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Afte:r  作者: こーはい
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始時の契り編 その2

Afte:r 始時の契り編の2話です。


朝のHR、俺は電車を降りる時といまさっきの声に着いて考えていた。

(あれはなんだったんだ?幻聴にしては出来すぎてる気がするし、うーん、、、)

考えていると、外に違和感を感じた。俺の席は窓側で外の景色が見える。そしてその外の景色に何か()()()()()()()が見えた。

(ん?さっき何か見えたような?)

そう思って見ていると、声がかけられた。

「おい青崎!聞いているのか!?」

杉山先生だ。

「はい、聞いてますよ?」

「それじゃあ、先生が何言ったか言ってみろ」

(たく、小学生じゃねえんだから)

「えーと、ハンバーグ?」

「なんでハンバーグがでるんだよ!たく、休み時間に他のやつに聞いとけ」

「分かりましたよ」

後であいつ(譲治)に聞いておこーっと。

「それじゃ、休み時間に次の時間の準備しとけよ」

そう言ったあと号令を済ませ、休み時間になった。

次の準備をしているとあいつが話かけてきた。

「よう、青崎!お前wハンバーグはないなw」

「うるせぇな、で?先生何言ってた?」

「えーと、確か最近物騒だから部活はせずに早く帰れと5時間で授業は終わりだったかな?」

「そうか、分かった。」

そうだ、こいつに今日の事聞いてみよう。

「そういや譲治〜、今日妙な事が起きてよ。」

「どうした?童貞w?」

「うるせぇ、てめぇもだろうが」

「冗談冗談、どうした?お前がその顔するなんて、らしくないぞ?」

「いや、実は今日幻聴が聞こえてさぁ」

絶対やべぇ奴と思われるため、幻覚を見たことは伏せておく。

「幻聴?うーん、今日顔色悪かったし幻聴聞こえても不思議じゃないと思うぜ?」

「そうだよな」

「じゃ、次授業の準備したいから俺戻るわ」

「おう分かった」

「次は国語か、めんどくせぇなー」

そう言って俺は席に着いた。

時間は経つのは早く、幻聴と幻覚の事を考えてたらあっという間に放課後になった。

「ふぅ、ようやっと終わった」

「青崎ー、飯食いに行こうぜー」

廊下を歩いていると譲治が話かけてきた。

「おういいぜ、近くのファミレスでいいか?金欠でよ」

「ああ別にいいぜ、じゃあ朝凪も連れてこいよ最近野菜のメニューが美味いし」

「確かにあいつ(朝凪)野菜好きだしちょうどいいか」

俺たちの行くファミレスはコストと言う地元の安いファミレスだ。

「譲治は先行って席取っといてくれ俺はあいつを迎えに行ってくる」

「 OK、じゃあ先行ってるわ」

そう言って別れた。

「よし、迎えに行くか」

そう言って迎えに行った。

あいつのクラス(1―3)に行き、朝凪を呼んだ。

「おーい朝凪!飯食べようぜ!」

「ちょ!時雨君!?」

俺が呼んだ瞬間クラスの女子が一斉にニヤニヤし出した。そんなのは関係ない。

「なんだよ、誘うんだから呼ばなきゃ誘えねぇだろ?」

「そうだけど!メールで呼べばよかったでしょ!」

「やだよめんどくせぇ」

「めんどくさいって、、、それだから彼女出来ないんだよ、、、」

「うるせぇ!!お前もあいつ(譲治)と同じ事言うか!!」

「はいはい、それじゃ行くよ」

「ちょ!待てよ!」

キム〇クのセリフを言いつつ、追いかける。

ファミレスのコストは学校から徒歩7分の所にあり、俺たち陽正高校の生徒の憩いの場になっている。

しばらく歩いていると

コッコッコッ、、、

革靴のような音が聞こえた。

(?何か音が?)

振り返るとドッと人にぶつかった。

「おっと、どうしたんだい?大丈夫か?」

「ああいえ、すみませ、、、」

そこに居たのは大柄の男が立っていた。ガタイがよく髪も短くさっぱりしている。身長も185は軽くありそうだ。

(でかいな、何センチあるんだ?)

