表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

枕の上に 希望の下に(12)

午後五時半の電車にて

食欲が潰れた午後二時

忙しさから

一瞬だけ抜けたけれど

また仕事に戻る

午後四時に

再び腹が減るのだろう

予想しながら

歩く靴音



自分を生かす為に

自分を削るのは

獲物を狙う動物であれ

食事中を狙われる動物であれ

同じことだ

削りながら生きている

生き物の生き方だ

それから逃げるのは

生き物ではないのかもしれない

人だって

きっと そうなのだ



目の前にある物が

細くなっていく訳でも

何かが足りなくなる訳でも

全くないのだが

気力だけは

敏感に感じている

目には見えない物だから

他人には

本当のところは分からない

分かった風を

装っているだけだ

似通った話を

一つや二つ

誰だって持っている

持っているというだけだ



ただ

同じように感じてくれると

勝手に推測している

芯の部分は

自分の他には分からない

同意を得ようと

質は違う

会話をしていたら

気づいてしまう物だ

あぁ 何か違うと

微妙にズレていると

同じ人が居ないように

同じ感情は無いのだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