始時の契り編 その1
小説始めました!まだ初めてで色々なミスをやらかすとは思いますが、どうぞよろしくお願いします!
ある夜俺は奇跡を見た。そしてその日の事は二度と忘れないだろう。
「はじめまして、これからよろしく供物人♪」
その男はその夜に相応しくない声でそう言った。
ジリリリリリリリリリリ!!!
ある朝俺は目覚めたうるさい時計の音で
「うるせぇな、もう少し静かに鳴けっての」
「時雨ー!!!早く起きなさい!!!」
「分かってる!」
俺の名前は 青崎時雨 1ヶ月前に高校1年になったばかりだ。高校に行けば運命の出会いがあると思ったのはまた別の話。
「時雨、おはよう」
「たく、朝から大声出すなよ。また隣のおばさんに怒られるぞ」
「早く起きないあんたが悪いんでしょ?ほら早く準備しなさい高校生にもなってみっともない」
「分かってるよ、たく」
この人は俺の母の青崎 恵美 家は早くに親父を無くして昔から女手1つで育ててきた。
「お母さん、なんで親父は死んじまったんだ?」
俺は尋ねてみた。
「その話はやめて、まぁお父さんも不幸だった事に違い無いけどそれよりやんちゃなあんたの方が心配よ」
「いや、学校だと真面目だし、、、まぁ確かに親父も不幸だったよな刺されて死ぬなんて」
そう親父は会社帰りの途中は殺された文字通り刺されて死んだのだ。誰が刺したかは未だにわかってないまぁそんな事はもう気にして無い
「俺が5歳の時にやられたんだ、もう気にしてねぇよ」
そう、親父が殺されて10年以上経つんだ。気にしていても仕方ない。
「それじゃ、行ってきます」
「ちょっと時雨、ご飯は?」
「いらねぇよ、じゃ」そう言って俺は家を出た。
俺の行く学校はさほど遠くない、確かに電車を使うが1本で行ける都立高校だ。その名前は都立陽正学校一般的な学校だ。
「あ、時雨君おはよう」
「ああ、よう」
家を出て少し歩くと後ろから、女性の声が聞こえた。
「どうしたの?元気ないね」
「そんな事はねぇよ、朝凪」
こいつの名前は朝凪小夜俺の幼馴染で小さい時から遊んでいる。
「だけど、すごく暗いよ?」
「お前のその小さい胸に聞いてみれば?笑」
ゴスッ!
「痛ってぇな!無言で蹴んなよ!」
「時雨君がふざけた事言うからでしょ?」
「分かったから、その無言の殺気を出すな」
「全く、、、そういえば課題やったの?数学」
「あっ、、、やべ」
「もう、後で見せてあげるから」
「サンキュー」
そんな会話をしていたらもう駅に着いた。時が経つのは早いねうん。ここから5つ目の駅を降りて5分歩けば学校だ。近い所選んでよかった。
電車を乗ってる時に朝凪から話しをしてきた。
「そういえば、知ってる?最近の、、、ホラ、例の殺人事件」
「ああ、知ってるあの惨殺死体が見つかったやつだろ?」
家の近くにビルが立ち並ぶ、所謂繁華街のようなものがある。そこに刺傷が大量にある惨殺死体が見つかったそうだ。
「いやー怖いな、早く犯人捕まって欲しいんだけどね」
「そうね不安だわ、でもなんでそんな事するんだろ?」
「それに親父の死因と全く同じなのもな」
「あっ、ごめんなさい。私つい無責任な事を」
「別に気にしてないよ」
最近起きた事件と親父の死んだ時の状態はすごく似ている。親父は体に何度も刺されその傷は20箇所にもなっていたそうだ。その状態と最近起きた事件の被害者の状態はすごく似ている。
「まさか同じ犯人なわけないだろな、いややめておこうマジで起きそうだ」
自分で言うのもなんだが俺はフラグを回収しやすい性格だと思っている。
とっ、そうこう言ってるうちに着いたな。
「おい、着いたぞ」
「あっ、待っててば」
そう言って電車から降りた瞬間。
(見つけた、、、)
頭のすぐ後ろで声がした。
「!!?」
慌てて後ろを振り返ったが何もいない。
「どうしたの?」朝凪が言った。
「いや、なんでもない」
(気のせいか、、、?なんかやな悪寒を感じたが、、、?)
再度後ろを見る
(やっぱり気のせいか)
そう思って俺は学校へ向かった。
(げっけっけ、、、)
後ろで下卑た声で鳴いている者に気づかず。
おる
最寄り駅を歩いて5分、短い道のりのはずなのに電車であんな話しをしたからすごく疲れた。
「おおようやく着いた。全く、俺もう歩きたくないよ、、、」
そう言って俺はクラスに入って行った。うちは1学年35人の4クラスあり、俺は1-1だ。
「おはよう」
そう言って俺はクラスに入った。
「よう青崎!!どうした?お前、顔色悪いぞ?」
「それ朝凪にも言われたぞ。この野郎」
こいつは伊藤譲治。俺の友達でよく一緒にラーメン屋にラーメンを食べに行くぐらいは仲が良い。
「たく、俺そんなに顔色悪いか?譲治?」 「ああ、悪い。見るからにって訳じゃないが結構悪いぞ?まるで何かに取り憑かれた見たいだぞ?」
「やめろ、気色悪い」
「おう、そうだな」
「まぁ、今日は早めに寝る」
「おう、そうしとけ」
そう言って譲治は俺の肩を叩いた。
「そういえば知ってるか青崎?最近この辺りで起きた惨殺死体の殺人事件」
「またその話か。全くどいつもこいつもその話ばかりしやがって主婦かってーの」
「でも仕方ないだろ?その事件が起こったのは地元でなおかつ自分達の家の近くだぜ?そりゃあ噂の一つや二つもしたくなるだろし、今じゃこの学校でその話で持ちきりだよ」
「ほんと、人はなんとも愚かな、、、」
「お前の理論じゃお前もこっち側だぞ?むしろお前はワースト1だ」
「うるせぇな、ほっとけ」
たく、人をガン〇ムみたいに言いやがって。
ガラララララ、、、
その時クラスのドアが開いた。
「ほらお前ら席に着けー」
「やべ、杉山先生来た」
杉山先生はうちの担任で。体育を教えている。背がでかくガタイも良いためみんなから某スマッシュするブラザーズに出てくるあのキャラクターの名前で呼んでいる。もちろん先生のいる前では言えない(言ったら殺される)。
「しゃあねえ、青崎この話はHR終わったらな」
「おう、また次な」
と言って席に戻った。
(ついに見つけたぞ。京一の息子よ、、、!)
「!!」
親父の名前?一体誰だ?
そんな事を気にしつつHRを聞く。
この物語を読んで下さり誠にありがとございます!
色々とおかしな点もあるとは思いますが、日々精進して行く所存なのでよろしくお願いします!