6話
気持ちが良い朝日が部屋に差し込み、意識が覚醒しようとしている。どうやら、あれからかなり長時間眠っていたらしい
「ふわぁぁぁ.....よく寝たな」
無理もないことだ。遭難でロクに体を休める暇がなかったからな
「ん....なんか胸辺りが妙に暖かく、それに柔らかい?」
それに、なんだか足も絡みつかれているし、吐息?みたいのも感じられる。そう、まるで人間が俺に抱き着いているみたいに
恐る恐るシーツっぽいタオルケットを退けてみると...
「なっ!!!?」
ありえない、嫌信じたくない光景が俺の目に映った
そこにいたのは、白銀に輝く美しい髪に可愛らしい顔をした美少女であった。さらに深刻なのは一糸まとわない姿、つまりこの子が全裸だということだ
「(落ち着け、落ち着け俺!これはきっと俺の欲情が見せている幻覚だ。いや、それはそれでヤバいけど!」
混乱する頭を落ち着かせ、意を決しもう一度見てみると...
「...すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ..........自首するか」
うん、これ幻覚じゃないわ。普通に見えるし
ほっぺつねったら痛いし
どう見てもこれは事案ですね。お巡りさんは決して許してくれないだろう
さやなら自由な異世界生活
こんにちわ自由のない刑務所生活!
真っ白く燃え尽きていると...
「....うにゅ.......ふぁぁぁ..........おはようございます」
可愛らしく欠伸をし、寝ぼけた目で挨拶をしてきた。体を起こしたことで前がはっきり見え、少女らしい鮮やかなピンク色のぽっちが見えた
「これが人類の秘宝か」
「ふぇぇ?」
素晴らしブラボー!
ただのぽっちではなく、美少女のぽっちをみれた今の俺は、間違いなく世界で一番幸せだろう
この秘宝、ワン〇ースを直で触ったら、きっと俺は蒸発してしまうのだろう
「.......いい匂いですぅ」
「おっふ」
寝ぼけた少女は、なんと俺に抱きついてきた。裸のままで!(ここ重要)
そしてそのまま、スンスンと俺の匂いを嗅ぎ、自分の体を擦り付けてきた
これはいわゆるマーキングなのか?
それに俺より、君の方が凄くいい匂いするよ?
うん、男の俺が言うと凄く変態感が増すよね。
「えっと、なんで君はここにいるのかな?」
出来るだけ優しく話しかけ、何故この子がここに居るのかを尋ねる。そして、俺が無実だと言うことも証明してみせる!
「?..........昨日からずっと服の中に入ってました」
「そ、そうか」
これはアウトかな?アウトだね
うん、こんないたいけな美少女を服の中に入れてるなんて犯罪だよね、ごめんなさい
でも、言い訳をさして欲しい
俺はこんな少女を服の中に入れた記憶は今まで人生の中で1度もない!!
冷や汗たっぷり流していると、少女の頭から生えている耳見たいのが顔に触れた
ん?耳??
モフモフふわふわの狐みたいな耳、そして、輝くような真っ白な髪
まるで、昨日捕まえた小狐みたいじゃないか!
「お前、昨日の小狐なのか?」
「そうですよ?」
一体何を言っているんだと言うふうに、こてんと首を傾げる少女。そしてふと、自分の体を見てビクッと震え、俺から体を離した
「きっ」
「き?」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
うん、何となく分かっていたけど....
思いっきりビンタされ、とても痛かったです