がぁっ…山崎は倒れた俺の背中を足で踏みつける。
「最近お前調子乗ってんだよ!」
「朝も無視しやがって!」
取り巻きどもも攻撃を始める。一対一なら勝てただろうが、この人数差だ。しかも山崎に抑えつけられ自由に動けない。これではリンチだ。
「おらっ!一回死んで反省しろ!」
取り巻きは喋りながらもリンチを続ける。
「ほら!土下座して誠意を見せろよ!」
されるがままに体中をボコボコにされ、歯も折れ、おそらく骨も無事ではないだろう。
意識が段々となくなっていく。
う…俺の人生…こんなとこで…クソ野郎どもがぁっ…!
「ねぇ、ちょっとそいつ生きてる?」
突然、宇野が口を挟む。
「た、確かに…動いてなくね…?」
「わ、私何もしてないから!」
そう言い宇野は、急ぎ教室から走り去っていく。それに続き、取り巻きや山崎たちも
「おい!貴子待てよ!」
「ちょ山崎、お前も待てよ!」
足音が消え、教室が静寂に包まれる。
せめて…だれか呼べよ…ゴミども…
意識は薄れ、血で染まった視界もぼやけ、役割を果たしていない。身体に力もはいらず、痛みも薄れていく。
ま、まさか…俺こんなところで死ぬのか…?
くそっ!あいつ、ら…生きてたら…殺して、や…る…
そこで俺の意識は途絶え、そして二度と目が覚めることはなかった。この世界では。
「あの前書きはなんなんだこの猫ォ!」
「…?なにか不備でも?それともストレス?ハゲるよ?」
「ここみろ!てめぇ、紅白書いてねぇじゃねぇか!」
「…?なにを言ってらっしゃる?」
「だから!年越しといえばの紅白を書いてねぇじゃねぇか!基本日本人ってのは年越しは紅白を見るもんなんだよ!」
※個人の感想です
「…??けどそれって個人の感想では?現に私紅白よりその後の年明けCDTVのが好きですし。頭腐ってるのでは?良い病院知ってるんすよ。教えましょうか?」
「てめぇこそ考える頭腐ってんじゃあないの!?ほら、この番組表みてみろや。紅白が23:45終了、その後CDTVが始まるんだ。両立できるんだよォ!どうだァ!」
「テレビを観る以外の選択肢がない…?ボッチかな…?うちの主人公かよ」
さぁこの紅白信者は置いといて、いかがでしたでしょうか。まだ何も分からないと思います。そらそうです。本編は次回から始まりますので。では次も楽しみに待っててください
「あぁ?だれが紅白信者でハゲ予備軍のボッチだって?てめ…あ、尺がもうない?えー…お楽しみに!」




