第6話.先生の説教
第6話です。これから面白くなってくるのでもう少しバカ話に付き合ってください。
残っていたヒャッハーとゴブリンソルジャーを手早く倒した後、ソウはアイテムボックスを創ろうとしていた。
「概念創造」
先生に教えてもらった通り、まずはアイテムボックスという概念を創る。もちろんイメージしたのはド〇えもんの四次元ポケットだ。
その後は、アイテムボックスを実際に創るだけだが、一つ問題が生じた。それは、どんな見た目にするかだ。
バッグかポーチかリュックか。はたまたポケットにするか。
《周囲の目を考えると、それが何でも好きなだけはいるマジックアイテムとばれにくい見た目にすることを推奨します。》
そうか。自分から問題を創る趣味もないし、どうするか。
そうだ。指輪にしよう。
そう思ったのは、外見からはなんでも入る素晴らしいアイテムだとは考えにくい外見というのもあるが、自分に好きな人にあげれる、という点だ。
何を急に、と思ったかもしれないが、独身貴族だったソウにしてみては、なかなかに重要な問題だったのだ。
好きになった人に素晴らしいものをあげられる。もう2度と会えない大切な人に渡せなかったというトラウマをソウは持っている。そのため、もう止まれなかった。
もし攻撃を受けたら結界とかを張れるようにしておいてもいいかも、などと思ってしまったのが運の尽き。
「概念創造」
結界という概念を創ろうとスキルを使用しようとすると、
「ぐおぅ。」
体から何かが大量に何かが抜けてく感覚があった。
《なにやってんですか?!》
珍しく…まだ数時間しかたってないが…先生から想像がつかない焦った声が響く。
やべーすごく眠い。そう思った時体の中に電撃が走った。
「痛い痛い痛い!」
《バカなんですか?あなたは。いきなり高度なものを創ろうとしないでください!》
「いやその前にさっきの何?」
《アレはお仕置きシステムの電撃君です。もしご主人様が変なことをした時用にアルメダ様がつけてくれました。》
あのヤロー。余計なことを。でもなんで急にそんなことになったんだ?
《高度なものを創ろうとすると膨大なMPを使うと言ったじゃないですか。今まで創っていた概念はご主人様にしか影響しなかったり、創れたりしかできないものだったからあのMP量で済んだのに、急に世界に大きく影響を与える概念を創ったからですよ。》
そんなに結界が世界に影響与えるか?
《与えまくりですよ、そんなこともわからないのですか⁈魔法で結界が発動するようになれば、ある一定の強さを持つ人なら誰でも使えるようになるんですよ。しかも力量によりますが攻撃を無効にするよな代物です。あるものをなくすという効果は世界の理に大きく近づきますし、戦闘方法も大きく違ってきます。》
なるほどね。でもそんなのわかんないじゃん。先に教えてくれても良かったんじゃない?
《いい加減にしてください!!》
やべ、地雷踏んだと思ったが、時すでに遅し。怒涛の説教がコンマ数秒続いた。
全然怒られてないじゃん、と思ったそこの君!いや君って誰だよ、というのは置いといて、思考加速を忘れてないか?
思考世界を約10万倍に引き延ばした世界で延々と説教をくらう、その時間約200時間。
やりすぎた!とは思ったが今回の非は完全にこっちにあるので何も言えない。
「いやもし先生が具現化したらあげようかと思ったんだけど」
と言うと、
《ご、誤魔化さないでください!で、でもくれるのならありがたくもらっときますけど。》
こ、これはいつも真面目で厳しいけどたまにデレるという伝説のツンデレか⁈
《もう一回怒られたいのですか?》
ごめんなさい!思考世界の中で土下座する勢いで謝り倒す。
《まあ、もし同じようなことをしたら私が勝手に対象設定わします。》
対象設定?なにそれ美味しいの?
《例えば、今回も私が介入したように創った概念や魔法の対象になったり使えたりするのがご主人様に関係しているものや生き物のみに限定したりすることです。》
へー、そんな便利なことができるんだ。ていうか、さっきも介入したのね。
《もういいから早く指輪を創ってください。》
そうだね。そうしよう。この機会を逃さずにこの話題から離れる。
「物質創造」
アイテムボックスと魔力を空気中から充電、いや充魔して攻撃を受けた時に結界が自動的に張られる超高性能な銀色の指輪ができた。
何か問題が起こる前に、と早速倒したモンスターの死体を入れ、走って家に帰るのであった。
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