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113、お祭りに行ってみたい

 ロイドの浮気疑惑のせいで、ロイドはフェルのところに暫く来ないことになった。

 完全にマルタの信用を取り戻すまで大人しくするそうだ。


 もう大丈夫じゃないの?


 だって翌日からマルタは上機嫌だったし昨日あれからどうしたのか聞くと、もうそりゃ真っ赤になって"何もないです"って言いながら動揺しまくっていたから、すごいラブラブな事があったのだろう。


 だからもう大丈夫だよ。

 いい加減アレスを視てくれ。


 そう思ったままフェルと私のまったりお茶会は続く。


そして何だかんだで2週間位たってしまった。


 その間、私はダンスのレッスンと言う名の体力作りをさせられていた。


 そろそろ姫巫女の踊りを開始してみようかとフェルが言ってくれた。

おお、ついにですか?


 今年の"星降り祭り"には間に合わないけれど来年は間に合うかもね。って


 星降り祭りとは一年で一番空気の澄んだ、星が降り注ぐように見えると言われている日に行われる冬の祭りだ。

実際はただ普通の星空の綺麗な日だ。


 モーモ村でも木の実や葉やリボンを使った飾りを作り広場を飾り付け大人達はお酒をのんで、干し肉を食べて、皆で踊るという小さなお祭りをしていた。


 王都ではもっとそれが大規模になるそうだ。


 姫巫女がいた時はそのお祭りで踊っていたらしい。

その踊りは人々の願いを天に届けるためだそうだ。


 そして姫巫女の踊りが素晴らしければ素晴らしいほど、神から何か恩恵を授かり、人々に幸を招くと言われていた。


 実際何か貰えたかは、ニーナは特に貰っていないとフェルは言う。


 勇者信仰を禁じられた今は、昔ほどの規模でお祭りをしていないが、夜店も出たりして街の人々の楽しみらしい。


うわーーーーーいいなーーーーー行きたーーーーい!!


と言ったらフェルが軽く"いいよ~"と言った。


 フェルがお祭りに連れていってくれる約束をしてくれた!


 やっぱりお出かけは嬉しい、久しぶりに街の様子も見られるんだ。

テンションあがって嬉しすぎるーーーーーーーー!


私がはしゃいでいると「まだ一月以上も先だよ~」と言われた。

それでも嬉しい。


早く星降り祭りになあれ!



ーーーそして翌日、遂にロイドが現れた。


 やっと来たと思ったら暫くは30分で帰るそうだ。

アレスを視るのは時間がかかるし、体力も精神力も削られるので時間が多く取れる時に改めて、と言われてしまった。


 バトルステージも出さずにアレスと30分剣を交えてから帰る。

それがロイドの日課のようになっていった。


ロイドと戦ってみたりしてるがアレスの反応はいまいちだ。


アレスはどうしたら復活できるのかな?


アレスと話してみたいな。

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