第3話.脳内秘書
第三話です。
「んん…。」
木でできた天井が見える。
眠い。朝が苦手なんだよなー。って、あの駄女神がどんな体にしたのか確認しないと。
「鏡、鏡はどこだ?」
見つかんねー。物を探すことが苦手でいつも怒られていた気がする。
《鏡を探さす創ることを推奨します。》
誰?きれいな女の人の声だ。べ、別に飢えてるわけじゃないもんね。
《能力『叡智』によるサポートです。》
名前は?叡智さん?
《名前はありません。》
そうなの?じゃあ今は先生て呼ぼう。もしいい名前が思い浮かんだらつけてあげるよ。
《ありがとうございます、ご主人さま。鏡はもういいのですか?》
そうだ、鏡だ。すっかり忘れてた。
《能力『創造』は何らかの合図で発動します。能力『創造』で創るものの種類には、物質、生物、概念、世界があります。合図はご主人さまで決めて持らってかまいせん。合図をしたら作りたいものをイメージし、どこに作りたいかを考えます。》
合図?どうせならかっこいい方がいいかな。…物質創造とかかな。
《素晴らしいです、ご主人さま。では早速能力を使用してみてください。》
「物質創造」
自分の少し前に全身を映せる大きな鏡をイメージする。
すると、目の前に高さ1mほどの鏡がなにもないところから現れた。
「スゲー。」
思わずつぶやく。これがあればトイレに入ったとき紙がなくても安心だ。
白い髪に青い目。10歳くらいの背丈。
これがあの駄女神の趣味?なんつーか、小さい男の子が好きなのか?少し中二病ぽいし。
「まあ、、思ってたよりましだな」
《アルメダ様からの伝言です。あなたの名前はソウだと言っておりました。後ステータスの確認をしてほしいと。》
ステータス?どうやって見るんだ?
《ステータスオープンと詠唱してください。》
「ステータスオープン」
ステータス
名前:ソウ
種族:人間
称号:神の使徒、異世界人
体力:1000
筋力:1000
魔力:1000
MP:10000
知力:1000
防御:1000
敏捷:1000
能力:『暴食』『叡智』『創造』
これは高いのか?標準がわからんからすごいのか実感できない。ていうかMPと魔力の違いって?MP桁一つ間違えてない?勝手に神の使徒にされてるし。
《普通の男性のステータスは体力と筋力と敏捷が50〜70、魔力と知力が30〜50、MPと防御力が100〜120です。魔力は高ければ高いほど高レベルの魔法が使え、MPは魔法に使うエネルギーです。知力は並列思考や思考加速、記憶力が上がります。》
高!高すぎない?逆に何に使うん?知力って元の世界のIQとはぜんぜん違うんだな。
《魔力とMPそして知力は能力の使用に使います。能力『創造』はもはや神の権能に近いので他のスキルや魔法とは格が違います。よって使用するためには高度な魔力や膨大なMP、そして使い勝手を良くするために高い知力が必要となります。また、ご主人さまは、ほとんどの魔法が使えますが、能力『創造』を使用することを推奨します。少し使うMPが多いですが、ご主人さまのMPを考えれば問題ありません。例えば炎を出したいときは火魔法を使うより『創造』を使用して炎を作り出す方が効率よく、効果的に発動できます。周りからは、普通に非魔法を使ったと思われますし。》
なるほどね。『創造』って万能だな。ちなみにMPはどれぐらい必要なの?
《ものによりますが最低でも80は使います。高度なものを創るにはそれ相応のMPがいります。それの解決策が能力『暴食』です。これは常時発動型能力なので敵を倒すと同時にMPや体力を回復、すべてのステータスを相手が持っていた分だけ上げます。スキルも奪えるのでとても便利です。》
おおー。『創造』も『暴食』もすげー。でもこんな説明をしてくれる先生が一番すごいかも。
この世界にはレベルとかはないの?
《ありがとうございます、ご主人さま。レベルという概念はありませんが、ステータスや能力は戦闘や鍛錬をすると上がったり手に入れることができます。また、能力『暴食』や『叡智』、『創造』は元々完璧なのでありませんが、普通のスキルにはランクがあり、基本的に最初はlv.1で、その能力を使い込むと上がります。最高でlv.10です。最初に、この家の近くにいるモンスターと戦って、慣れることを推奨いたします。》
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