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創世の魔法使い  作者: 朱雀
第一章.始まり
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第2話.神達との会話

第二話です。

「あぁ…」


 体が軽く感じる。


「あれ、ここどこ?」


 広がるのはあたり一面が真っ白な世界。

 死んだら天国に来ると思ってたけど…残念。


「こんにちは」


「こんにちは」


 誰?もしかして死んだ仲間同士?


「驚かない人は久しぶりです。」


 息をのむほどの美貌を持つ女性。しかもそれが2人。


「驚いてますよ。職業柄あまり顔に出ないだけで。」


「今回は面白そうなやつが来たな」

 野性味あふれる男が何もないところから現れて言う。イケメンだ。べ、別にいいなとおもってないもんね。


「これはどういう状況なんですか?」


 すこし悲しくなりながらそう訊くと、


「きみが子供を助けて死んだのは覚えてるか?」


 今度は金髪の強そうな剣を持ってるやつが言う。爆発しろ!


「一応言っとくと、お前が何考えてるのかわかるんだよ?」

 うそっ、まじで!!


「申し訳ございませんでしたー!」


 隊の上官に怒られたときに鍛えられていた敬礼で謝る。


「もういいから、それでさっきの質問の答えは?」


「もちろん覚えてます。」


 持ち前の反射神経で即答すると


「実は私たちはエグジム、あなたたちの言う異世界の神達なのよ。君に助けられた子供は地球の神達に愛されている子でその子を助けてくれたお礼に異世界で記憶を持ったまま生活させるようにしてほしいといわれているのよ」


 は?何言ってんの?実は地球も結構ファンタジーだったの?


「その子は神達に愛されているのにあんな事件に巻き込まれたのですか?しかも僕にそんな対応してもいいんですか?」


 中学生ぐらいのころライトノベルを読んで脳内妄想で自分を登場させていたという黒歴史を持つ創来は、すんなりと話の内容が入ってきた。現実逃避って楽しいよね。

 あんな黒歴史も役に立つなんて…。


「そこが不思議なんだよねー。地球の神達も防げなかったって言うし。2個目の疑問は問題ないよ。僕たちにもメリットがあるし。」


 メリット?なんか嫌な予感がするな…。


「私たちが鑑賞するのよ」


 やめろ!やめてくれ!ずっと見られてる生活なんてヤダ!もう異世界に行く気満々な創来であった。


「それで、私たちの世界に来てくれる?」


「行くに決まってんだろ!」


「ありがとうございます。ならまず自己紹介から。私は創造神のアルメダです。嫌いなものは仕事です。」


 最初に話しかけてきた女性が言う。神って仕事あんの?仕事嫌いって駄女神じゃん。


「一応もう一回行っとくけど何考えてるのかわかるのよ」


「そうでしたね、すみません。」


 なんかもう、この人神って感じがしない。


「この子急に私のこと軽く見始めたんだけど」


「あなたには貫禄のかの文字もないからね。私は魔神のケルト。魔法を使いたかったら行ってね。」


 魔神って悪役なイメージだけど。これから行く世界はそんなことないみたいね。魔法があるなんて、素敵♡。


「おれは獣神ファウストだ。」


 イメージ通り過ぎる。


「僕は戦神のバスターだよ。よろしくね。」


 戦神だよね?もっとガサツなイメージなんだけど。軽い人なの?


「ほんとは神って合計50人近くいるんだけどね。」


 多っ!そんなにいてどうすんの?


「あなたたちの文化は知ってるけど、私たちの世界、エグジムはあなたたちが喜びそうな世界よ。剣と魔法の世界で天使や悪魔がいて獣人もいて冒険者も勇者もいる。能力(スキル)やステータスの概念もあるわ。」


 まじか!!子供のころの夢がかなう!!


「ありがとう。もう幸せだよ。」


「き、急にどうしたの?」


 やば、ひかれてる。これがヲタクの宿命か…


「ま、まああなたのステータスは平均よりはるかに高くしてあげるしレベルの上限もなくしてあげる。」


「そんな特別待遇してもらっていいんですか?」


 最初は手放しで喜びそうになったが話に裏がありそうで怖い。昔詐欺にあったことあるし。


「もちろん。私たちが鑑賞するのにつまらなかったら駄目じゃない。」


 やっぱり裏がありやがったか。でもそれでこんな異世界ライフができるなら仕方ないか。


「あとスキルも上げる。『暴食』、『叡智』、そして『創造』よ」


 なにそれ?なんか強そう。


「『暴食』は倒した相手の能力(スキル)とステータスを奪う能力(スキル)、『叡智」は森羅万象を知るサポート役、ようは脳内秘書みたいな感じね。そして『創造』は想像したものを創造する能力(スキル)よ。」


 は?チートかな?でも脳内秘書って単語には惹かれるなあ。


「すごい強そうな能力(スキル)だけど、すごいラノベとかで聞きそうなスキルだな。あと、『創造』って能力(スキル)は何を創れるの?」


「なんでもよ、物質から生物、そして概念も創れるよ。まあそういう詳しいのは能力(スキル)『叡智』から聞いて。めんどくさいから。」


 やっぱり駄女神かよ。でもこんな好待遇だから文句は言えないよな。


「じゃああっちの世界に体を創ったからその体で生活してもらうね。あと、山奥に出すわよ」


 山奥?まあいいか。人がいないほうがいろいろ試せるし。

 その体ってのは高身長のイケメンで年をとっても渋い見た目がいいな。モテる見た目がいい。異世界ライフはハーレムって相場が決まってる。ハーレムじゃない異世界ライフはただのゴミだ!


「ちなみにどんな体なんだ?」


「喜びなさい。私の趣味を詰め込んだわよ。」


 やめろ!嫌な予感しかしない。


「頼む!ちゃんとした見た目にしてくれ!」


 そう頼みこむが、


「それでは素敵な異世界ライフを。あと町に行ったらぜひ協会にお祈りに来て。お話しましょ。」


 その声を背に、一気に視界が暗くなっていった。

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