そう思っていると大柄の男が口を開いた。

「どうした?私の顔に何か着いているのか?」

「いえ、すみません。後ろから足音が聞こえたもので、、、」

「足音?少し近すぎたかな?」

「いえ、あなたを責めている訳じゃないんですが。しかも、、、」

その男の足音を見る、その男はランシュー(ランニングシューズ)を履いてるため、絶対あの足音は出ないはずだ。

「しかも、、、なんだい?」

「いえ、俺の聞いた足音は革靴の音だったので」

「そうか、気を付けろよ?」

「はい、こちらこそすみません」

そう言って大柄の男は去って行った。

「はぁ緊張した。にしてもほんとになんだったんだろうな?なぁ朝凪?」

「え?ほんとに時雨君何言ってるの?革靴の音なんて聞こえ無かったけど?」

「えっっ?」

マヌケな声を出してしまった。あんな近くで鳴ったんだ。朝凪にも聞こえてるはずなのに。

「時雨君、寝た方がいいよ。幻聴が聞こえるなんて、私から伊藤君に伝えておくから」

「いや、大丈夫だ。忘れてくれ」

つっても大丈夫じゃないがな、自分でもマジで病院行った方がいいと思ってるくらいだ。

「てか、早く行こうぜ?譲治が待ってるし?」

「そうね、早く行こうか」

そう言って俺達は歩いた。胸につかえを残したまま。

ファミレス コストに着き、店員に名前を言っで案内して貰うとそこにはテーブルをトントン叩いて待っている譲治がいた。

「遅いぞ!何分待たせたと思ってる!?」

「すまんすまん、少し急用が出来てよ。それを終わらせてた」

「全く、こっちは腹減ってるってのに」

「そんなに怒らなくてもいいじゃん?たった8分しか待ってないんだし?」

「普通に待ってるだけだったらな、言ったろ?腹減ってるって」

「悪かったってほら、早く飯食べようぜ?」

「まぁそうだな。食べるか」

そう言って俺は和食セットを、譲治はハンバーグセットを、朝凪は野菜セットを頼んだ。

毎度毎度思うが野菜セットって一体なんなんだ、、、?

俺達は飯を食べ終わり各自で頼んだドリンクバーを飲んでいた時。

「ねぇ2人とも、ちょっと聞いて欲しいんだけど、、、」

朝凪が話かけてきた。

「どうした?恋の相談には乗れねぇぞ?」

「右に同じく」

「もう!ちゃんと聞いて!」

俺と譲治がふざけたら怒られた。

「悪い悪い、で?なに?」

「実は最近寝れないの、いや寝れる時もあるんだけどその時は決まって気持ち悪い夢を見るの」

「どんな夢?」

俺は気になって聞いてみた。

「私が暗い所にいて、いくつもの手に追われる夢」

「そいつは不気味だな」

「うん、それで寝れる時は寝れるんだけど悪夢を見るし朝起きた時も疲れが取れる所か逆に疲れるの」

「生活態度が原因じゃね?幽霊が取り憑いてる訳じゃあるまいし」

譲治が冗談混じりで言った。

「そうだと良いけど、それでも不安で、、、」

そう言って朝凪は顔を下にした。

「まぁなんだ、どうせ生活態度が問題だしすぐ治るよ」

俺が言った後で譲治も「そうそう」と言った。

「そう、、、かな?分かった。それでもう一つあってさ、これは少し、は?ってなることなんだけど」

(は?ってなること?気になるな。さっきの話と関係あるか聞いて見るか)

「お前のさっきの悩みと関係する事なのか?」

「うん、さっき私が眠れないって話はしたよねる」

「ああ、したな」

「眠れなくなる前の日に夜に部屋の外で人影を見たの」

「人影?」

「うん、そしてここからが問題なの。その人影をじっと見ていたらその人影が変わったの」

「変わった?」

「うん、蛇みたいな化け物に」

「「はぁ?」」

俺と譲治、2人してマヌケな声をだした。化け物?意味が分からない。

「その人影が蛇みたいな化け物に変わって空を飛んで行ったの、そこから眠れなくなったの」

話を聞けば聞くほど理解出来ない。なんだよ化け物って

「まぁいいや、とりあえず今日は帰らねぇ?大分話し込んだし」

外を見ると暗かった。一体何時間話した?

「そうね、そろそろ帰ろっか?」

「だな」

朝凪も譲治も賛成し、荷物をまとめ店を出た。

「よぉ、兄ちゃんら?ちょっとツラ貸せや」

出て少し歩くといきなりチンピラに絡まれた。

(こんなマンガ展開実際あるんだな。)

少しこの世界を見直した。

「なんです?俺達帰らなきゃ行けないんですけど?」

譲治がチンピラに怯むこと無く言い返した。

「おいおい?こっちは5人いるんだぜ?」

まずいな、チンピラのリーダー格みたいな奴が言った通り向こうは5人そしてこっちは朝凪除いて2人しかも人気のない道。助けは期待出来ない。

(やばいな、、、こりゃ無事では帰れねぇわ、、、)

俺達、どうなるんだ?

そう思った今日この頃である。









読んでいただき誠にありがとございます。頑張って書くので応援の方をよろしくお願いします。(。ᵕᴗᵕ。)ペコ

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