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クリスマスイブにキャンプに行く

初投稿です。宜しくお願い致します。


皆様こんにちは、


埼玉県に海ってないですよね?


月って2つないですよね?


私、おかしくないですよね?


私、山口桃花、29才、独身、OL、



絶賛、現実逃避中です。



クリスマスイブにキャンプに来た私たち、なぜか異世界に来てしまったようです。


混乱した私ですが、隣の親友のいつもよりハイテンションな様子が心配です。




「鈴、何で嬉しそうなの?」


「え?だってステータス画面出たよ!」


「ステータス画面とは?」


「ステータスオープンって言ってみて!」


「イヤイヤ、そんな恥ずかしいって、そうじゃない!!何でこの状況で、嬉しい感じ?何で?焦ってる私が変なの?何が起こってるの?」



何故かいつも比較的冷静な私より、いつもちょっと天然な鈴が冷静なの?

そうか、天然だから…納得して良いのか?

まあ焦ってどうにかなる感じではないか~(遠い目)



気を取り直して、鈴のお陰で、ちょっと冷静になれた私…

「スー、ハー、スー、ハー」こういう時は、まず深呼吸。「ヨシ!!」




「ステータスオープン」恥ずかしい~

出たわね~(ちょっと嬉しいかも?)



真逆の二人だけど、とても仲が良かったりする。



「これは、鈴のステータスも見えるのかな?」


「どうかな?並んでやってみる?」


「「ステータスオープン」」

あれ?自分のしか見えない。


「お互いのステータス確認してみようか。」



名前   山口桃花

年齢   29才

レベル  1

魔力   ∞

属性   水 土 光

スキル  ストレージ 言語理解



名前   片桐鈴

年齢   29才

レベル  1

魔力   ∞

属性   火 風 闇

スキル  鑑定 言語理解



「何か、見事に属性違うね。」と私…


「魔力 無限ってことだよね!言語理解って言葉の心配もないし、チートだね!!」と鈴…


「でも、レベルが 1 だよ?」


「もう、桃花、いつも前向きなのに!アッ!!お腹が空いてる?」


「確かに…」



幸い、テントの近くの荷物も無事だったので、予定通り?クリスマスディナーの準備に取り掛かる事にした。


他にすることあるのでは?


安全確認とか?



夏休みの宿題、最終日に徹夜するタイプですが、何か?





メニューは、ローストチキン!!クリスマスですから(笑)

ダッチオーブンに、処理済みのチキンと野菜を入れ、塩胡椒をして火にかける。

メインディッシュが、出来上がるまで、お互い好きなおつまみを用意する。

テーブルいっぱいに、シーザーサラダ、大根サラダ、生ハムの盛り合わせ、刺身の盛り合わせ等々…


私は、お気に入りのパン屋さんのバケットも出して、まずシャンパンを抜く、

鈴は、枝豆を並べ終え、取り敢えずビールで、


「「乾杯!!」」  「「プハ~~‼」」  「「最高!!」」


食の好みは違えど、息はピッタリだったりする二人である(笑)



私は、シャンパン1本空け、鈴は、500mlのビールと日本酒710ml空けた頃、

いい感じに、ローストチキンが出来上がったけど…

すでに二人とも、かなりお腹いっぱいである。

張り切って美味しい物を、つい二人分づつ用意してしまったのは、仕方ないと思う…

お酒がすすむとお箸もすすんで、ローストチキンも最後に控えるクリスマスケーキも残念だけど、

今は無理~~~


「ローストチキン、今食べ頃で、冷めたら残念だね~、」


「桃花!!確か、スキルにストレージあったよね!!ストレージって時間経過無くて、何時でも入れた時の状態を保てるんじゃないかな?」


「え?そうなの?」


「試してみない?」


「分かった!!けど、どうやるの?」


「う~ん…小説とかだと、イメージが大切らしいんだけど…」


「イメージ…」何と漠然としたアドバイス…


ちょっと酔ったかも・・・


「やってみる。」


私は、魔法の棚に置くイメージでダッチオーブンに触れた、「熱っ!!」と一瞬でダッチオーブンが消えた!?


「ストレージに入った?」


「桃花、すごいよ!!消えたよ!!まさにイリュージョン!!」


「自分でもビックリだよ。どうやって取り出すのかな?取り出すイメージ?」


「桃花、待って、耐熱グローブした方が良くない?」


「そうだね。つい焦っちゃった。ありがとう鈴。」




その後、色々試す私たち…



鈴の小説の知識だけをもとに、ウォーターボールやら、ファイヤーボールやら、エアーカッターやらやら…

恥ずかしすぎた割には、滴程度、ライターの火程度、そよ風程度等々…


やっぱり、レベル 1 ですから!! 恥ずかしいだけだったかも?


でも、ダッチオーブンに触れてちょっとだけ赤くなった指に、光属性の治癒魔法で、ヒールって治すイメージで赤みが退きました!!



「レベルって、どうやって上げるんだろう?」


「う~ん…練習あるのみじゃない!」


「なるほど…どうやって練習するの?」


「うん?う~ん…」


「「…」」





「何か眠くなっちゃった。」


「私も、まあ分からないこと考えても仕方ないし、ちょっと休みますか」


「賛成!」


いつもより全然飲んでないけど、朝早かったし、お店たくさんまわって買い物いっぱいして

酔いのまわるの早かったかな?

異世界?かんけいないよね?



「「おやすみなさい。」」



夏休みの宿題、最終日に徹夜するタイプですが、何か?







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