8話
「責任を取って、わたしと一緒にいてください!」
少女が照れながら、しかし真っすぐに俺の目を見て言う
「断る」
だが、そんな少女にも慈悲無く断りを告げる凪月
「な、なぜですか!?」
「ノエルと一緒にいてもメリットはないからだ」
酷だが、きつい言い方をして、とっととここから出よう
ノエルは俺の言葉にショックを受けたみたく、涙目になっていた。だが、少女も少女でムキになり、絶対に一緒に連れて行ってもらおうと策を練る
「わかりました。そこまで拒否をするなら仕方ありません。凪月さんにも事情があるみたいですし」
「お、おう。わかってくれたのか」
少女が納得してくれたことに安堵し、ノエルも俺の袖から手を引いた。しかし.....
「凪月さんは私が本当に必要ないみたいなので、自害します。遺書は凪月さんのせいで死んだと記しますから!」
「はあぁぁ!?」
ノエルはキッと俺を睨み、その細い手を自分の首に当て、静かに目を閉じた。本当に今、ここで自殺するみたいに
ちょ、待て待て、なぜそうゆう流れになるんだ!?
てか本当に首絞めてるし!
「分かったわかった!一緒にいてもいいから、まずその手を放せ!」
凪月も凪月で必死に少女を宥め、なんとか首から手を放させることには成功した
「けほ....けほ.....本当に一緒にいていいのですか?」
俺に付いていくために、自分の命までかけるこの胆力、恐ろしいな
「はぁぁぁぁぁぁぁ............仕方ないな。ロクでもないことをしたら、嫌でも置いていくからな」
「本当ですか!!」
凪月はポロポリと頬を掻き、ノエルは笑顔で喜ぶ
「とりあえず、まずはノエルの身だしなみから整えるか」
「...あっ」
ノエルも自分が裸にマントを羽織っているだけだと改めて自覚し、顔を赤くした
「で、でも、私お金ないですし」
「それは俺が出す。周りに俺が痴女を侍らしているとは思われたくないからな」
「わ、私は痴女じゃないです!」
「その格好では説得力がないぞ」
「うぅぅぅ」
ノエルも自覚があったらしく、涙目になる
「さてと、まずはノエルの服からだな」
「ま、待ってください!」
凪月の後を追い、そして2人して部屋を出た。